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自由設計って本当に自由?(その2)

2017年6月16日 /  ご提案  

「自由設計って本当に自由?(その1)」でお話したのは、広さや部屋数などの与条件では、自由設計(フリープラン)などと言っても、さほど変わり映えのしないプランになってしまい、自由設計のイメージである「自分たち家族にフィットした住まいづくり」や「オリジナリティのある住まいづくり」と言ったものからかけ離れてしまう事にもなりかねないとの内容でした。

「自由設計って本当に自由?(その2)」では、どの様にすれば本来の自由設計のイメージである「自分たち家族にフィットした住まいづくり」や「オリジナリティのある住まいづくり」が可能か?
そのヒントになるお話が出来ればと思っています。

それでは、なぜお住まいへのご希望・ご要望を設計者などにお伝えされる際、広さや多さ、部屋数など与条件になってしまうのでしょうか?

そもそもお住まいは日常生活を営む最も基本となる場所です。
日常生活とは一般的に、感動や興奮の積み重ねでは無くて、どちらかと言うと淡々と粛々と積み重ねていくイメージが強いですが、皆さんはいかがですか?

もしかしたら日常生活こそ冒険だ!って方もおられるかも知れません。
だけどご希望やご要望が与条件になってしまいがちなのは、日常生活を淡々と粛々と積み重ねられているから、余程の大きな出来事がない限り、日常生活を過ごす住まいへのご希望やご要望が思い付かないのでは無いでしょうか?

逆に言うと、日常のささやかなシアワセなどに気付けると、現状に満足して「家を建てよう!」なんて思い付かないのかも知れません(笑)

でも気付けていなくても、実はシアワセなどは確実に今もそこには存在していて、、、
そのシアワセなどに気付き、具現化していく様なお住まいづくりこそが、「自分たち家族にフィットした住まいづくり」に当たり、「オリジナリティのある住まいづくり」を行う意義が存在します。
本来、これこそが自由設計(フリープラン)である必要性では無いでしょうか?

もう少し分かりやすくお話をします。

弊社ではいつもお客様ご家族、お一人お一人のタイムスケジュールをプランニングをする前にお聞きしています。

その中でこんなご夫婦がおられました。

奥様のタイムスケジュール
5時30分 起床(身仕度)
6時 犬の散歩
7時30分 朝食

ご主人のタイムスケジュール
6時 起床 犬の散歩
7時30分 朝食

ここまでで何か気付かれた方はおられますか?

毎日、犬の散歩を欠かさずされているS様。
ご夫婦でとても犬を大切になさっておられる。

でも、犬を大切にされてる方って、犬の散歩って書かれるでしょうか?
○○ちゃんの散歩と書かれるのでは無いでしょうか?

そこに気付けたら暮らしへのご提案が違ってきます。

このご夫婦が最も大切にされているのは、実は犬では無く、ご夫婦お二人の時間だと言うことに気付くと、犬の為のスペースなどをご提案するのでは無く、ご夫婦お二人の時間を有意義に過ごせる空間提案に変わります。

実はこのご夫婦。
自分たちは夫婦で犬を大切にしていると思われていました。

もちろん、犬も大切にされているのだと思います。
しかし最も大切にされていることは、ご夫婦お二人の時間であることは、客観的には明らかです。

さて、話を戻しましょう。
どうすれば与条件では無く、自分たち家族にフィットした住まいづくりへのご希望・ご要望を明確に出来るか?

それは自分自身を客観視するところから始まります。
つまり客観的に自分自身を知ることが、自分たち家族にフィットした住まいづくりへの第一歩です。

自分自身を客観視する方法のひとつに、日常生活を自覚する方法があります。
具体的には日報の様に、自分の一日の行動などを紙に書き起こすことです。
そうすることで、流れていた日常にひとつひとつ気付くことができるようになります。

客観視できる状況をつくり(紙に書くなど)、それを客観的に分析すれば、観えてくるモノもあります。

例えば・・・
僕は自邸を建てるに当たり、現在住んでいる住まい(各部屋)をスケッチしました。

写真に撮って客観視する方法もありますが、スケッチは認識しないと描けず、最も客観視できる方法なので、その方法をとりました。

実は描いていて色々驚きました。
毎日を過ごしている我が家なのに、気付いていないことが色々あることに気付いたからです。

例えば、(狭い家なのに)ストックが業者並み(売るほど)にあったことにも気付きました。
それに気付けたので、収納の作り方に工夫ができました。

言葉にするのは容易ですが、自分自身を客観視するのはとても難しいです。
しかし、自由設計(フリープラン)を行う本来の目的をクリアするには、自分自身を知ることは不可欠なことは確かです。

いかがでしたでしょうか?
2話にわたってお伝えしてきた「自由設計って本当に自由?」。
皆様のお住まいづくりのヒントになり得たら幸いです。

また、ご相談などありましたら、お問い合わせください。

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