ブログ

日本の畳とヨーロッパの家具。

前回の打合せ(2014年6月15日)で、ほぼプランが決定した(仮称)三郎丸の家。
今日、模型が完成しました。

前回の打合せは、プランの決定とイメージマップをもとにカラースキームをしました。
外壁や屋根、パティオなど、外部の仕上げと、床、壁、天井など内部の仕上げの方向性を決めました。

エクリュでは内部空間を構成する要素からプランを進める手法をとっています。

それはつまり、部屋に収納する物や家具、装飾品などを把握して、それをもとに空間をプランニングする方法で、家具文化のヨーロッパなどでは当然のように行っている手法です。
日本は畳文化の影響もあり、何畳などと部屋を広さで把握し、その広さに合わせて家具を選ぶといった方法が主ですが、(それはそれで意味がありよい部分もありますが)そうではなく真逆の家具などに空間を合わせていく方法もあり、弊社では比較的、収納物や家具、カーテンや装飾品などを最初に意識してプランニングを進める方法をとっています。

ですので、カラースキームは仕上材だけでバランスさせるのではなく、家具なども考慮に入れて行います。