壁に意味あり、将来もあり。

木造住宅において壁は、構造体力上必要です。
そういった基本性能は別として、壁は空間に必要です。
「壁に意味あり」です。

壁を見つけたら、また壁が無いのを見つけたら、その意匠性をイマジンしてみてください。

そうすれば、住む人の意図や想いが観えてくるかも?

内覧会会場では、その壁に任ぜられた役割を探りながら観てまわられると、また違った風景が見えてくるかもしれません。

廊下などの壁には、将来手すりが設置できるように手摺用の下地も仕込んであります。
壁に意味あり、将来もあり。

・・・明日は、ラーメン・つけ麺・僕、●●についてお伝えします。・・・

人目を気にせず、自分たちらしく。

何の部屋のどこの写真かわかりますか?
これはトイレの天井の写真です。

トイレはルイス・バラガンの様なショッキングピンクが印象的な部屋となりました。

色には波長があり、どんな波長を受けるかで、健康や心情に影響があると言われています。
だから、好きな色の中にいると、きっと心身に良い影響があるのだと思います。

また色は関係性で違って見えてくる特徴もあります。
どんな色と色を合わせるのかで、その印象も違っていきます。

このトイレの色と色も、時間をかけて検討されたました。
2階の家族用のトイレということもあり、抑制せず(人目を気にせず)、自分たちの好きなように組み合わせたところがポイントです。

ルイスバラガンのショッキングピンクの壁の前に、インテリアグリーンなどを置くとすごく映えるので、トイレにサボテンなどのインテリアグリーンを飾るのもいいかもしれませんね!

・・・明日は、「壁に意味あり、将来もあり」をお伝えします。・・・

シアワセの作り方。

「卓色の家」のオーナー様ご夫婦は、お酒がとてもお好きです。
かなりの通です。

上の写真は、プレゼントしていただいた日本酒です。
お酒の名前が弊社の社名と同じ、「エクリュ」なので、中々手に入らないお酒なのですがプレゼントしていただきました。

奥にあるキッチン背面の2段ある棚。
これはお酒のボトルを並べるための棚です。

上の段の棚は、裏にライトが仕込まれています。
その並べたボトルをライトアップして演出する仕掛けになっています。

好きな物に囲まれて暮らすと、それだけでシアワセを感じます。
きっとそういったコトの積み重ねが、暮らしには重要なんだと思います。

下の写真は、オーナー様(お施主様)ご自身が撮られた写真。
上の写真よりもっと迫力があるので、ココにアップしておきます。
更にシアワセ感が伝わってきます(笑)

・・・明日は、「トイレの時くらい、人目も気にせず自由でいたい」をお伝えします。・・・

想い入がいっぱい。

♪古いアルバムの中にかくれて想い出がいっぱい♪

さて今回は階段のお話です。

階段は、上下階への移動の為のスペース。
動線です。

商業施設や美術館などの施設の場合、動線計画はとても検討されるポイントです。
住宅でも家事動線など機能的な要素の動線は検討されますが、商業施設のような「どんなイメージで移動を楽しませるか?」などの芸術的要素では、あまり検討されることが少ないと感じます。

弊社のオーナー様(お施主様)の場合、この移動のイメージにも気を配って検討される方が多いと感じます。
中でも階段は、特にこだわられる方が多く、費用もかけられる方も少なくありません。

「階段」はドラマのシーンや流行り唄にも使われる場所で、ドラマティックな場所だからでしょうか?

♪大人の階段のぼる 君は未だシンデレラさ♪

「卓色の家」の階段の打合せは、階段に始まり、そして現場に入ってから(工事中)もギリギリまで検討したポイントの一つです。
そのポイントとは、「面のつながり」と「立体感」そして「集う階段」です。

階段を検討する場合、階段自体の立体を際立たせるオブジェ的な要素の場合と、壁と調和させ広がりを演出するためのつながりを強調する場合などがあります。
「卓色の家」はその両方の部分を持ち合わせる階段で、打合せ回数を要しました。

先ずは「集う階段」について。
キッチンカウンター部分から、通称ココスコーナー(ダイニングテーブル)部分への階段は、床事態が段差になる階段というより小上がりになっています。
この小上がり。
ウッドデッキスペースまでつながっていて、内外空間全てが小上がりになっているのが最大のポイント。
内覧会会場では、必ず、LDKとウッドデッキの床つながりをチェックしてみてくださいね!
きっと「集う」というイメージがご理解いただけるかと思います。

次は2階に上がる階段。
実は「卓色の家」の打合せの最初の頃。
階段のある部屋のイメージ写真からスタートしました。
LDKの一部として利用された階段でした。
そこで壁と一体化したイメージと階段が立体として見える工夫などを施してあります。

そんなポイントを内覧会で確認してもらえると嬉しいです。

・・・明日は、シアワセの作り方についてお伝えします。・・・

子供は遊んで大きくなる。

いよいよ来週(3月3日)から「卓色の家」内覧会がスタート致します。
先週からお伝えしてきた「卓色の家」内覧会の見どころ。
今週もお伝えしてゆこうと思います。
今週の第一回目は子供部屋についてお伝え致します。

壁に寄りかかっているハシゴ。

ハシゴって何故か登りたくなるんですよねぇ~
(僕だけですか?:笑)

写真は子供部屋です。
子供部屋は遊び心いっぱいです。

(特に)奥様は、いつもお子様と同じ目線に立ち、一緒に一生懸命遊ばれます。
そんなご家族の選択は、「子供は遊んで大きくなる。」ということから、このような子供部屋になりました。

何だか見ているだけで楽しくなってくる壁です。

実際は二段ベッドになっていて、登り棒でも降りて来られるようになっています。

内覧会の日、、、怖いなぁ~。
きっとどの子もこの壁をみて、おとなしく出来ないだろうなぁ~。。
くれぐれもお怪我の無いようにお願いします!!
また、お施主様のご厚意で内覧会をさせていただいていることを、くれぐれもお忘れなくお願いします・・・

・・・明日は、H2Oの名曲についてお伝えします。・・・

見上げてごらん僕の家を。

外観のことをファサードと言います。
ファサードは建物にとって、とても重要なポイントでもあり、弊社では打合せを重ねることが多いです。

でも街中では、ファサードが、間取りの結果に装飾をしただけの建物をよく見かけます。
それがニーズなら、それもまた良いのだとは思います。

「卓色の家」にとってファサードは、とても重要なポイントでした。
だから、間取りの結果を受け入れてファサードとするのではなく、その逆。
ファサードを意識して間取りを行いました。

「 ファサードのデザイン ⇒ 間取り 」

ファサードの重要なポイントのひとつが「庇」です。
写真はお施主様ご自身が撮影されたモノを使わせていただきました!

黒い立体に一直線に伸びる木質のラインを表現しています。

水平方向のディテールは、安定を暗示し、日本人がとても好むディテールです。
この木質のラインは、タイル調のグリッドのディテールに対して、水平方向を強調しています。

また、この庇。
建物の端まで到達していないところもポイントです。
建物の立体感(面)を庇が殺さない(切らない)ことが狙いにあります。
面がつながっている、分断しないことも、つながりやひろがりを暗示しています。

内覧会には間に合いませんが、表札の配置や形状なども打合せを先にしており、ファサードは計画的に決められました。

「卓色の家」にとってファサードは、とても重要なポイントで、意図の実現に工夫を凝らしています。
内覧会にお越しの際は、すぐに建物に入ってしまわず、一度立ち止まり、外観(ファーサイド)を見上げてみてくださいね!

実は裏側の外観にもこだわりがありますので、北側からもご覧ください。

・・・明日は、「子供は遊んで大きくなる。」をお伝えします。・・・

駐車場

いつもお世話になり、ありがとうございます。
本日、やっと雪を出して、弊社の駐車場が使えるようになりました。
長い間、ご不自由をおかけしました。。。
弊社にお越しの際は、下記の駐車場をご利用ください。

https://goo.gl/maps/8LTRmGx5qZN2

「色」のもう一つの意味。

前の記事で、卓色の家の「色」は時には会社の仲間と、時には家族でなど、「シーン」という意味が含まれていることをお伝えしましたが、もう一つの意味では、実際「色づかい」にも特徴があります。
例えば、黄色いパントリーやピンクのトイレなどもその一例です。
上の写真の和室の床の間は、インディゴブルーです。

弊社では家具の販売や製作も行っており、建築物とインテリアが調和することを図っています。

卓色の家は家具も弊社でコーディネートさせていただきました。
お施主様のご厚意により、内覧会にはその家具も展示されます。
とても楽しみです!(笑)

・・・明日は、卓色の家のファサード(外観)についてお伝えします。・・・

和室が必要な理由。

奥に黒い壁の立体が見えています。
これは和室です。

和室は大きく2つの役割があります。

先ず一つ目は、夜遅くまで続いた仲間との宴。
今日はもう遅いから、泊まっていってもらおう!
そんなタイミングに活躍するスペースとしての和室。

時間を気にせず仲間と楽しむために必要でした。

もう一つの役割は、日常に変化をつけるためでした。

この和室にも壁掛けテレビが設置されます。
テレビ好きのお子様と奥様がLDKとは違った雰囲気でテレビを楽しむこともお考えでした。
怖い話の番組とか、三角座りで集中して観る番組は和室で見られるのでしょうか?(笑)

あとはお家の中でお泊り会(お引越し)をお子様とされるそうです。

いつも寝ている部屋と違う部屋にお布団を敷いて寝ること(寝る部屋を変える部屋替え)を、現在のお住まいでもされていて、ちょっとした非日常感を楽しんでおられました。
そんな日常に変化を持たすためにも、和室は不可欠でした。

・・・明日は、「卓色の家」の「色」についてお伝えします。・・・

ご家族の日常や関係性が、暮らしになる。

壁から出ているカウンター。
これはTVカウンターです。
この上に60型テレビが設置され、Blu-rayデッキなどが設置されます。

とてもテレビ好きのお子様と奥様のたってのご希望で、「LDKのどこにいてもテレビが見られるように!」とのことから、この場所に設置されることになりました。

アールのダイニングテーブルの片隅に、少し広くなったスペースがあります。
ここはご主人のソファーが設置されます(お施主様のご厚意で、内覧会時には実際に設置されます)。

この設置場所こそが、ご主人らしさを表現したポイントです。

そのご主人らしさとは・・・
「ご家族を一歩引いたところから見守っておられる」
そんなご主人らしさを表現されています。

この場所に座ると見えるのは、下の写真。

テレビを必死に観る我が子と奥様の後ろ姿。
きっとその先に見えるテレビの内容なんて、ご主人からすればどうでも良くて、楽しんでいる家族の姿を見ている方が楽しいはずです。

・・・明日は、「卓色の家」における和室の必要性について、お伝えします。・・・