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自分達を知る。

(仮称)若杉の家を設計するにあたり、(いや、全てのお住まいがそうですが・・・)最も大切なことのひとつが、「自分達を知る」と言うことです。

でもこれが以外に難しいんですねぇ~。

先ず僕は、今住んでいる住まいの写真をたくさん撮りました。
そして客観的に自分達の暮らしを見られるようにしました。
その写真をここでご紹介できればよかったのですが・・・。
あまりにお恥ずかしく、伏せておくことにしましょう(笑)。

現実を知った時から、本来の自分達らしい住まいづくりがスタートするのだと思います。

あらゆるものが有限です。
だからこそ、自分達のこと(性格や性質だけではなく、経済力や社会的評価、仲間や協力体制などなどを含む)をよく把握し、バランスにより最大限の能力を引出すことが重要になります。

僕の場合、協力体制に関しては、お客様よりリアルに把握していたり、信頼関係が強固だったりする分、判断や理解のスピードが速く、そのことは大いに助かったかも知れません。
協力体制を当然に信じていますから、怖くないと言うか、迷いがないと言うか。
やはり知っていくことに多くの労力を費やしますから、そこら辺はスピーディーだったと思います。

自分達のことをよく知った上で、これだけは繰り返さない方法を見つけ出さないと!と強く思ったこと。
それは「床に物を置く文化」です。
床に物を置くと、散らかったように目に映るだけでなく、掃除がしにくくなり、部屋の環境を悪くするスパイラルに落ちていきます。
そこで、床に置いている物をリストアップ。
それらをできるだけ無理なくちゃんと収納する方法を検討しました。
予算にも限りがあるので・・・完璧とはいきませんが・・・
そこは暮らしの中では、総合力で何とかクリアしていきたいと考えています。
「設備」と「家族の自覚・意思」その両面がなければいずれにしても良い住環境の維持は成り立ちません。
どちらも限界がありますが、自分達を知ることでどのバランスが一番自分達にとって無理が無いのかが観えてきます。

自分達らしい住まいを創造する時に、そのことがとても重要だと僕は思います。