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ディオールのシャツはとてもカッコイイけど、僕には到底、手が届かない。

今日は、見積を行うに際し作成する「見積図書」にて、見積する内容の確認や検討などの打合せを行いました。

弊社は「原価オープン」という考え方をしています。
物や作業に、弊社の利益をオンしないで見積金額を表示する方法です。

どうしてエクリュはそうしているのか?
どうして一般的にそうしないのか?

先ず、どうしてエクリュがそうしているのか?にお答えしたいと思います。
その理由は簡単です。
ニーズはウォンツとは似て非なるモノです。
ウォンツは衝動であるのに対し、ニーズには価値観が反映されています。
弊社ではニーズをお住まいに落とし込みたいと考えているからです。

分かりやすく言うと・・・

先日、阪急メンズ館に行った時の事です。
とてもカッコよく欲しいなぁ~って思うシャツがDior(ディオール)にありました。
金額は10万円!!
欲しいとは思いましたが、とても買えません。。。
でもカッコよかったなぁ〜。
これはウォンツです。

結局色々悩んだ末に、その日は、ルッソビアンコでシャツを買いました。
金額は1万2千円でした。
とても気に入って着ています。
これがニーズです。

ニーズは、費用対効果が反映されている必要性があります。
だから、効果を出来るだけ正確にお伝えする事と同時に、費用を明確に伝える必要があります。
そこでエクリュでは、原価オープンにしています。

どうして一般的に原価オープンではないのか?
その理由は、正直、それぞれだろうし、それはそうしない方に聞いていただかないと解りません。
ただ、原価オープンの見積を作成して思うのは、「本当に大変!!」って事です。
どうやって作るのかが明確でないと、見積が出来なので、図面を作成し、検討。 それから見積です。
また、どんぶり勘定ではないので、ひとつひとつ拾う手間がかかります。

どうしてそんなに面倒な事を続けているのか?
それはひとえにお客様のニーズをちゃんとカタチにしたいからです。

今日は、皆さまのご協力を得て、その原価オープンの見積を作成するに際し、どうやって作るのかを検討した図面をもとに、見積内容の検討をお施主様としていただきました。
お時間をいただき、ありがとうございました!