出会い

ある日、まだ、わたしが前の会社に勤めている時に会社へ電話がありました。
「〇〇と言うものですが、□□さんのおうちを建てられた会社さんですよね!」
「本日お伺いしてもよろしいですか?」

そう言って来られたのが2004年夏ごろ。

「□□さんは幼馴染で、ずっとよくしていただいてる友人なんです」
「先日家内と□□さんの家に遊びに言った時、家内がそのお家をすごく気に入って、そして本日お話を伺いたくお邪魔しました」
「お話を伺ってより確信しました」
「気に入ったおうちが出来そうって」
「でも、信じてしばらく待ってもらえませんか? 色々処理しなきゃいけないことがありまして・・・」

そう言い残されて、しばらくパタっと連絡がなくなりました。
そしてその年の冬ごろ、再びご連絡をいただきました。

「つながりの家」は完全分離型の二世帯住宅です。

本当は最初は一世帯の核家族での住宅をご検討されていたそうです。
それが色々経験され、また色々話し合いをされ、現在のご実家を立替、二世帯住宅とすることをご家族で決定されたそうです。

ココス

つながりの家のお施主様との打合せはこうして2004年の12月からはじまりました。

2005年の3月末にはそのころ勤めていた会社を追い出され(リストラされ)、2005年5月にエクリュを設立いたします。
今となってはそのときの経験は貴重な体験となり、自分の、また会社の糧となっていますが、正直その当時は精神状態的にもかなり追い込まれていたと思います。
人が信じられなくなるほど辛い思いをしたことも多々あります。
もちろん、その分、涙が出るほど嬉しい言葉や態度を向けていただいた方々も沢山おられ、今もその方達に支えていただきここまできました。

その中でもこんなわたしやエクリュを、最も支えていただいた方は、「つながりの家」のお施主様たちです。

2005年の1月頃には、既に会社と交渉を始めていましたので、お施主様に正直にその状況をご説明し、5月には独立を考えていることを(鯖江のアルプラザのココスで)お話したのですが、「何?そんなこと。最初から僕達はエクボすさんにお任せするつもりですから、打合せをこのまま続けましょう」 そう間髪いれずに言っていただいた時は、あまりの感動に言葉を返せないほどでした。

だめだ、、、書いていても思い出して目頭が熱くなる。。。

それがお施主様との出会いです。