ぷら〜っとお越しやす。
今日は(仮称)丸岡町の家の打合せでした。
新社屋に移転して、早、1ヶ月以上過ぎ、既に何度も打合せをさせていただいています。
しかし今日はそんな中でも、最も理想的な新社屋の使い方をしてくれてる姿に、思わず打合せ中にも関わらずシャッターを切りました。
それが上写真。
まるで自分ちのリビングでの写真のようです(笑)。
新社屋に移転したコンセプトは、エクリュに関わりをもっていただいている方々の為のカフェやサロン、ライブラリなどとして利用していただきたいとの思いにあります。
それを実現してくれた、今日の一枚の写真です。
かと思えば、ご主人が出張との事で駅までお送りになられた(仮称)松本の家のお施主様(奥様)が、ぷら〜っと遊びに来てくれました。
お茶を飲みながら、結構遅くなるまでお家への想いをお話しました。
今日は新社屋に移転して、何だか理想にすごく近づいた活用の仕方をしていただけた嬉しい日でした。
打合せ中にお越しいただいた知合いの畳屋さんが、ご遠慮されて出直されたのは、ひとつ申し訳無かったのですが、それでも、気軽に足をお運びいただけてとても嬉しかったです。
新社屋に移転したコンセプト。
それは、エクリュに関わりをもっていただいている方々が、思い思いにご利用いただく事にあります。
その為には気軽に足をお運びいただく事が、先ず必要です。
今日はコンセプト通りの方向性を感じたとても嬉しい日でした(笑)。
入り口。
今日はエントランスの建具に、入り口を示すマークとしてのロゴをつけました。
エントランスの建具は、3枚建てで、3枚とも自由に動きどこからでも入る事が出来そうなデザインになっています。
でも、「こちらから入っていただくとありがたい」との弊社の都合もあり、どうしたものかを思案しています(笑)。
そこで、今日、入り口を示すマークとして、弊社のロゴマークを建具に貼っていただきました。
とりあえず、これで皆さまがどのように入って来られるかを検証させていただき、もし、未だ逆から入って来られるようでしたら、プラン02を始動させたいと思っています。
ご訪問いただいている方々。
本当に分かりにくくて申し訳ありません。。。
ローコスト住宅とは?
ローコスト住宅って言葉をよく耳にします。
ニュアンスが分かるようで、実際の意味が分からなかったので、インターネットでローコスト住宅の定義を調べてみました。
『HOME’S』ってサイトで以下のような記述を見つけました。
(以下の文章、引用させていただきました。)
一般的にいわれているローコスト住宅は、広さが35坪程度で1000万円台、坪単価でいうと20万円台~40万円台前半くらい。
部材や設備の大量一括購入を行ったり、設計・施工のシステムを合理化したり、プランやデザインを限定した「規格型」住宅にするなど、家づくりのさまざまな工程でコストダウンを図って、比較的安い価格を実現しているのが特徴です。
各社が提案する規格型の住まいで十分納得のできるプランやデザイン、性能等があれば、こうした家を選ぶのも賢い選択。住宅にかかる費用を抑えることで、そのぶんを趣味や子育てなど、「暮らしをより楽しむ」「将来に備える」などにお金を活用する、という考え方もあります。
なるほど!解りやすい。
しかも、最後のお金の活用についての一文には、大いに頷けます。
お住まいをご計画される時に限りませんが、トータル的なファイナンシャルプランをご検討される事はとても重要だと思います。
以前にもココで書かせていただきましたが、、、
「コストが抑えられる」「安い」とは・・・
ある目的を達成するにあたり、予定していた費用より抑えられた状態。または比較して安価な方を指し示す言葉です。
例え費用を抑えても目的を達成できなかった場合は、支払った費用が無駄になるので、逆に「高くついた」と表現されるのだと思います。
解りやすい言葉でいうと、「安もの買いの銭失い」という事でしょうか?
ミスや損のしない家づくりで重要なのは
①目的を明確にする(価値観)
②目的(価値)の優先順位を決める
③費用対効果を知る
って事ではないでしょうか?
と言葉にするのは容易ですが、実際に行うとなると、コレがすごく難しいです。
一個人をとって考えても、日によって大切なモノやコトなどは変化するかも知れません。
それが家となると家族みんなの意見も重要で、時には一緒に住まない親や親せき、更には会社の上司やご近所さんなどなど、関わる方々の事まで考えていくと、とても統制がつかなくなってしまうかも知れません。
お住まいづくりの最も難しい部分は、先ず、ご自分たちの価値観を明確にしていく事にあります。
最も需要なポイントが、難しいとも言えますね。
しかし、そこを明確に出来ないと、そもそも何がローコスト住宅なのか?すら分かりません。
自分自身でご自身の価値観を明確に出来る方は、とても素晴らしい。
実際は中々おられません。
そもそも、自分の姿を見る時カガミが必要な様に、ご自身を知る為には誰か自分以外の人が必要です。
そんな方と出逢う事が、お住まいづくりをされる上でも、必要で、重要なポイントなのかも知れません。
寒くなりましたねぇ~。
最近はめっきり寒くなりました。
夜には肌寒いくらいで、我が家では毛布を準備しました。
寒暖の差が激しくなりました。
皆さまにおかれましては、くれぐれもお身体を大切になさってください。
今日は朝から風も強くて寒かったので、会社は床暖房のスイッチを初めてONにしました。
床暖房は本当に心地いいですね。
よかったら、体感しにお越しください。
事務所移転から1カ月が過ぎた先日、いただいたお花などを2階に飾り直し、1階は完全通常仕事モードにインテリアを切り替えました。
そこで、今日は、オーナー様(お施主様)をはじめ、皆さまに本をゆっくりご覧いただけるよう、ソファーを設置しました。
床暖房が心地よい部屋で、ゆっくり本を観に来ていただけると嬉しく思います。
和室は不要?それとも必要?
「和室はいるか? いらないか?」
打合せの際によくそう言った話になります。
「あれば便利だろうなぁ~」
「例えば、誰かが泊まりに来た時とか」
「オシメをかえる時とか」
「でも、和室より、リビングを広く取りたいかなぁ~」
などなど、皆さん悩まれます。
大切な事は、色々な物事をイメージではなくシッカリとした認識に落とし込んでいく事だと思います。
そして出来れば、それらを数値化すると、より分かりやすいですね!
例えば・・・
お客様が泊まりに来る回数。
今まで年間で何日または何回、来客者が宿泊されたか?
家が広くなる事で、その回数はどの程度増やそうと考えているか?
和室の必要性を「誰かが泊まりに来た時の部屋」と考えているのなら、出しておいて無駄のない数字です。
例えば・・・
床仕上材の金額。
あくまでもイメージ(概算)ですが、以下に色んな床仕上材で6帖の部屋の床で施工した金額を出してみましょう!
縁ありの1畳たたみの場合
6帖:8万6千円 (平米単価:8700円/㎡)
縁なしの半畳たたみ(琉球畳)の場合
6帖:14万3千円 (平米単価:14400円/㎡)
フロアー材(シート貼や単板貼など)
6帖:11万7千円 (平米単価:11800円/㎡)
無垢フローリング材(カバなど)
6帖:17万2千円 (平米単価:17300円/㎡)
300角磁器質タイル貼り
6帖:12万1千円 (平米単価:12200円/㎡)
こんな風に数字にすると、分かってくることがあります。
ニーズ(NEEDS)はウォンツ(WANTS)とは似て非なるものです。
ウォンツは欲しいと希望する衝動的ニュアンスであるのに対し、ニーズは費用対効果をより明確に理解し、選択する事です。
後悔が少ないようにするには、ウォンツをニーズに落とし込んでいくか、決して人のせいにすることなく、自分のウォンツを信じ切るかのいずれかしかありません。
どちらもステキな選択の仕方ですが、ご自分の選択がいずれかを認識する必要はありますね!
次は、和室の使われ方の違いによる、プランの違いを観ていただきましょう。
上の写真は乗算の家の写真です。
乗算の家は雛人形を飾るスペースやリビングの延長としての使用をお考えでした。
また、お住まいの名前の通り、イメージなど色んなモノをかけあわせていく中に、和のイメージがありました。
縁側を思わせるような床の角材は、洋と和の乗算によってデザインされました。
雛人形を飾るステージ(舞台)のようにも観えてきますね!
想円の家の和室は、子供達の勉強部屋だったり、乗算の家と同じく、デコレーションのスペースでもあります。
またダイニング・キッチンとリビングスペースをやわらかくエリア分けする役割もあります。
LDKの空間に和室という家具が入り込んだ様にも観えます。
小さなお子様がおられる新流の家は、オシメをかえたりオモチャで遊んだりとリビングの延長として使用される和室です。
また、天神様の掛け軸を飾る為のデコレーションスペースでもあります。
両美の家の和室は茶室をイメージされました。
県外におられるご両親が泊まりに来られることも想定はされていますが、基本的にご自分達ご家族がハレを楽しむ空間として設けられました。
唯二の家は客間と寝室を和室にされました。
上写真が客間。
下写真が寝室です。
寝室には、寝転んで本を読みたいとのご要望から本棚が設けられています。
三雲の家も寝室は和室。
写真はLDKにあるリビングの延長の和室です。
客間としても使われるので、仕切って部屋にもなります。
今日遊の家の和室は、床の間にイタリアのタイルを敷きこんだり、スプーンカット仕上げの無垢材の床仕上だったりと、豊かなイメージの空間です。
いつもとは違った雰囲気をご家族で楽しむ為の空間です。
歳がいけば和室が恋しくなるかどうかは、正直分かりません。
歳をいけば演歌を聞くってわけでもなさそうですし、祖母は(和室で)ベッドで寝てイスに座っています。
だけど和室には心地よい空気があります。
凛とした空気感だったり、イグサの落ち着きのある香りだったり、和室の良さはあります。
大切なのはニーズかどうか。
住まいづくりは自分を知るところにあります。
暖簾(のれん)
直下率
「直下率」と言う言葉はご存知ですか?
2016年4月14日に発生した熊本地震では、多くの方々が大変な思いをされ、お見舞い申し上げます。
その熊本地震では、新耐震基準で建てられた築2・3年のお家なのに倒壊したお家があったそうです。
その問題のポイントは、建築基準法ではとわれていない「直下率」にあったのでは?との見解もあります。
直下率には壁直下率と柱直下率があります。
ここでは柱直下率のお話をします。
柱直下率とは2階柱のうち、その真下に1階柱がある割合を言います。
50%以上確保していれば、床の不陸事故発生確率が低くなると言われています(様々な見解が存在します)。
1階に広いLDKをご希望されるケースが多いですが、そうなると2階の柱の下に柱(壁)が無い部分が多くなり、直下率が下がり地震などの際の安定性が悪くなってしまう事もあり得ます。
1階に広いLDKをご希望される場合は、直下率をチェックされる事もおススメします。
人間の「広い」と言う感覚には、「広さ」と「広がり」の2種類があります。
「広さ」は面積などを多く取る事で感じる感覚であるのに対し、「広がり」は必ずしも面積を確保しなくとも、見え方などの感覚により感じられます。
1階に広いLDKをご希望され、耐震性もご要望される際には、直下率の検討と同時に必要な広さと広がりを検討されると良いと思います。
また、広さが必要な部屋は2階にされるのも良いかも知れません。
現在施工中の(仮称)松本の家。
当然直下率は50%以上ある上に、偏芯率も0.2以下(建築基準法は0.3以下)にて設計されています。
今日、現場では、ベースコンクリートの打設を行いました。
また、会社では、建て方などに備え、構造などの打合せも行いました。
観た感じも生活の豊かさにはとても大切なポイントですが、構造も大切なのは言うまでもありません。
あれから1か月。
左内町の新社屋に引っ越してから1か月が過ぎようとしています。
皆さまのおかげをもちまして、何となく落ち着いて仕事が出来るようになってきています。
しかし、今日は、ヘルメットが見つからず・・・
急いで段ボール箱を空けて探しました。
たまに未だ、そんなこともあります。
先日は、内部の看板が設置されました。
来週にはエントランスの暖簾が完成してきます。
そしてやっと来月予定している、オーナー様(お施主様)にお披露目をさせていただく為の準備を進めています。
新社屋へ移転した最も重要な理由は、オーナー様(お施主様)の暮らしを高めるお手伝いが出来ないか?という事にあります。
お住まいは建てて終わりではなく、暮らしの中にこそ豊かさや充実があります。
日常である暮らしを高めるご提案やお手伝いできてこそ、弊社でお家を建てていただいた価値があると考え、様々なプロジェクトなどを検討しています。
その拠点として、左内町の新社屋をご利用いただけると、とても嬉しく思います。
なかなか・・・牛歩のペースで未だ整わない部分もありますが、今後とも、株式会社エクリュをよろしくお願い致します。
ちなみに・・・
駐車場は上写真に示す、6番と7番を来客用駐車場としています。
ご利用ください。
家を建てる値段。
家を建てるのは、いくらぐらいで建てられるのか?
どなたもとても気になる事だと思います。
弊社の内覧会の際、お客様からよくいただくご質問。
「このお家、いくらで建てられました?」
とお問い合わせいただきます。
もちろん、オーナー様(お施主様)のプライベートな情報なので、お応えは出来ません。
でもきっと、最も知りたい情報は、そこなんでしょうね!
お家を建てる際の金額の目安に、『坪単価』があります。
しかし、この指数。
とてもあいまいで、決して比較の出来る数字ではない事をご存知ですか?
「施工坪数の計算の仕方」や「建築費の考え方」など、坪単価を計算する際の分母も分子も各社で基準が違う場合が多々あります。
その為、決して比較に使える指数とは言えません。
だいたいどのくらいの金額で建てることが出来るのかを、大雑把に知る事は出来るのでしょうけど、比較には適さないと思います。
と言いますか、比較は本当に難しいです。。。
比較が難しいのは、家の価格は広さや断熱性能などの数字で決まるわけでもなく、比較すべき要因が多すぎる事にあるのだと思います。
また、数字では表せない事が、お家にはたくさんあるという事でしょう。
例えば、「使いやすさ」を数字で表すのは難しく、それを金額に置き換えるのはすごく難しいです。
「選択枝の数」も数字に出来そうですごく難しいです。
「打合せ回数」や「保証の範囲」、「アフターサービスの種類」などを数字して比較する事も難しいです。
だからご提案ですが・・・
「自分自身の基準を検討する」ってのはいかがでしょうか?
自分自身の基準の決め方は以下のようにします。
①金額
先ず、建築費などにいくらかけるのかを決めます。
住宅ローンの他にもライフサイクルコストなど、維持管理費用も検討しておく必要があります。
住宅メーカーさんや工務店さん、銀行さんや税理士さん、ファイナンシャルプランナーなどと相談しながら、建築費を出します。
色んな方に相談されている間に、もしかしたら色んな事が分かってくるかも知れません。
例えば工務店さんの考え方なども観えてくるかも知れません。
②必要な部屋数や広さ
今、お持ちの物を調べる。
ライフスタイルなどを家族で話し合う。
好きなインテリアなどのイメージを雑誌などで調べ、どんな家具などをどんな風に配置すればそのイメージに近付けるか?
それによって置く家具などの大きさなどを把握しておきます。
ちなみに・・・
よほど管理できていないと、一般的には生活していると不要なモノが生活空間の中に存在します。
直ぐに必要でないモノの割合は70%以上とも言われています。
お家を計画されていくと直ぐに解りますが、スペースには費用がかかります。
お家を大きくすると直ぐに何十万円ものお金がかかります。
不要なモノのために貴重なお金を割くのは、本当に意味が解らない事です。
お住まいを計画される前に必要な持ち物を整理する必要があると弊社では考えています。
③性能や仕様
性能と言うとどうすればいいのか難しそうなので、専門家に任せようと思ってしまいがちかも知れません。
しかし、今なら性能に関して分かりやすく説明したウェブサイトや展示場などもあります。
そういったものを活用しながら、ご自分でも検討されてはいかがでしょうか?
構造性能や断熱性能などを例えば数字で決められてはいかがでしょう?
構造性能は、構造材の品質を決めたり、偏心率や柱直下率・壁直下率などを決める。
断熱性能などはUa値やηa値を決める。
など、数値で決めるのもひとつの方法です。
④サービス
設計力や提案力、情報や知識にもきっと差があります。
打合せの流れや期間(スケジュール)などもマチマチ。
このサービスも多種多様で比較が困難な部分のひとつです。
例えば、建売住宅を買われる場合。
実際に買うお家がそこにあるのだから、費用対効果はかなり分かりやすいです。
最も心配なお家がいくらになるのかは、既に分かっています。
でも、建売住宅を選択せず、注文住宅を検討されている方は、家に生活を合わせるのではなく、生活に合わせた家を検討したいからでしょう。
となると、自分たちの生活への理解力を持った会社が必要です。
生活を理解し、カタチにするサービスを行っている会社でなければ、ニーズにお応え出来ません。
こんな風に、自分たちにはどんなサービスが必要なのかをご検討いただく必要があると思います。
これらの条件におさまって費用がおさまった時、それがニーズです。
「高い」とは、基準を得る為に必要な費用が予定をオーバーして必要な時。
「安い」とは、基準を得る為に必要な費用が予定金額を下回った時を意味し、本来、基準を満たさない場合は、「安い」とは言えないと思います。
しかし、現実はいつも厳しく・・・
もしかしたら、基準を定めたは良いが、予定の費用におさまらない時もあるかも知れません。
だけど、得る為には、何かを変化させる必要があります。
基準を見直す事も一つの方法です。
考えを見直す事も一つの方法です。
費用を見直す事も一つの方法です。
多くの方々のご意見やお力添えをいただきながら、基準や費用を諦めず見直していけば、たいていの事はクリアしていけるのではないかとも思います。
もちろん諦める事も一つの方法ではあります。
住まいづくりは、自分を知る為の選択を繰り返す事のように思えます。
弊社はそんな中で、カガミのような役割が果たせればと考えています。
家を建てる値段。
それは、建てられる方、ご自身が決めるのだと思います。
弊社の内覧会の際、お客様からよくいただくご質問。
「このお家、いくらで建てられました?」
とお問い合わせいただきます。
もちろん、オーナー様(お施主様)のプライベートな情報なので、お応えは出来ません。
しかしこのご質問、きっとお応えしたところであまり意味がないのだと思います。
なぜなら、このお家の事をどれ程ご存知かが疑問だからです。
もしかしたら設備配管の方法もコンセントの数すらご存じではないでしょう。
どんなサービスが背景にあるのかも。
大切な事は、ご自身の想い(お住まい)をカタチにするのには、どれ程の費用が必要なのかという事ではないでしょうか?
その為にされる質問は、別にあるのではないでしょうか?