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マテリアル(素材)

2009年11月4日 / 実績紹介記事 凝縮の家

マテリアルに関しては、初回のお打合せの時からずっと全くぶれること無く仰ったことです。

20年後ぐらいに味わいの出る家がいい。
だからマテリアルに関しては本物を使用したい。
朽ちていく美しさが表現できるのは本物のみ。

「凝縮の家」のお施主様は有名なめがねのデザイナーさんです。
そのため、お施主様から今回の家のコンセプトと表して何度もプレゼンテーションしていただきました。
初めての経験でした。(笑)

素材集のコラージュもいただきました。

「凝縮の家」は以下の素材で構成されています。

・ 漆喰
・ 木(スギ)
・ 金属(ステンレス)
・ ガラス
・ コンクリート

それぞれの素材にはそれぞれの特徴があります。
例えばステンレスは硬くて冷たくて角があるイメージなど。
素材の持っている特長を変化させず、そのまま使用するのが凝縮の家の特徴でもあります。

無理に強制せず、自然に。
自然に任せて朽ちていく趣も楽しむ。
そんな考えが込められています。

あと、スギの床を選択した大きな理由は、スギはやわらかい木なので木目の夏目と冬目が朽ちていく間にはっきりしていき、美しくなることを予想してのことです。

そもそも家は竣工が完成ではありません。
暮らしが始まってお施主様の色合いが落とし込まれていって完成に近づいていくものです。
「素材が朽ちていく」というのは、悪くなっていくということでは無く、例えばよく歩くところの床は減りが多くなるなどの生活習慣などを刻み込み、意味や歴史やそのようなものが沁み込んでいくという意味なんだと思います。

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