フローリングの貼り方向

穏景の家の床材はカバの無垢材(フローリング)です。
着色することなく無垢の風合いを活かした無色のオイルステインを塗装します。

通常、フローリングの貼り方向は、その部屋の長辺方向に貼ります。

根太という構造材が、基本的に部屋の短編方向に架かり、それに直行した方が安定性があったのがあったためだろうけど、最近は水平剛性を高めるため根太を使うことも少なくなった現在もその時の習慣?風習?を守り続けていることが多いです。

しかし穏景の家は、違います。

フローリングの貼り方向は、目線が向いて欲しい方向です。
それは、最初からお施主様が脳裏に描いた映像的イメージを、とても大切なファクターと感じていたからです。

目線の先にあるモノを考えて間取りや仕上げや照明計画などをしてきた結果です。

軒裏のその裏 (目線の誘導)

DSC_0003軒裏に貼られた耐水シナベニア。

美しい木目をみせています。

木目や目地は内側から外側へ向かっています。

そのことによって目線が外部へ誘導され、広がりを感じ取ることが出来ます。

DSC_0012軒裏ですが、耐火性能のためにケイカル板(けい酸カルシウム板)を貼ってから仕上に耐水シナベニアを貼っています。

化粧ケイカル板もあるのですが、コストがかかってしまいます。

そこで手間をかけています。

シナベニアの目地底にクラフト紙を挟みこんでいます。

そうすることでケイカル版の白色の目地底になることを防いでいます。

誰も気付かないかも知れないところにも、大工さんの一手間を加えています。

現場での打ち合わせ 2

現場での打ち合わせ2今日、打合せをさせていただきました。

左官屋さんは最初、かなり心配をされていました。

本当に綺麗にいくのか?

でも、お施主様とエクリュは、どんな風なイメージで、どんなカタチにしたいのかを心を込めてお話しすると、職人さんも「解った。じゃあ、考えよう!」と心強い言葉を言ってくれました。

そして一緒に考えました。

一般的大多数の人がしないことをするには、ある程度チャレンジが必要な時もあります。


職人さんも自分の仕事が悪いと思われたくないので、どうすれば綺麗に旨くいくのかを考えてくれます。

今日、みんなの知恵を絞って一定の方法を導き出しました。

後はやりながら改善を加えていくのみです。
ワクワクしてきました。

現場での打ち合わせ

明日は現場にて左官工事の打合せです。

何が一般的かは解りませんが、絶対数が多いものが一般的であるとすると、今回のお家のディテール(詳細の納まり)は一般的とは言えません。
(I’m homeや住宅特集など、建築雑誌では逆に一般的だったりする部分もあるのですが)

その為、馴染みの職人さんでも新たな考え方や納まりをする時は、お施主様と打合せをした内容をお話し、その温度を知っていただき、想いや方向性をご理解いただきます。
その上で、よりその想いをより理想的にカタチにする方法を一緒に検討します。

カタチのみにこだわり、職人さんの意見などを理解することなく無視をするようであっては、チームの力を最大限に引き出すことが出来ず、全くもったいないことになってしまいます。
全員の力を最大限引き出せてこそ、より良いカタチとして結晶化することが出来るのです。

実は今回も職人さんに新たなチャレンジをお願いする部分がいくつかあります。
景色の見せ方や形状のあり方などにこだわった結果です。

ご理解をいただけるのでしょうか?
それとも、もっといい方法が生み出されるのでしょうか?

想いを伝えてカタチにすることは、大変難しいことです。
人が多くなればなるほど、色々な意見や考えも出てきます。
だけど、人が多いからこそ知識やセンスなどの数も増えますし、総合力が高められると言うものです。
そして、そうやって意見を出し合って、より良いカタチを求めていくことはエネルギーが要りますが楽しいことでもあり、だからこそカタチになった時の喜びも一入です。

カタチは沢山の想いや考えを込めた方が、磨かれていくのだと僕は思います。

準備中

お日さまの家のストーリーはただいま準備中です。。

P-17 打合せ再開 【第1回見積書提出】

今日から打合せ再開です。
本当に解決に至ってよかったです。

見積書を提出させていただきました。
本格的・総合的に費用対効果を見直す作業が、今日から始まります。

約3週間~1ヶ月ほどかけて(期間は様々です)仕様の調整を行います。
ここで本来の価値感が明確になっていきます。
いつまでもお付き合いいたします。

P-16 問題解決!

メールをいただけました。

お施主様の仕事上の問題が解決をむかえたので、15日に打合せを再開したい旨が書かれていました。
よかったですね!!

15日から打合せを再開します。

育つ家

家族の成長に合わせ、持ち物の量が変化したり、部屋の用途や必要部屋数が変わったり。

そんな変化に対応出来るように、今回の家の完成が終わりではなく、通過点であり、家族と共に育つ家でありたいと考えました。

これからの人生の中で家が確実に変わるであろう部分としては、2階廊下の手摺壁のくぼみ部分と2階の洋室2室です。

子供の成長と共にアルバムや物が増えたら、廊下のくぼみに収納用の家具を製作して、今後の増えたものに対応していく予定です。

最初から収納にしてしまうと、とりあえずっていうものを入れちゃったりして、許容収納量への緊張感が無くなります。勿論収納量に空きがないのは色んな可能性も無くなるので、常に100%にはせず、自分達に必要な物は何かを考えながら物と暮らしていきたいとも考えてます。

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もう1つは2階に設けた主寝室以外の隣接する洋室2部屋。これは、将来的に子供部屋の予定ですが(今のところは子供一人)、子供が巣立った後は、1つの空間として利用できるように2室の境の壁を取り払えるようにこの壁には柱も電気配線も設置していません。

子供に個室が必要になってから2部屋に分けるという選択もありました。ただ、自分達のライフサイクルコストを考えたとき、子供に個室が必要になる年齢は、 子供に対しいろいろ必要な物がでてくるであろうと考えられ、この時期に壁を作るよりも子供が巣立ち金銭面にゆとりができやすい時期に壁を取り払う方がより 生活の変化に対応できるのではないかと考えました。

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ウォークインクローゼット+納戸

家族全員の洋服とお布団類、季節の生活用品等は一部屋に全てまとめて収納。

折りたたんだ洗濯物も、家族皆の収納場所が同じだから片付けも手間ではありません。
生活に応じて変化出来るように大きく棚は設けましたが、たんすを置いたり、いろんなものを置けるようにフレキシブルにしました。

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お日さまの家

お日さまの家

ひかりや風、友人も、たくさん集まるおうちは家族にとってももちろん心地いい。

お日さまの家。