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建築の質

2009年11月30日 / 実績紹介記事 包容の家

最も象徴的な出来事がありました。

エクリュのチラシなどをずっとお願いしている方(アートディレクター/グラフィックデザイナー)と「包容の家」のチラシについて打合せをしている時のことです。

ウッドデッキのお話をしていましたが、その方と話が食い違う点がありました。
グラフィックデザイナーの方はウッドデッキの仕上げはお施主様の選択通りイペ材で仕上げたと理解されたのですが、実はそうではなく、苦渋の選択でイペ材になったところが誤解の点でした。
(イペ材とは・・・南米産のハードウッドで、欧米では古くからボードウォーク・水辺デッキ・高級フローリング材として使用され、屋外でも30年以上もつと言われています。)

グラフィックデザイナーの方がお施主様が積極的にイペ材を選択されたと思われたのには、今までのエクリュのお客様の傾向は、メンテナンスがかかったとしても無垢材を選択されがちだったためです。

しかし、「包容の家」のお施主様はメンテナンスなどを考えると、本当はアルミ製の心材で木を模したものが第一希望でした。結果的には第二希望のイペ材となりました。

長期優良住宅や改正省エネ法など、最近一定の品質を示すための基準がつくられています。
低炭素住宅化が急務となっているからですが、それらの「質」のほとんどは機能性という建築の質のひとつに偏っていると感じます。

建築の質(品質)は5つの軸があると学生時代に教授から教わりました。
エクリュではその時に習ったとおりに5つの軸でお施主様のNEEDSを分析します。

5つの軸とは「社会性」「芸術性」「機能性」「経済性」「生産性」です。

「包容の家」は「機能性」が特に重要なファクターであったと思います。

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