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許容する面。

2016年4月15日 / 面遊の家

オーナー様のご厚意により、「面遊の家」内覧会が今週末に開催されます。
オーナー様をはじめ、ご協力いただいた方々、本当にありがとうございます。

その前に、「面遊の家」のご紹介を少しだけ、させていただこうと思います。

「面遊の家」は2014年の年末頃から打合せをさせていただいてきました。
光拡の家の内覧会へお越しいただいた日のことを、よく覚えています。
光拡の家のオーナー様ともお知り合いだった様な・・・。

面遊の家の打合せを始めさせていただいた当時、茶嬉の家のオーナー様との打合せの際に言われた事と、全く同じ事を言われたのが印象的でした。
その事を言われた時、どうしようかと少し考えました。

先ず何を仰ったかというと「自分の選択は甘くなってしまうので、止めて欲しい」という事です。

弊社はニーズをカタチにする会社です。
お客様の選択の真意を確認する事があっても、止める事はしません。

その意味は、顕在化しているニーズをカタチにする事とは少し違います。
つまり言われた事を言われたままにカタチにしていくのとは違います。
お客様のニーズは大概の場合、潜在化しています。
その潜在化したニーズを発掘して(顕在化して)カタチにしていくので、言われた事を言われたままにカタチにする事とは、少し違ってきます。

とはいえ、顕在化しているニーズを止める事は、弊社の選択肢に存在していなかったので、どうしようかと考えてた訳です。

とにかく、いつも通り、弊社のツールや仕組み、感性(センス)や知識を持って、正確に把握していこうと決めました。

人にはいろいろな想いや考えてがあります。
それらは大概矛盾して存在していて、大きく気分に左右され変化し続けます。
カタチにする事は、ある意味そういった人の性質・性格に反するとずっと感じてきました。
カタチはそう簡単に変化を許さず、一定です。
そうなんですが、両美の家を建てるお手伝いをさせていただいた時に、変化を許すカタチのあり方のヒントをいただきました。
それは「面」の使い方です。

両美の家はLDKへの入り方に工夫があります。
色々あるのですが、一つに斜めに入っていく事があります。

真っ直ぐ進入すると当然正面と側面、背面などが決まります。
しかし斜めに進入するとどっちを正面とするのか?分からなくなります。
気分で正面と側面が入れ替わったりします。
どっちを正面としても美しいのが両美の家でした。

その様に気分などで変化を許すカタチのあり方を、面遊の家に取り込む事で、例えば「甘い」と「禁欲的」など矛盾する要素や考えなどを取り込み含む事が出来る。
そう考えました。

面遊の家の名前の由来です。

軽快でどこか温かみのようなモノも感じられる鉄骨階段を登っていくと、屋根勾配にそった斜めの天井面は少し天井高さを抑えた空間の奥に広がります。
低いと高い。
甘いとミニマル。
両面が備わった空間は、訪れる人の捉え方に幅を持たせ、印象に変化を許します。
その人の背景や気分、目線などを許容していく様々な面。

場面を多く収容した面遊の家の最大の機能と言っても過言ではないかも知れません。

結果的には、最初に仰った「甘さを止める」様な事はしませんでした。
むしろ個人的には、甘いところは甘く、エッジを利かすところは鋭利に、選択をドンドン受け入れていく感じで組み込まれてカタチになっていった印象が強いです。

どう表現するか?
どう印象付けるか?
その答えは、人それぞれ。

逆レス・イズ・モア
アンチ・レス・イズ・モア
とも言えるかも知れません。
思想や目指すところは、可能性を広げると言う意味で同じなんですけどね!

今週末から内覧会がスタートします。
お時間が合えば、是非とも、体感しに足をお運びください。
心よりお待ちしておりますね!

また、もし宜しければ、自由なご意見やご感想をお聞かせ下さい。
どう表現するか?
どう印象付けるか?
その答えは自由ですから!(笑)

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