確認済証受領

今日は三有の家の確認済証を受領してきました。

一般的にお住まいを建てようとした時、建物の設計や敷地配置などの計画が建築基準法などに適合しているか、都道府県または市町村の建築主事(建築確認等に関する事務を担当する役職)や指定確認検査機関などにチェックしていただきます。
その事を建築確認と言います。

本来はお施主様が建築確認申請を行うのですが、専門的なので、弊社のような工務店や設計事務所が代行するのが一般的です。

今日はその建築確認申請の結果、建築基準法など法的に問題がない事が認められ、その証明書として確認済証と、副本を受け取って来ました。

副本とは、建築確認申請の際、同じ書類を正本・副本の2部作成します。
それをチェックしていただき、誤記などがあれば、補正し再度チェックを受け、問題が無ければ確認済証が発行されます。
そして正本はチェック機関に保管され、副本を現場にて閲覧し図面通り施工されるよう持ち帰ります。

確認済証が受領できれば、着工する事が許されます。
先ずは、現地(敷地)に地縄を張ります。

地縄張りとは、建物の柱芯の外周部をロープなどで示す事を言います。

敷地に示された建物の外周ラインを見られたお施主様が、ほとんど毎回仰るには「思ったより小さいね。。」と仰います。
しかしご安心くださいませ。
建物が出来た頃には、思った大きさ、思った広さになっていますので!

三有の家。
いよいよ現場のお仕事がスタート致します。

表現(伝えたい事・伝わる事)

昨日は、(仮称)文京5の家のタイル仕上げについての打合せなどを行いました。

(仮称)文京5の家のオーナー様の選択。
イメージマップの分析通り、幾つかのポイントで安定的な傾向があります。
(⇒イメージマップとは?

それを言葉にすると・・・
例えば、「ルーツ(歴史・様式)」「ハンドメイド(人・ぬくもり)」
全体的にはシンプルに構成されているのですが、何処かに「ツール」「ハンドメイド」雰囲気が感じ取られるポイントが存在している事です。
オーナー様との打合せでは、それらを総称して仮に「ミッドセンチュリー」や「モダニズム」などとあだ名を付けました。

とにかく、(仮称)文京5の家のオーナー様の選択は、ご本人たちが意識してか無意識のうちにか、いずれにしても選択の中に安定感があり、合理的な選択の中にも人間らしい温かみを感じるモノなどを選び出されます。
その選択の繰り返しで構成されたのが、(仮称)文京5の家と言えます。

例えば、それは、昨日の打合せのタイルの選択からも感じ取れます。

一方で、その事など意図や想いや選択を、感じ取れる人がどれ程存在するのか?との話にもよくなります。

「(自分たちの選択したコトやモノなどに対して)それだけの視力を持って、捉え、観る事が出来る人の目に触れる事があるのか?」
「まぁ、自己満足で良いのですけど(気付かれなくてもなんの問題は無いのですが)!」

打合せの際、そんな話になったりもします。
誰しも自分を超えて、モノゴトを観る事は、出来ませんからね。

お住まいは、芸術作品とは違います。
ニーズと機能を有しています。
一方で、表現でもある部分もあり・・・芸術に近い部分もあります。

「売れる(伝わる)音楽じゃなくて、自分たちの音(伝えたい事)を出したいねん!」
学生の頃、音楽をしていた時に、言ったか? 言ってないか? ・・・
ぼんやりとそんな事を、思い出しました。

表現した事が、ちゃんと伝わる。
こんなにステキな事は他に無いですね!

足場がバレました。

今日は(仮称)文京5の家の足場が撤去されました。

足場がバレると言いますが、足場が無くなると、ちょっと嬉しい感じがします。

(工事中ですが)足場が無くなる事で、少し工事中らしさが軽減されるからでしょうか?

心なしか、建物が大きく見えます。

ニーズをカタチに。

今日は、帰自(きじ)の家の見積りの打合せを行いました。

弊社は、原価オープンの見積書を作成しております。
原価オープンとは、モノや工事などの金額に、弊社の利益をオンしない、原価にて表示された見積書を言います。
つまり、弊社の利益も見積書に表記されています。

弊社はニーズをカタチにする事を、とても大切に考えています(ウォンツでは無く、ニーズ)。
住む方のニーズが落とし込まれたお住まいが、住む方にとって良いお住まいになると考えているからです。

ニーズを図るには、全てのモノやコトの費用対効果が明確である必要があり、またそれらを比較出来る環境が必要です。

上記の事から、弊社では覚悟して原価オープンの見積書にて打合せを行う事を決めました。

全てはニーズをカタチにする為。

今日は、その原価オープンの見積書による帰自の家の打合せを行いました。

仏造って魂入れず

カタチには意味があります。
いや、意味がカタチになります。

意味を持たないカタチは、まさに魂が入っていない仏像の様です。

上の写真の壁にあるのは、照明の為の出っ張りです。
いわゆる建築化照明です。
(仮称)文京5の家は、伸びやかさによる豊かさがひとつポイントです。

ライン照明が点灯する出っ張り。
実は照明が点灯していない状態でも、役割があります。
それは目線の誘導による奥行きの強調です。

リビング・ダイニングの伸びやかさ(広がり)を印象付けるのが、目的です。

カタチには意味があります。

それと似た役割が、下の写真の中にあるのですが、お分かりになりますか?

きっと登り梁に目を奪われるでしょうけど、お伝えしたいのはそこでは無く、下の写真にあります。

奥の開口は、玄関からリビング・ダイニングに入ってくる開口です。
その開口より少し低い手前の開口は、キッチンに向かう開口。

リビング・ダイニングでくつろいでおられる方が、キッチンには積極的に目線を運ばないで欲しい想いが、手前開口部が低い理由です。

その開口部の上部。
よく見ると壁が少し下がっているのが、お分かりいらだけますか?
「面落ち」と言って、段差を設けています。

これは縦方向の目線の誘導を図っての事。
つまり、天井の高さが高く感じやすい様にし、リビング・ダイニングの伸びやかさ(広がり)を、縦方向でも演出する為のカタチです。

他にもサッシの取り付け方や、床材の貼り方向など、細部にも伸びやかさ(広がり)を演出する工夫がなされています。

9月には、オーナー様のご厚意のもと内覧会を予定している(仮称)文京5の家。
チョット先になりますが、カタチの意味を覚えておいて、内覧会でご確認いただけると、よりその効果を実感いただける事と思います。

今日は(仮称)文京5の家におけるカタチの意味をお伝え致しました。

桔梗

毎年夏が来ると、亡母が残してくれた桔梗が、我が家の裏庭に咲きます。

今日、早々と一輪咲いているのを妻が見つけ、会社に持って来て生けました。

母が会社に遊びに来てくれたようで、華やいでいます(笑)

7月16日から、弊社の2階にあるエクリュ・ギャラリーにて、絵画展を行います。

「スモウレスラーズウィズマナーズ」と題したこの度の絵画展の作家、友高遼は、2018年からAkademie der bildenden Künste Wien(ウィーン美術アカデミー)に在学、Daniel Richter(ダニエル・リヒター)に師事し絵画を学ぶ、オーストリア在住の作家です。

展覧会タイトルの『スモウレスラーズウィズマナーズ』は、力士に代表される折り目正しい礼儀作法「manners」と、ウィーン菓子の定番「Manner」をかけ、日本の伝統を背景にオーストリア文化の中で生まれたアート作品をご紹介させていただきます。

またこの度の絵画展、オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京のご後援を賜り開催させていただきます。

日本とオーストリアの影響を受けた作品をご高覧くださいませ。

スモウレスラーズウィズマナーズ
HARUKA TOMOTAKA

2022/7/16(土) – 7/31(日)
金・土・日・月
(火・水・木曜日は、お休み)
13:00-18:00

Ecru Gallery
エクリュギャラリー
〒918-8002 福井市左内町9-17
TEL.0776-36-9001

駐車場: https://goo.gl/hxRQcQ

【後援】 オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京

※マスクの着用をお願いします。
※コロナウイルス感染予防・対策を重々に講じます。

開口検査と予約制。

(仮称)文京5の家は、大工さんの工事がまもなく完了致します。
そこで、今日は、開口検査を行いました。

開口検査とは、木製建具が入る部分の開口が、図面通りに施工されているかを確認する検査です。
実は、(他の会社さんの)新築住宅の工事では、あまりそのような検査をされる事は無いと思います。
きっと弊社独自の検査項目です。

既製品の木製建具をそのまま現場で設置する場合。
大工さんが木製建具を設置までされるので、検査も何もなく開口部は完成されます。
きっとこの流れが、最も一般的と言えるのではないでしょうか?

造作での木製建具(オーダー建具)を設置する場合。
大工さんの造った開口部に合わせて、建具屋さんが木製建具を制作されるので、弊社などが開口部のチェックをあらためてする事は無く、建具屋さんが採寸に来られます。
(仮称)文京5の家にもオーダー建具が何か所かあり、そこに関しては、上記の流れで進みます。

では、どうして弊社は開口検査を行うのか?
それは、(ある部分に関しては)造作建具よりコストを抑える為、改造した既製品の木製建具を、大工さんのつくった開口に建具屋さんが設置する方法を取っています。
改造品とはいえ、木製建具本体は既製品。
寸法など、決まっています。
ですので、既製品の寸法に合わせた開口が出来上がっていないと、建具屋さんが木製建具を取付けに来られた際、納まらないとの事になってしまいます。
そこで、弊社では開口検査を行っています。
大工さんにかなり精度を要求する納まりとなります。
実は弊社のお住まいづくりには、そう言った部分があちらこちらに存在しています。

大工さんをはじめ色々な工程で、精度を求めるお住まいづくり。
そこで、弊社は施工の手の一定化を図り、品質を確保しております。
結果、弊社は予約制をとっております。
工事時期のご予約をいただき、その工事時期から逆算たその方用の打合せスケジュールを組み、打合せを進めて行く方法です。
(詳しくは、お問い合わせくださいませ)

今日は、(仮称)文京5の家の開口検査を行い、おかげさまで、無事、完了致しました。
ありがとうございました。

ご契約とNEEDS(デザイン思考)

今日は三有の家の契約を行いました。

昨日も遅くまで契約書の作成をしていました。
弊社の契約書はとても厚みがあります。
その理由は、先ず弊社は原価オープンの見積りを採用している事が影響しています。

大型のホッチキスが、中々貫通出来ない程の厚みとなります。

原価オープンの見積りであるのも同じ理由ですが、弊社はお客様のニーズをカタチにする会社です。
「ニーズ」は良く耳にする言葉ですが、弊社が使う「ニーズ」との言葉の意味は、もしかすると皆さまが思われている意味と、少し違うかも知れません。

その事が、契約書にも表れています。
詳しくは、またの機会にご説明させていただきます。

とにかく今日は、三有の家のご契約をいただきました。
ありがとうございます。

ご契約いただき、早速、発注承認打合せを行いました。

発注承認打合せとは、次回、発注などする内容に関して、発注前にご契約の内容を確認させていただき、ご契約のまま発注しても良いか否かをお聞きする打合せを言います。

やはりコレも、ニーズをカタチにする、つまりデザイン思考である弊社の仕組みのひとつです。

スモウレスラーズウィズマナーズ HARUKA TOMOTAKA

おかげさまでこの度、7月16日からエクリュ・ギャラリーにて絵画展を行う運びとなりました。

「スモウレスラーズウィズマナーズ」と題したこの度の絵画展の作家、友高遼は、2018年からAkademie der bildenden Künste Wien(ウィーン美術アカデミー)に在学、Daniel Richter(ダニエル・リヒター)に師事し絵画を学ぶ、オーストリア在住の作家です。

展覧会タイトルの『スモウレスラーズウィズマナーズ』は、力士に代表される折り目正しい礼儀作法「manners」と、ウィーン菓子の定番「Manner」をかけ、日本の伝統を背景にオーストリア文化の中で生まれたアート作品をご紹介させていただきます。

またこの度の絵画展、オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京のご後援を賜り開催させていただきます。

日本とオーストリアの影響を受けた作品をご高覧くださいませ。

スモウレスラーズウィズマナーズ
HARUKA TOMOTAKA

2022/7/16(土) – 7/31(日)
金・土・日・月
(火・水・木曜日は、お休み)
13:00-18:00

Ecru Gallery
エクリュギャラリー
〒918-8002 福井市左内町9-17
TEL.0776-36-9001

駐車場は以下の場所、①②⑤⑥番に駐車してください。

https://goo.gl/maps/hJZVt5ButjqxRaj88

【後援】 オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京 株式会社福井新聞社 (五十音順)

※マスクの着用をお願いします。
※コロナウイルス感染予防・対策を重々に講じます。

お休みをいただきました。

今日は久しぶりに時間が取れたので、お引渡しを済ませた集流の家経由で、白山平泉寺へ行って来ました。
写真は、平泉寺の南側、南谷坊院跡です。
この辺りには、写真のような石畳みの道が縦横に整備され、3千6百ものお坊さんの住居があったと言われています。
1574年に一向宗により全山焼亡。
今は立ち寄る人もほとんど無く、野鳥や虫の音がするばかりでした。
多くの方々の想いや思惑や喜びや悲しみの先に、今があるのでしょうね。。。
宗教も政治も、全て人がする事ですから。
それに完璧など存在し得ないでしょうから。
それでもそれぞれの最善を尽くすしか無いのでしょう。
その先に未来があると信じて。

今日は静寂の中、色々と考える事が出来、何より運動が出来ました。