凝縮の家
理想は凝縮し、楽しみは末永く。
20年後に味わいの出る家を。そう語るお施主様が自らご提案された「シンプル・マテリアル・ミニマム」というコンセプトをもとに設計。本物の素材を使用することによる「自然に朽ちていく美しさ」や身体がすっぽり納まるリビングなど「丁度良い空間」によって生まれた、理想の凝縮された住まいです。
所在地
福井市下江尻町
用途
住宅
構造・工法
木造2階建GL立平葺き
延べ床面積
112.13㎡(33.92坪)
家族人数
4人
打合せ期間
2005年9月~2006年5月(9ヶ月)
契約工期
2006年5月~2006年10月(6ヶ月)
備考
外壁:本漆喰
内部床:無垢フローリング
外壁は本漆喰仕上げ。ドア板にはスギを、押し棒には鋳物を。シンプルですが本物だけが出せる美しさがそこにあります。
傍らの家族と過ごす寛ぎの時間。必要以上の広さがないことも、ちょうど良い広さの条件かもしれません。
眼鏡のデザイナーである旦那様のワークスペースとして、机の幅や長さから窓の高さまで集中力を高めるスペックが揃います。
欲する働きとデザインをそこに。ミニマルなキッチンは、使ってわかる満足感でしっかりと要求に応えてくれます。
凝縮の家洗面台はエクリュオリジナルです。シンプルかつスクエアな表情がシャープな雰囲気を作り出します。ちなみに、お風呂は深澤直人氏によるデザイン。