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アートな一日。

2018年5月20日 / アート

今日は神戸まで日帰りで行って来ました。
その目的は、大学時代の先輩ご夫婦とそのお母様が開催されている展覧会へ伺う為です。

神戸で有名な北野坂の一本西側にあるハンター坂。
その坂沿いにある安藤忠雄さんが設計した建物(リランズゲート)にあるギャラリー島田にて開催されている「さんかくとてん」が今回お目当ての先輩達の展覧会です。

関西には普通に安藤忠雄さんが設計された建物が昔からたくさんあります。
僕が建築を志そうと思った中学生の時、入った建物(OLD NEW)も安藤忠雄さん設計の建物でした。
本で見るのでは無く、普段の生活の中にそういった空間が存在して影響を受ける事が出来るのは都会の特権かも知れませんね!

建物もさることながら、今日の目的は先輩達の展覧会。
先ず最初に見せていただいたのは、元永紅子先輩の作品です。

無機質な壁に「!」が加わり一気に華やかになります。ハッとする様な鮮やかな色彩と有機的な形状が大小上下に集まり、壁に輪郭をくっきりと残します。
僕には論理的なデザイン性を作品から感じました。

次に見せていただいたのは、紅子先輩のお母様、中辻悦子さんの作品です。

以前は「目」をモチーフにした作品を描かれていたそうですが、今回は「足」をモチーフにした作品でした。
「目」ではなく「足」を描かれたところに僕は意味を感じました。
光と影の様な顔を持たない複数の人の足。
何かに足を染めていたり、重なったり交わったり。
見てきた事を語るのではなく、歩んで来た道のりを示している様に思えました。

最後の部屋は、川嶋守彦先輩の作品が並ぶ部屋。
そこで「さんかくとてん」の「てん」の意味を知ります。
「てん」とは「点」であり「天」なのかも知れません。
紅子先輩の亡きお父様の作品がそこにありました。

そして川嶋守彦先輩の作品。
これが不思議で絵を飾る壁にカラフルな色などがつけられていて作品に集中出来ないのです。
というのも作品は白っぽく壁に同化していく雰囲気があるのに、壁がある色などの方が目立っているからです。

それに半透明のシートに塗られたピンクや黄緑の色。
これは何だ!?

川嶋守彦先輩ご本人にご説明していただき、全ての意味が繋がっていきます。

川嶋先輩が表現されているのは、画材を使った絵では無い絵でした。

どう言う事かと言うと、先程の紅子先輩の作品が壁にくっきり輪郭を残したのに対し、絵の世界に留まらず、絵が壁と同化して壁にあるひとつの存在に過ぎない事で広がっていく世界感を表現されていました。
だから壁に色などが散りばめてあったのです。

それに半透明な素材に塗られたピンクなどの色は絵になる前の素材でした。

筆の運び。
普通はキャンパスに置いてしまうと書き換えは出来ないけど、半透明な素材の上にある筆の運びは、切ったり貼ったりすれば、置き換えが可能。
それはもう絵の概念を超えた、編集されたもの。

絵が絵を超える事での広がりや可能性を表現されているのだと感じました。

それぞれのテーマ(さんかく)が集合し、大きなテーマを持ち出すギャラリー空間にとても感動しました!
アートを強く感じました!!

今後、京都にある紅子先輩と川嶋先輩のアトリエにご招待いただける事になりました!
実はお二人のアトリエ。
I’m home という雑誌に紹介さてた事のあるステキなアトリエなんです。
こちらも絵と空間の両方が楽しみです(笑)

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