トラバーチン

(仮称)宝永の家のキッチンカウンターの下立ち上がりは、トラバーチン風のタイルが貼られています。

トラバーチンは、古代ローマ時代から建築に用いられた大理石の一種です。
コロッセオやパンテオンもトラバーチンが使われています。
僕が以前勤めていた芦屋のマンションディベロッパーの1階の壁は全てトラバーチンで仕上げられていました。

そんなトラバーチンを模したタイルを、カウンターの下の立ち上がりに施した(仮称)宝永の家は、素材感の持つ重厚感は、もちろんの事、ご存知の方には、その歴史的な背景の重みも感じていただける事と思います。

(仮称)宝永の家の重要なファクターに、重厚感があります。

社幕

建て方(建前)を、先週末に終えた(仮称)鹿谷町の家。
今日は、床下の設備配管を行っています。

建て方の日、基礎に入り込んだ雨水を抜きましたが、今朝は早朝に現場に向かい、その後入り込んだ雨水を抜いて、設備配管に備えました。

そして、足場に社幕を取り付けました。

建て方

今日は(仮称)鹿谷町の家の建て方(建前)でした。

心配された天気も何とか恵まれて、おかげさまで無事建て方を終える事が出来ました。

これもひとえに、オーナー様をはじめ皆さまのおかげと感謝しております。
ありがとうございます。

お疲れ様でした!

今日と明日の現場。

今日は(仮称)宝永の家のインナーガレージの床のコンクリートを打設しました。

雪国の福井では、インナーガレージは打合せの際、ご希望される事が多いスペースのひとつです。
美しいファサードをご検討される上で、インナーガレージをご希望される事も多いと思います。
(カーポートがファサードを隠すのを避けたいとの考えから)

お住まいに価値観を落とし込む事で、住む方にとっての良い住まいになると考えている弊社では、打合せの中で、原価オープンの見積書により費用対効果を明らかにして行きます。

その過程で、最終的にインナーガレージがあるお住まいになる事は、ご希望が多い割には、少ないとも感じます。

つまり、ウォンツ(Wants)とニーズ(Needs)に大きな開きがあるファクターと言えます。

(仮称)宝永の家のオーナー様にとって、インナーガレージはニーズでした。

今日は、インナーガレージの床のコンクリート打設を行いました。

そして、明日はいよいよ(仮称)鹿谷町の家の建て方です。

天気が気になるところではありますが・・・
この時期の天気はコロコロと変化するので、、、
考えても仕方のない事だから、後は神様にお任せします。

今日は早く寝て、明日に備えます。

ストーブ

弊社(社屋)は、床暖房が敷設されているのですが、今日は急激に寒くなったのか、久しぶりに石油ストーブもつけました。

床暖房は、心地良く室内の空気も汚さないので、とても快適な暖房機器です。
それに対して石油ストーブは、熱量は大きいのですが室内の空気を汚してしまい、来ている服や髪の毛も石油のにおいが付着するので、個人的にはあまり好きでは無いのですが・・・安定した炎を眺めていると不思議と落ち着きます。

今日は、鯖江市西山動物園のボリビアリスザルのゲージの中も、ストーブをつけてもらったみたいです。
NHK福井放送局のニュースで、弊社のストーブと同じ機種のストーブに火を入れる映像と、ストーブで暖を取るボリビアリスザルの映像が流れていました。

当然、どんどん寒さが厳しくなって行き、雪も降るのだろうと思いますが、もう少し紅葉など楽しめると良いのになぁ〜と思います。

言葉にならない想い(ニーズ・要)

分かりやすい事は、良い事だけど、重要な事は、いつも解り難いものです。

家事動線がコンパクトな間取りは、誰が見ても容易に分かります。
しかし、住む方のコレまでの暮らし方や動作、クセまでを意識した間取りである事を、他人が理解するのは非常に困難です。

間取りを含めお住まいのプランニングは、コンパクトな家事動線だけではなく、住んでなおキレイが保たれる為にも、住む方のコレまで(現状)やコレから(理想の暮らし)を深く理解する必要があります。

コレまでの暮らしや動作、クセなどからの間取りである事は、打合せを幾度も重ね、ご検討を繰り返して来られた住む方(お施主様)や僕には、その線(間取り)が観てとれるのですが、きっと他の人には、せいぜいコンパクトな家事動線ぐらいしか見られなかったりするのでしょう。

自分を超えては、観る事は出来ない、と言う事でしょうか。

そもそも、家事動線がコンパクトな事は、住まいを得る上で「目的」ではありません。
それは、理想の暮らしを得る為の「手段」です。

ただ、確かに言えるのは、分かりやすい事は、良い事だけど、重要な事は、いつも解り難いと言う事です。
そこにいつもジレンマが生じます。

伝える事は難しいですが、感じる事なら出来るかも知れませんね。
理解とは、概ね願望に基づく事が多く、感じる事の方が真実に近付けやすい場合もあります。

「理想の暮らし」
言葉にすると何か良い感じがしますが、具体的には観えて来ない事はありませんか?

「理想の暮らし」とは、いったいどんなモノなのでしょう?

「理想の暮らし」とは、「住む方々の価値観(ニーズ)が落とし込まれたお住まいでの暮らし」と、弊社では考えています。

人間関係同様、人と物との関係性も、比較的不要なモノ(ノイズ)が増えれば増えるほど自分を失って行く結果に繋がり、幸福感は減少して行きます。
人間関係では、そう言った比較的不要なモノを「しがらみ」と表現しています。

そう考えると、自分たち家族にとって良い暮らしを得るには、欲しい家(ウォンツ)から、必要充分、可能で有れば必要最小限(ニーズ)まで絞り込む必要があります。

「Wants(ウォンツ)からNeeds(ニーズ)に絞り込む必要性」

この意味へのご理解が浅い方には、浅ければ浅い程、その作業は困難や苦痛を増します(産みの苦しみ)。
しかし、後にはじまる新居などでの暮らしを考えた時、その大変な作業は確実に生きて来ます。

「しがらみの家」では無い、「ありのまま自然体の家」。
つまり、無駄な負荷や抵抗などが抑えられた、住む方々にとっての良い住まいになっているからです。

ちなみ・・・
「しがらみ」が多い事は、「環境」など外から押し付けられているでは無く、「しがらみを受け入れる(その方が得)」とのご自身の選択による結果である事を付け加えておきますね。

オーナー様をはじめ、弊社にお越しいただけるお客様やお施主様は、皆さまニーズでお住まいを建てる必要性にご理解いただいています(感じていただいています)。

弊社では、顕在化したニーズはもちろん、潜在化している沢山のニーズを掘りおこし共有化してお住まいに落とし込む事を考えて、打合せの仕組みやツールなどを設けています。

工事時期のご予約

本日の打合せで、(仮称)丸岡町の家の工事時期のご予約をいただきました。
ありがとうございます。

弊社では、工事時期のご予約をいただいております。
その最大の理由の一つは、品質の確保にあります。

品質の確保が、最も容易で安定的な方法は、工業生産品の様に同じ事を繰り返す方法があります。
同じ事を繰り返すと、PDCAサイクルによって品質を高め、安定する事が可能です。
しかし、同じ事の繰り返しでは、多様化への対応が出来難くなります。

そこで弊社では、多様化するニーズにお応え出来る様な仕組みなどを検討した結果、営業範囲が狭い事を逆手に取り、作り手を一定化する事を考えました。
信頼のおける作り手、及びそのチームワークにて施工していただく事での品質の確保を図っています。

その信頼のおける作り手が空いている時期しかお仕事をお受け出来ない為、予約制を採用させていただいています。

本日は、(仮称)丸岡町の家の工事時期のご予約をいただきました。
ありがとうございました。

基準は大事(土台墨)

今日は、午前中、新規に工事時期のご予約をいただきました(仮称)上鯖江の家の打合せを行い、昼から急いで(仮称)鹿谷町の家の現場へ。

先日、弊社が記したトラ墨を基に、今日の昼一に大工さんが土台墨を打つとの事で、そのお手伝いをする為、現場に急ぎました。

先ずトラ墨とは、出来上がったコンクリート基礎の上に、木製の土台を伏せるに辺り、その基準となるX軸とY軸(直行する十字のライン)を記す為、トランシットと言う角度を測る機器を用いて基準を記す(墨を打つ)仕事を言います。

土台墨とは、土台を伏せる為の基準線を、コンクリート基礎の立ち上がり天端に墨にて示す仕事を言います。

今日は、その土台墨を打ちました。

今日は天気にも恵まれ、秋晴れの中、土台墨を打つ事が出来ました。

明日、大工さんが土台を伏せてくれます。
今日は、明日の段取りを、墨を打ち終えた後、大工さんがしていました。

コンクリート工事(ハットトリック)

今日は見事に、3つの現場にて、全てコンクリート工事をお願いしている会社さんと打合せでした。

最初は(仮称)鹿谷町の家にて。

今日の(仮称)鹿谷町の家は、コンクリート基礎の型枠を解体しました。
次は、増しコンと言って、ポーチの階段やプロパンガスボンベ置き場など、基礎以外の部分のコンクリートの打設に進みます。

(仮称)鹿谷町の家の外構が一部、状況が変わった為、ポーチの階段を再検討し、その内容をコンクリート工事会社さんにお伝えしました。
また、トラ墨も打って来ました。

トラ墨とは、基礎の上に、今度は大工さんが土台を伏せるのですが、その基準を基礎の天端に記す事を言います。

次は、(仮称)宝永の家へ。

そこでは駐車場スペースなど外構のコンクリート工事の打合せを行いました。

最後は、有理の家にて、タイル敷の中庭の増設工事の打合せを、コンクリート工事会社さんとしました。

現場打合せが全てコンクリート工事なのは、RC造の建物の設計をしていた時以来じゃないかな?
現場の打合せの多くは、大工さんとの打合せになり、木造部分の打合せとなるので、今日の様な事は、とても珍しいと思います。

それぞれの現場は、おかげさまで順調に進んでいます。

原価オープン

どなたもそうですが、三有の家のオーナー様も、費用対効果を熟慮されました。

例えば、断熱性能とコストについて。
断熱性のなどは、良い方が良いに決まっていますが、「断熱が良くても暮らしていて楽しくないと、その家は欲しい家とは言えない」って事になります。

欲しいモノ(WANTS)の金額(原価)を知り、必要なモノの必要性を図る。
そのメモリ(ものさし)となるのが原価オープンの見積書ですから、例えば鉄骨階段の金額と断熱材の金額を比較しながら断熱性能を決められました。

それは(語弊がありますが)言い換えると、「楽しい」と「快適」の重要度を、お金に置き換えて表現し、認識して選択するという事。
そこに住む方の価値観が、表現されているのです。

知らずに得ているモノは、選択とは言いません。
何より! 住む方にとっての良い住まいとはなり得ません。

「良い」は、当たり前ですが、住む方ご自身にとって「良い」である必要があります。
その為には、住む方ご自身が選択する環境や考え方である必要があります。