オンライン

現在弊社にてリフォームさせていただいているオフィスの現場。
今日は、そのメインとなる部分の造作棚が組み終えました。

そのオフィスの社長は、現在、パリに出張中です。
日本とパリとの時差は、7時間なので、パリ時間AM8:00頃(日本時間15:00頃)に、上写真をメールしました。

bonjour!

朝のリレー
https://youtu.be/MfMqbAitiJI?si=NihEabaS8mNy4M8o

会社に戻って、今日は(仮称)本堂町の家の打合せを、最近流行りのオンラインで行いました。

実は弊社・・・オンラインの打合せが不得意と言うか、合わなくて・・・。
と言うのも、弊社の打合せは、複雑であったり微妙なニュアンスが重要であったりと、とにかく情報量が多く必要で、オンラインなどデジタルを経由すると、情報量が減ってしまうのが、弊社がオンライン化し辛い理由です。

とは言え、現在、打合せさせていただいているお施主様は、弊社としては珍しく若い方が多く、(仮称)本堂町の家のお施主様も、いつ赤ちゃんが産まれてもおかしくないので、情報量が必要じゃない打合せの場合など、オンラインの打合せをさせていただいています。

今日はオンラインにて、(仮称)本堂町の家の打合せを行いました。

続く事と、続かない事。

続く事と、続かない事。
その差は、どこにありますか?

好きな事は、続きますか?

好きだと思っていたのに、長い時間を過ごすうち、何が好きだったのか分からなくなった経験はありませんか?
もしくは同じ時間や同じ空間を共有したくないくらい嫌いになった経験はありませんか?
そうかと思うと、ずっと好きで続けている事もあります。

その違いは、どうして起こるのか?

好きにも色々あるので、続く為には、どんな風に好きかがポイントになると感じます。

僕が住宅業界で仕事をしてから、ずっと考えている事があります。
それは、理想の暮らしがどうすれば続くのか?という事です。

高級分譲マンションの企画・販売が得意だった芦屋のマンションディベロッパーに勤めていた頃から、裕福な方も、整った暮らしを続けている方が少ない事を残念に思い、どうすれば整った暮らしが、出来れば理想の暮らしが続くのか?その方法を模索し続けて今に至ります。

そこで実感しているのは、「好き」な理由が「魅力」にある場合の危険性です。

「魅力」は、例えば舶来品やヴィンテージ品など、自分に無いモノや自分から遠いコトに感じます。
言い換えると自分との不一致に魅力を感じています。

その為、当初はあこがれていても、時間が経つにつれて馴染めず、時にはアレルギー反応すら感じてしまう事もあります。
もちろん、時間をかけて自分ゴトとして馴染んで行くという事もあるでしょう。
しかし、魅力が強ければ強いほど、自分からの距離は遠くなり、馴染むのに要する時間や労力も多くなります。

これが「魅力」の危険性です。

故に、好きな理由が魅力にある場合、続けられない結果になる可能性が大きいと考えられます。

しかし一方で、お住まいを建てられる方にとっては、マイホーム計画は初めての経験である事が多く、そうなると、意気込んだり肩に力が入っていたりと、ドンドン魅力を追う住まいづくりをされてしまう事は、決して珍しくありません。
また、会社さんによっては、受注したい一心で夢のマイホームと題して魅力をアピールされる事もあるでしょう。

魅力をカタチにして行く住まいづくりが、整った暮らしや理想の暮らしが、住みだしてから続いていない要因である事に気付き、では、どんな「好き」でお住まいを構成すれば、整った暮らし・理想の暮らしが続くのかを考えて来ました。

その答えは、「WANTS」ではなく「NEEDS」で家を構成する事にあります。

この続きは、またの機会にお話しさせていただくとして、今日はここまで。
興味のある方は、ご連絡いただけると嬉しく思います。
(電話番号:0776-36-9001:平日9:00-18:00 / Email:info@ecru-arc.co.jp

地球を小さく感じる日。

オフィスのリフォームのご依頼いただき、現在、工事中です。

ご依頼いただいた会社の社長は、先日からパリへ出張中。
そこで、知り合いがパリで経営するギャラリー(l’embrasser)をご紹介したところ、早速会いに行って来たとの連絡をいただきました。

地球が小さくなった気がしました。

留守をあずかり、現場は順調に進んでおります。

2年点検

今日は、好択の家の2年点検を行いました。

おかげさまで、とても良い状態で、全く問題ありませんでした。
それに、とても素敵に暮らしていただいていて、お洒落なお住まいでした。
とても嬉しく思いました。
ありがとうございます。

お忙しいとは思いますが、10月21日からスタートする絵画展など、弊社にも遊びにお越しいただき、またお洒落に暮らすヒントやアイテムを得ていただけると嬉しく思います。
何より、またお会いできる日を楽しみにしております。

どんぶらない

今日は(仮称)高木町の家のお施主様と、見積図書による見積もり内容の打合せを行いました。

見積図書とは、見積もりを行うに際して、どんな部材を使用してどんな風に作るのか?などを示す事で、より正確に金額を算出できる様、見積もりに必要な情報を詳細に伝える図面などを言います。

坪単価など、どんぶり勘定では無く、原価オープンの見積もりを作成している弊社だから、見積図書の作成が必要となります。

ちなみに、ビルなどの大規模な建築の場合、見積図書の作成などは至極当然に行います。
坪単価契約などは、規格品など標準化された物を多用する住宅産業(小規模な木造建築物)のみの特殊な仕組みです。

僕は以前、芦屋のマンションディベロッパーでマンションの設計をしていた事もあり、逆に弊社では見積図書の作成などは、当たり前に必要性を感じて行っています。

どんぶり勘定では無く、金額など比較的明確になるので、無駄が減少されます。

とは言え、弊社が原価オープンの見積もりを作成するのは、無駄を省く事が主たる目的ではありません。
むしろ無駄を省く事は、副産物です。

では、原価オープンの主たる目的は何か?

それは昨日のブログに書かせていただいた事こそ、主たる目的です。
「住まい」=「住む人」となる事。 それを自覚して目指していただく為です(temet nosce:汝自身を知れ)。

(仮称)高木町の家も、見積もり開始です。

(仮称)高木町の家も、「住まい」=「住む人」に近付けて行く様、打合せを重ねて行きます。

「住まい」=「住む人」

今日は(仮称)本堂町の家の、仕様変更による建築費などの調整打合せを行いました。

弊社は、原価オープンの見積もりを作成しております。
原価をお伝えすると言う事は、弊社の利益もお伝えすると言う事になります。

なぜ、そこまで覚悟を決めて、包み隠さずお伝えしているのか?

それは弊社が、「住まい」は「住む人」とイコールである必要性がある、と考えているからです。

「住まい=住む人」
一体どう言う事か?

臓器移植をする場合、ドナーとの一致が無ければ拒絶反応を起こします。
拒絶反応とは、自己ではないと認識されたものを排除しようとする免疫機能による生体反応です。

実は、コレによく似た事が、住まいでも起こります。

住み心地の良い住まいとは、最も自分らしくいられる住まいであり、それには住まいが自分らしさで構成されている事が必要です。

では、「自分」とはなんでしょう?

例えば、スガシカオさんは「progress」の中で、「ボクが歩いたきた日々と道のりを、ホントはジブンって言うらしい」と言っています。

一方で「自分」とは、一生をかけて探すモノなのかも知れません。

弊社は「自分」とは、お金の使い方でも表現されていると考えています。

何にお金をかけるのか? また、何にお金をかけないのか?
それによってその人の価値観などが表現されます。

お金の使い方(または価値観)もひとつの「自分」だと考え、「住まい」=「住む人」に出来るだけ近付いていただく事を願って、その事に弊社が邪魔をしない「原価オープン」の見積書を作成して打合せに用いています。

今日は(仮称)本堂町の家の、仕様変更による建築費などの調整による「住まい自分化の打合せ」を、原価オープンの見積書にて行いました。

今宵、(仮称)本堂町の家が、昨日よりお施主様らしく変わりました。

おかげさま

おかげさまで、天気もギリギリもってくれて、無事、建て方(建前)を終える事が出来ました。

ありがとうございました!

建て方(建前)

おかげさまで今のところ天候にも恵まれ、今日は建て方(建前)です。

乾太くん

5月から着工した我が家のリフォーム工事。
今日、乾太くんの設置で、完了となりました。

乾太くんは、リンナイさんから発売されているガス衣類乾燥機です。

お施主様たちにもとても人気が高く、冬場の洗濯物が乾きにくい福井県民の悩みを解決してくれる以上に、衣類の乾燥の仕上がりがとても良く、電気の衣類乾燥機よりかなり短時間で乾くので、弊社のお施主様は、乾太くん設置率が高く、設置された方々は、「皆さまにもオススメしてあげて!」とご満足されているご様子です。

ただ、弊社からはご紹介はするものの、オススメは決してしません。
何故なら、「良い」はお施主様側に存在しており、弊社に存在していない事をご理解いただきお住まいづくりを進めさせていただきたいからです。

とは言え、我が家としては、念願の乾太くん設置となりました。

デザインもモデルチェンジしたばかりの乾太くん
洗濯物の仕上がりがとても楽しみです。

経験してしまうと、自分の良いを抑えるのが一苦労しますが、念願の乾太くん設置により、長らくかかった我が家のリフォーム工事は完了を迎えました。

皆さまのお力添えをいただき、ありがとうございました。

我が家の重要文化財

青銅器の羊形兕觥(じこう)で、酒器だそうです。

亡母が中国で手に入れたモノが、購入時のエピソードと一緒に、我が家にやって来ました。

調度品もさることながら、そこに付随するエピソードや思い出も、我が家にとっては重要文化財です。

僕がうまれるずっと前に亡くなっているので、会った事のない祖父が、正月になると出してきて使っていた、先祖代々伝わる螺鈿の重箱(江戸時代)や瀬戸焼 正旭園庄平製(加藤庄平) 染付鶴松の三段重箱(江戸末期)は、伯母が手伝いをしていて落としてしまった事を何度も父から聞かされていたりと、モノにまつわる父の思い出や僕の思い出、きっとご先祖さまの思い出が、ドンドン積み重なって行ってるはず。

それがきっと、写真には写らない美しさ。

我が家のニッチは、横山家の思い出と言う重要文化財を、展示しています。