工場(構造)見学会



昨日は富山県のラミネート・ラボさんが開催する工場(構造)見学会に行って来ました。

ラミネート・ラボさんはLVLのプレカット工場をお持ちの会社で、大断面木造ラーメンなど体育館のような大空間を木造で出来る技術力もお持ちの会社です。
今日も、梁幅1200という昔のお寺に使う梁の様な大きな梁の製作を見せていただきました。



写真にあるように、耐震等級1(在来)と耐震等級2(集成材)と耐震等級2(LVL+パネル)の原寸モデルと阪神淡路大震災のゆれを再現した時の影響の比較をされていました。

すごく解りやすく、違いがよく理解できました。

耐震等級1とは、建築基準法に適合した構造性能です。
阪神淡路大震災を受けた場合、倒壊はしませんが、半壊します。

耐震等級2とは、建築基準法の1.25倍の体力壁の長さを必要とし、床などで水平力に抵抗できるように検討された基準にて設計された構造性能です。
阪神淡路大震災を受けた場合、耐震等級1とはゆれ方が大きく違い、耐震等級1に比べ変形がかなり少なくで済みます。

その様子などが、リアルに解りました。



次にLVLのプレカット工場を見学いたしました。

木を刻む工場とは思えないほど綺麗で、出た木屑は全て燃料や木質ボードへと再利用され、無駄なく木材を利用されていました。

LVLの特徴のひとつである、木質部材として優れた安定感(強度のブレが少ない・材によっての強度のばらつきが少ない)の実現のひとつとして、施工誤差の少ないプレカットが不可欠で、その実現をされていました。



最後に、ラミネート・ラボさんが日本全国で木造で大空間の建物を建てられていることもあり、大断面の構造材の製作現場を見せていただきました。

飛騨市の小学校の体育館に使われる構造材です。
梁幅が1200mmという歴史的な寺社仏閣の構造材のような存在感のある構造材でした。
迫力がありました。

日頃あまり目に出来ない、また中々体験・体感できないことが、今回の工場(構造)見学会で経験できました。



せっかく富山に行ったので、富山らしいものを食べて帰ろうと言うことで、黒ラーメンを食べました。

富山市山室116-7にある「じゃん鬼」に行きました。
写真は「青らー麺 800円」。

とんこつ+魚介系の出汁に濃い口醤油のスープは濃厚で、味も濃いのですが、結構くせになる味でした。
コーラが飲みたくなるこってりした味(笑)。



麺にもその濃厚なスープが絡み、ソース焼きそばみたいに色づいた麺は、しっかりした味で美味しかったです。

昨日は富山で色々な体験をしてきました。

3ヶ月点検



今日は「穏景の家」の3ヶ月点検(実質的に4ヶ月点検)に行ってきました。

点検結果は良好。
ひとまず安心です。

とてもかっこよく綺麗に住まれてて、嬉しかったです。

打合せどおりと言えば、打合せどおりなんですが、イメージどおりの家具がイメージどおりに置かれてて、イメージどおりの空間に、、、いや、イメージ以上の空間になっていました。

上手に住まれていました。



点検結果も良好ですし、上手に綺麗に住んでいただいてて、とても嬉しい気持ちで点検を終えることが出来ました。

これからは収納家具などを増やしていかれるとか。

どんどんお施主様の手で住まいがつくられていきます。
また、お手伝いが出来ることがあれば、何なりとお申し出ください。

C-12 タイル貼り



今日はLDKにタイルを貼りました。

LDKにはガス温水床暖房が入っているので、タイルだと蓄熱して、寒い日はとても気持ちがいいはずです。

タイルはエポキシ樹脂の接着剤で固定して、その後、床暖房対応の目地材で目地詰めをします。



タイルを貼ると急にLDKが明るくなりました。
鏡面の白色なので、パティオから入る光を沢山反射してくれて、明るいです。

壁のクロスを貼るともっと明るくなるはずです。



また、パティオには(安全のため)鏡面ではないですが、白色のタイルが貼られ、LDKと床のレベルが同じになります。
そのことで、LDKとパティオが一体の空間に見え、広がりを持たせるのと同時に、パティオからの反射光も望め、とても明るい空間になるはずです。

仕上がりが楽しみです。

C-11 造作完成



これが以前お話した大工造作。
一般的には家具で終わらせてしまうのですが、「壁と一体に見せたい」や「物が表に出てこないでミニマルな暮らしがしたい」などのご要望にお応えするひとつの方法です。



棚や壁の出幅が出たり入ったり。
綿密な計算をして面に納める為です。

大工さんや建具屋さん、家具屋さん、そして塗装屋さんやクロス屋さんなどのコラボで面収めを実現していきます。
当然のことながら、人が増えれば増えるほどチームワークを整えるのは難しくなります。

C-10 ココがポイント



重要で業者さんたちと施工の打合せを重ねたポイントが見えてきました。

サッシのメーカーさん。
ガラスの業者さん(問屋さん)。
大工さんに構造材料屋さん。
外壁メーカーさんや塗装メーカーさん(問屋さん)。
などなど。

この部分には多くの方に知恵をお借りし、打合せを重ねました。
もちろん、お施主様とも。
お施主様のこだわりどころのひとつです。

C-09 壁と階段



外壁も内部の壁も、かなり仕上がってきました。
より、内部の雰囲気が分かるようになってきました。



階段も出来ました。

これでお施主様の奥様も娘さんも簡単に2階を見にいけますね!

この階段も意味あってこのカタチになったのですが・・・。
階段を見ているだけでも、打合せが思い出されます(笑)。

C-08 これはなんだ?



これはなんだ?

これは通気胴縁という材料で、外壁の内面に空気を通しながら外壁を固定する為の下地として利用する材料ですが、今回は別の利用の仕方をしてます。
ヒントは1階の洗面脱衣室の横にあるユーティリティ(洗濯室)にあります。

C-07 造作



かなりLDKの雰囲気が分かるようになってきました。

今回のお家もそうですが、弊社に来られるお施主様のお家はスッキリ見えるお家が多いのです。
でも、スッキリ見せる為につくり手さんたちは結構苦労しています。

そのひとつに大工造作が多いです。
例えば壁に見える収納などをつくるために細かい寸法の収納棚などが沢山あります。
「スッキリ」と「便利」など様々な両立を図る為、表に出てこない部分に職人さんは結構ご苦労されています。

苦労が表面に見えないところがかっこよくないですか?(笑)
いかにも難しそうな形状だったり、複雑だったりすると「大変でしたでしょ!」って皆に分かっていただけるのですが、真直ぐとか平らとかは一見すると普通に見えて、そうなる為の苦労が見えない。
丁度、水面をすべるように進む白鳥のよう。
水面下では一生懸命足を動かしてます。
エクリュの大工さんの仕事は、そんなイメージでしょうか?

C-06 サッシ



今日、サッシの設置が完了しました。

今回のおうちも大きなサッシが多いです。
つまり開放的なイメージになります。

大きなサッシは当然、ガラスが大きくなり、ガラスをはめ込むのがとても大変で割れたりしちゃうと危険にもなり、職人さんたちはとても気を使って施工してくれます。
何より重いんです(苦笑)。

でも、そのガラスが入ると大きければ大きな分だけ施工者の皆もお施主様も「おぉっ!」って感動が湧きます。

今度のお家のリビングなどは壁4面のうち1面はほとんどガラスになります。
きっと「おぉっ!」ってなるんじゃないかと思います。

C-05 建て方



今日はいよいよ建て方です。

建て方は柱や梁など構造体を組み上げてしまい、屋根までつくってしまうことを言います。
上棟式などとも言います。

大体の建物の形状などが組み上がると分かります。

ただ、不思議なことに、壁や天井を貼ったり、色を塗ったりしていく間に、こんなに狭いの?とかこんなに広いの?と同じスペースでも感じ方が変化していきます。
そこからも広さの感覚は床の面積(帖数)だけではいことが良く分かります。

お施主様やご家族の方々が、大工さんたちの労を労っていただけました。
お茶やお菓子を出していただいたり、食事の用意をしていただいたり、また引出物までいただきました。
大変ありがとうございました。
1日外におられた上に沢山気を使っていただいて、本当にお疲れになったことと思います。

また、この日は様々な仕様などを決めていただきました。

お風呂やキッチンの仕様。
外壁や屋根、樋などの色や仕様。
また、電気設備の最終的な確認をさせていただきました。

お施主様のイメージにぶれがなく、特に大きな変更もなく仕様などのご決定をいただきました。
ありがとうございました。

実はブレがあるとどうしても辻褄が合わない部分が出てきてしまったりする可能性が高くなり、調整は本当に考えないと難しくなります。
なので出来るだけ契約前の打合せでシッカリ決めていくようにエクリュでも心がけて打合せをさせていただいてます。