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カラースキーム 初回。

2012年5月13日 / 両美の家

今日は(仮称)灯明寺の家のはじめてのカラースキームの打合せを行いました。
プランニングなど今までの打合せ中にもその都度イメージマップなどで、色や素材などのお話はしていたのですが、今日、その話をまとめて方向性を定めて定量化するための第一回目。

既に決まっている色や素材をひとつの基準に、頭の中のイメージを実際のサンプルで再構築して行きます。

先ずは内外に大きく影響を与える外壁から話を進めました。

外壁はオフィス内でサンプルを見ながら決めてしまうのはタブー!!
人の色の認識は対比で行っていて、音楽の絶対音感のような、絶対色彩感覚のようなものは僕が知る限り存在しない為、現地で決める必要性があります。
周辺環境との対比で色の見え方が変わるためです。

やっぱり、エクリュ・オフィス内で方向性を決めていっても、現地に来るとその想定はもろくもくずれ、現地に色を指定される感覚に陥ります。
現地の環境が「この色にしな!」と教えてくれます。

色を決める時、芸術性としての建築の質をイメージしますが、実は社会性も大きく影響します。

自分のお住まいが鮮やかにキレイに見える色を選択しても、そのことによりお隣や周辺の建物やお住まいが色あせて見えてしまうとしたら・・・。
その建物のオーナーさんは新居が建ったことで寂しい思いをされてしまうかも知れません。

それぞれの方の価値観があるので、どれが正しいと言うわけではないですが、僕は周辺環境との調和をオススメします。
お隣さんも隣に新居が出来たことで空き地の横に建っていた時よりもちょっといい感じに見える。
そんな新居ができたら、とても素敵なことだと思いませんか?(笑)

(仮称)灯明寺の家のお施主様も、自分たちとしての想いと周辺の建物との調和を一生懸命に図られていました。
それだけに「難しいです。。」と何度も仰ってました。
これだけ一生懸命悩まれたから、きっと素敵な色になるはず。
一色の外壁でも、そこに込められた想いはたくさんあって、本当は想いの色合いはカラフルなんです。

エクリュもお施主様と一緒に力を尽くします!

現地で大まかな方向性が決まったら、「遊び心の家」に打合せの場所を移してそれを軸に細部まで打合せを進めます。

今回必ず決めていただかなきゃいけないのは、屋根の色と土台水切りの色とサッシの色ですが、それだけで決めると関係性がくずれちゃうかもしれないので、総合的に打合せを進めます。

朝からはじまった打合せが終わったのは、夕方でした。
お施主様。 大変お疲れ様でした。
お忙しい中、お付き合いいただき、本当にありがとうございました。

今回の打合せでも、当初よりいい発想、いい結果に結び付きそうなところがありました。
確実に打合せを重ねるたびに良くなっていく感じを実感しています。
どんどん楽しみも増していきます(笑)。

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