P-18 ご契約

今日は(仮)森田の家の契約でした。

2年以上前の日に「2年後の8月にお家に住みたいのですが・・・」とご予約をいただきました。
企業でも3年後の計画をされていない会社さんもあろうに、個人で2年以上先のご計画をされているのには本当に驚きました。

弊社でお家を建てられる方は、1~2年程度ご検討される(打合せさせていただく)方が多いのは多いのです(皆さんロングスパンでお家をお考えです)が、2010年8月と最初に具体的な日程を仰ったのはとても印象的でした。

そして本日、長い年月をアクシデントなどもある中、計画に沿いながら今日という日を迎えられたのは、感動も一入です。

いよいよ積み上げてきた想いや考えや価値観が、建物としてカタチになっていきます。
今後ともよろしくお願いします。

内覧会の準備



昨日・今日はずっと内覧会の準備に追われていました。

家具が入ると、空間に生命が吹き込まれるようです。
ただ、内覧会はいつもエクリュの備品で行うので、本来のお施主様のご要望が内覧会で再現されているわけでは無いんです・・・。

エクリュでは家具なども最初に検討して空間を検討していきます。
お施主様が持っておられる家具や新調される家具が配置されて、本来の計画通りの空間になります。

食粋の家はダイニングテーブルをエクリュ・ファニチャーでご注文いただきました。
その為、ダイニングやキッチンの空間はお施主様のイメージがほぼ再現されています。
また、新調された家具は現場に届いているものもあり、いつもよりお施主様のイメージに近い状態での内覧会の開催となります。

とても楽しみです!

いよいよ明日から内覧会。
沢山の方々に見ていただけると、とても嬉しいです。

L=2,600 ダイニングテーブル



今日は「食粋の家」のダイニングに設置するダイニングテーブルの仕上がりの検査と塗装の打合せに家具塗装専門の会社へ伺いました。

「食粋の家」はマテリアル(素材)に拘りまりた。
本物が持つ存在感など、マテリアルの組合せで空間の雰囲気をつくっていくことを検討しました。

「食粋の家」というぐらいなので、ダイニングやキッチンはとても重要なファクター。
そこで、ダイニングテーブルはダザインし、フルオーダーで製作することにしました。

L=2,600のダイニングテーブルはLDKの空間のイメージの方向性に大きな影響を与えます。
何度かデザイン・設計・施工打合せを繰り返し、今回のカタチになりました。
そして今日はその形状が見られる日と言うことで(天板の塗装はまだ)、とても楽しみに家具塗装専門会社さんへ来ました。

ダイニングテーブルは作業場でも既にその存在感を放っていました。
「これならいける!」そう確信できました。

いよいよ

今日は外構(前庭)とカーテンなどの打合せを行いました。
あと、内覧会やお引渡しまでの細部の日程調整も。

いよいよ、竣工の時期が近づきました。

庭は2種類のご提案をしました。
ひとつは周辺環境と同じ植物にて計画したもの。

旧織田町は、わたしもよく家内と山野草など採集にいきます。
シャガやヤマブキ、カタクリなど綺麗な花を咲かす草花が沢山自然に群生しています。

そういった周辺環境に自然に生えている植物の組み合わせで自然な(カタチにはめない)レイアウト。
そんな庭をご提案しました。

もうひとつのご提案は、ルイス・I・カーンのエシェリック邸にある植物で構成された外構です。

芝生を敷き込み、西洋的に少し規則性を持たせた(幾何学的な)硬いレイアウトとしました。

外構は雪がとけ、春になってから着工するので、少し先になります。
だから、内覧会では残念ながら見ることはできません。

そもそもお家って完成は無いんです。
人と一緒で日々進歩、日々変化。
お引渡しって、バトンタッチのようなものかも知れません。
建物を一定のカタチにするまでは、エクリュが協力会社さんとつくっていきますが、お家を暮らしの場として成長させていく主役は、当然お施主様です。

もちろん、エクリュはずっとバックアップを続けていきます。

外壁の塗装

今日は久しぶりに天気がいいので塗装工事を行いました。

福井は冬の間はずっと天気が悪く、工事のタイミングが難しい期間でもあります。

今回の外壁塗装は土っぽさを出す為、リシン吹付けを選択されました。

リシン吹付けと言っても色々種類があり、今回は少しコストが嵩みますが、汚れが比較的落しやすいセラミソフトリシンを選択されました。

外壁も結構拘られ、悩まれ、選択されました。
コテ仕上にするか?
骨材(つぶ)の大きさはどれぐらいにするか?
色は?
など色々な視点から検討されました。

やっぱりここでも「和が滲み出す」ってことが重要で、洋風すぎず和風過ぎないところを模索して決めました。

全ては繋がりのため (目線の誘導)

広さと広がりは似ているが違います。

よくご要望やご希望で「広いリビングが欲しい」など広さに関する内容をいただきます。

穏景の家に関しても広いLD+和室とのご要望はありました。

リビングにはソファーをL字に配置することができるスペース。

ダイニングは6人掛けのダイニングテーブルが配置できることなどが求められました。


物理的な「広さ」は家具の配置によって決まります。
しかし、空間のイメージで大切ことのひとつに、空きスペース(空隙)があります。
壁と家具までの距離や、何も置いていないスペースは空間の雰囲気をつくる上で最も大切なファクターのひとつです。

それが「広がり」に関係があります。
また広がりは、一つの部屋などの空間だけでつくるものではなく、その部屋に至るまでのスペースや、窓の位置やその先のスペース、ディテールなど、様々なファクターによりつくっていくものです。

穏景の家のLD+和室は外部の広いウッドデッキへ目線を誘導するようにフローリングの貼り方向や天井仕上げ、証明の位置などに工夫しました。

その中で写真の部分は和室の鴨居を工夫したものです。
通常の鴨居とは違い、天井の繋がりを損なわないような検討をしました。
決して目地を間違ってしまったわけではありません(笑)。

細かい部分の大きな手間は、実現したい狙いがあってのことです。