THing 【シーイング】
先日来、トステムさんから受けていた取材。
やっと2010年1月号に掲載していただきました。
「育みの家」のお話やエクリュの考えるいえづくりについて、丁寧にまとめていただきご紹介されています。
興味のある方はエクリュまでご連絡下さい。 Merry Christmas!
先日来、トステムさんから受けていた取材。
やっと2010年1月号に掲載していただきました。
「育みの家」のお話やエクリュの考えるいえづくりについて、丁寧にまとめていただきご紹介されています。
興味のある方はエクリュまでご連絡下さい。 Merry Christmas!
先日来、トステムさんから受けていた取材。
やっと2010年1月号に掲載され、今日届きました。
春から縁起がいい!!(笑)
とても素敵に書いていただき、ありがたいことです。
「素晴らしい! これ誰がつくったの?!」
会社の棚に置いてあるのを見つけての第一声がそうでした。
左写真は穏景の家の窓台です。
もちろんオーダー品です。
穏景の家の窓台は出来るだけ窓台の存在を確認できないように工夫を検討しました。
そこで、どこまで窓台の厚みを無くすことができるかを大工さんを検討していました。
写真は大工さんがつくってくれた試作品です。
これならほとんど厚みを感じない。
窓台の存在を見せないようにするには、大変な手間と技術と発想と努力が必要です。
気付かれないことに頑張るのは、本当は結構大変なことだと思います。
でも、その努力は確実に感じられる人には感じられる結果として空間を構成する要素となり得ます。
ただ、そのひとつひとつはの存在は、気付かれるほど大きなものでは無く、むしろ気付かれない方が成功と言え・・・。
大きな手間などが必要にもかかわらず、気付かれないような些細な積み重ねが、空間全体に感じ取れる雰囲気として完成されていきます。
喩えると、オーケストラのひとつひとつの楽器が、こういった窓台のようなもの。
オーケストラの演奏が空間です。
誰かがチームワークを乱すほど出過ぎると、オーケストラ(空間)は台無しになってしまうので、ひとりひとりの演奏(要素)は目立たず、でも絶妙な仕事が要求されます。
穏景の家の窓台は絶妙なひとつの要素になってくれることでしょう。
ただいま準備中です。
今日は食粋の家のキッチンと玄関ドアをつくっている工場へお施主様と点検がてら工場見学をしに行きました。
食粋の家のキッチンは、その家の名前の通り「食」にこだわったお家なのですごく立派なキッチンになる予定です。
L=3640 D=950 とかなり大きなキッチン(一般的にはL=2550~2700 D=650程度)。
フルオーダーの家具で製作します。
存在感のあるキッチンになるはずです。
また、玄関ドアもフルオーダーで製作します。
玄関ドアは DW=966 DH=2600 と、こちらもかなり大きいドアになります(一般的にはDW=880 DH=2320程度)。
引き手は鋳物の引き手。
結構大きい引き手なんですが、ドアが大きいので普通の大きさに見えてしまいます。
「食粋の家」は、近い将来、料理教室を開く夢を持つお施主様の住まいです。
ですので、食を通じての「おもてなし」は、「食粋の家」で最も大切なファクターのひとつでした。
敷地の周辺の風景も、まるで「おもてなし」を演出するかのように存在していました。
だから、間取りをするのはとても自然な作業でした。
「粋(すい)」とは、混じりけのないこと。
ディテール・マテリアル・カラースキームなど、それら全てが「食」をもとに検討を進めていきました。
食粋の家はおもてなしがとても大切なファクターだったと思います。
料理教室を将来開きたいと夢のあるお施主様(奥様)のお気持ちなどが、特にダイニングルームやキッチン、パントリーなどに大きく反映されていると思います。
もしかするとまるで別荘のようと感じられる方もおられるかもしれません。
それはお施主様のおもてなしのお気持ちが結晶化した証だと思います。
窓の役割は色々あります。
光を取り込む。 風を入れる(つくる)。 景色を取り込む。 広がりを意識させる。 ファサードなどを整える。
などなど、様々な役割があります。
「食粋の家」は旧織田町の山中にあります。
風景はまさに山の中だけに美しいです。
南側には城山の山頂が見え、棚田が広がっています。
逆に北側は国道365があり、交通量も多く、走りやすい道なので大型の車が結構スピードを出して通過していきます。
窓の弱点。
熱や空気が逃げやすい。 音が通りやすい。
などがあります。
そこで、北側の窓は光と風を取り込むのみに絞り、景色は重要視しない窓としました。
本当は北の窓は景色を美しく見えるのですが・・・やむを得ず上記の選択をしました。
何より南側に素敵な景色が広がっていたので。
効率的に部屋に光を取り込むには天井面に出来るだけ近い位置に幅広く窓を持ってくるのが最適です。
そこで北側の窓の位置と形状が決定しました。
華やかな『ハレ』もながら、大切なのは『ケ』。
すごく近くにあって、だから意識しないと流してしまうような。。。
そんな日常にこそ豊かさがある。
家族を思う温かな気持ちがあるからできた。
育みの家。
シンプル
マテリアル
ミニマム
理想をギュっとしたら家になりました。
凝縮の家。