地鎮祭

今日は地鎮祭でした。

おかげさまで、この日をむかえる事が出来ました。
ありがとうございます。

地鎮祭とは、工事をする前に土地の神様などに土地を触り建物を建設するお許しを得、工事の安全などを祈願する儀式を言います。

今日は風が心地よく天気にも恵まれ、清々しい空気の中、神明神社さんに地鎮祭をしていただきました。

この度も、地鎮祭のあと、ご近所の方々にご挨拶させていただき、その後、第2回目の発注承認打合せを行いました。

外壁材など外部を構成する部材を中心に、住宅設備などをご決定いただきました。

外壁など外部を構成する部材は、現地で決めていただくようにしています。

人間の目は、色を対比で認識しています。
つまり、絶対色彩感覚は存在しません。
ですので、好みの色も周辺環境の影響で変化してしまいます。
実際には天気などでも変化するのですが、不確定にする要因を一つでも消そうとした場合、現地で決める事になります。

今回も現地にサンプルなどをお持ちして、外壁など外部を構成する部材をご決定いただきました。
ありがとうございました。

芦屋のマンションディベロッパー時代を思い出し。

やっと完成した見積図書。
これで打合せが出来ます。

見積図書とは、見積もりを行う為に作成する図面集などを言います。

以前、勤めていた、芦屋のマンションディベロッパー時代など、唯一無二のビルなどを設計する場合は、必ず作成されるこの見積図書。
しかし、戸建て業界に入った時、見積図書を作成しないで、見積もり書を作る事に驚きました。

弊社は ① 唯一無二のお住まいをご提案している ② 原価オープン方式の見積もり書を作成している 以上の理由から、マンションディベロッパー時代同様に見積図書を作成しています。

それがやっと今日、アップしました。

マンションディベロッパー時代の見積図書の図面枚数は、今の10倍では効かないかも知れませんが、その分、大勢で描きます。

弊社は、僕一人で殆どの図面を描いています。
その為、マンションの時より、広範囲、細部まで自分で考える事も出来るとも言えます。

7.5mmの厚みは、ディベロッパー時代からするとかなり薄い様に思えますが、内容はずっと濃いです。

そもそも、戸建て業界は、見積図書自体を作成されない会社さんも少なくないと聞きます。

弊社は、訳あって、見積図書を作成しております。

そう言えば、、、芦屋のマンションディベロッパー時代、見積図書が完成すると、ホッとして嬉しく、皆んなで打ち上げに行ったりもした事を思い出しました。

コロナ禍なので、現在ではそれも難しいでしょうけど、嬉しい気持ちには、変わり無いです。
ちょっと懐かしい気持ちになりました。

来週からは、契約図書の作成が控えています。

There is a difference between knowing the path and walking the path.

There is a difference between knowing the path and walking the path.

「道を知っていることと、実際に歩くことは違う」
僕の好きな映画「マトリックス」の僕の好きなセリフ(モーフィアスの言葉)です。

情報は大量にフラットに発信・伝達され、例えば建築的な専門知識でさえも、その気に成れば大抵の事は調べる事が出来るようになりました。
(お恥ずかしい話ではありますが)新製品の情報など、お客様・お施主様から教わるってな事も、珍しく無く起こります。

“path”は、「道」という意味ですが、「経験」との意味もあります。

情報は入手出来ますが、経験は容易に得られるモノではありません。
実際に自分の足で歩んでこそ、得られるモノです。

情報を情報のまま使うのでは無く、情報に血を通わせてこそ、自分のモノになり得る。
つまり、ネットでの書き込みをそのまま利用する(例えば、ネットに落ちていたコンパクトな家事動線のプランをそのまま利用する)のでは無く、現在の自分の暮らしなどに落とし込んだり、自分の経験を照らし合わせる(例えば、現在の暮らしの家事の仕方・周辺環境・時間などなどを思い浮かべて、得た情報と比較する)事で、情報を自分のモノに上書きして行く事が、本当に大切な事だと考えています。

「道を知っていることと、実際に歩くことは全くと言っても過言では無いくらい違う」のだと弊社では考えて、打合せの際など、気を付けてお話したりしています。

価値観をカタチにする

「肝心なことは目では見えない」
サンテグジュペリ

「肝心なことは目では見えない」
星の王子さまの言葉で、僕の好きな言葉です。
そして、だからこそ、チャレンジしている事でもあります。
つまり、その人の肝心な事、とりわけ大切な事をカタチにしたいと考えています。

もう少し難しい言葉で言い換えると、「価値観をカタチにする」

そうして実際、カタチになったら、(一緒にカタチにして来た人達には観えても)他の方々には、中々、やっぱり、
肝心なことは目では見えない。
そんなモノです。

だとしても、肝心なことを共有したくて、表現したり再びカタチにしたりしています。

今日の現場。

今日は、面遊の家の5年点検をさせていただいた後、昨日行けていない現場に急ぎました。

弊社では、お引き渡し後、点検をさせていただいております。
おかげさまで、点検結果は無事、大きな問題は無かったので良かったです。 ありがとうございます。

先ずは、今日までで工事完了予定だった(仮称)三十八社町の家の内装工事の状況を確認しに行きました。

現場に到着すると、既に現場には誰もおらず。
道具も引き上げられていて、予定通り、内装工事は完了していました。

おかげさまで、とても良い仕上がりで、イメージマップ通り、雰囲気のある美しい空間に仕上がっていました。

ウッドデッキの材料も搬入されており、次の工程の準備も出来ていました。

「風景を取り込む暮らし」が、コンセプトの(仮称)三十八社町の家のLDKは2階にあります。

ルーフテラスのウッドデッキが完成したら、急激に広がりが増し、窓の外の風景をLDKへ一気に引き寄せられる事が、今の時点で容易に想像が出来、ウッドデッキの完成がとても楽しみになりました。

次に、こちらは大工さんが施工中の(仮称)春日2の家の現場に向かいました。

(仮称)春日2の家は、先日、外壁材(サイディング)の施工が完了しています。

今日は階段が仕上がっていました。
これでオーナー様のお子さんも、2階の雰囲気を見る事が出来ます。

ハシゴは危険なので、(とても楽しみにしてくれている)2階の雰囲気を見るのは、階段が出来上がってからと、彼と約束をしていました。

(本当の雰囲気が分かるのは、ルーフテラスのウッドデッキが完成した後ではありますが)

(仮称)春日2の家もLDKは2階にあります。

こちらは、風景を取り込む訳では無く、狭小地に建つ(仮称)春日2の家なので、明るさの確保の為、LDKを2階にしました。

光庭(ルーフテラス)のおかげで、2階は明るくなっていました。

飾る行為は、シアワセに繋がる?

「飾る」行為は、
・好きなモノを愛でる。
・好きなモノに囲まれて暮らす。
と言った意味が含まれます。

好きなモノが傍にあると、シアワセを感じます。
満たされた気持ちになります。

ですので、「飾る」為のスペースである「床の間」や「ニッチ」「飾り棚」は、シアワセを誘導する空間とも言えます。

例えば「床の間」は、とこしえ(永久)が語源とも言われ、お家の繁栄を意味し、神聖な場所とされて来ました(諸説アリ)。
また「床の間」の位置でも、部屋の上座・下座が決められます。

茶道では、家主が来訪者へのおもてなしの気持ちを表現する空間でもあります。
床の間にかかった掛け軸に、家主はメッセージを込め、来訪者はそれを汲み取ると言った事も、お茶の世界では重要です。

つまり「飾る」行為は、気持ちや想いを表現する事で神聖な行為とも言えます。

ですので、ずっと飾りっぱなしにする事で、大切な飾るモノをホコリ塗れにしておくのでは無く、季節や自分たちの気持ち、来訪者など、様々なタイミングで飾るモノを入れ替えると、モノとの繋がりも強くなり、冒頭にお伝えした好きなモノを愛で、そして好きなモノに囲まれる暮らしを続ける事がより深く実現します。

その事でより深くシアワセ(仕合わせ)を感じる事が出来、家の繁栄にも繋がるのだと思います。

つまり「飾る」為のスペースである「床の間」や「ニッチ」「飾り棚」は、シアワセを誘導する空間と結論付けられます。

家は、生き方そのモノ。

初めて弊社にお越しいただいた方には、2時間程いただきお話をさせていただきます。

そのお話とは、

家の話でありますが、
実は、どの様に生きて行くのか?
(大袈裟な言い方をすると)
人生の話でもあります。

家は、人生を大きく左右する力があります。

僕の好きな建築家であるルイス・バラガンは、こう言っています。

「静けさこそが苦悩や恐怖を癒す薬です。」
「豪華であろうと質素であろうと、静謐な家をつくることが、建築家の義務なのです。」
「私の家は、私の心の避難場所でした。」

家は、雨風を凌ぎ、自然の猛威や災害から命を守る場所でもあります。
技術の進歩などでその意味が深まり、現在ではストレス社会から身を守る場所でもあります。
バラガンは、静謐、静けさが家に必要と言っています。
それに加えて、僕は、家が自分や自分たち家族を、いつも肯定的に受け止めてくれる場所である必要性があると考えます。
それを具現化する為には、先ず、自分や自分たちを知る必要性があり、次にそれらを受け入れる必要があります。

僕は建築家では無く、建築デザイナーですが、この様に家の話をすると、ついのこと、生き方の話になります。

自分や自分たち家族を知り、受け入れて出来る「家」と言うカタチと、自分や自分たち家族を否定的に捉える状況下で魅力や憧れがカタチになった「家」。

どちらの「家」が住む人をシアワセにするのかは、容易に想像が付くはずです。

さぁ、家の話、人生の話をしませんか?
(随時、セミナーの受付をしています)

神は細部に宿る。

外壁をほぼ貼り終えた(仮称)春日2の家。
ファサードのイメージが、感じ取れる様になってきました。

ファサードのイメージマップの際、ルイス・バラガンを彷彿させる建物や、ルイス・カーンを思わせるなど、建築通な外観の建物が目立ちました。

そこで、(仮称)春日2の家は、シンプルながら印象的なファサードとなっています。

色選び(カラースキーム)も、その印象を強調する事を図っており、仕上がりがとても楽しみです。

細かなディテールにもポイントがあります。

「神は細部に宿る」
by ミース・ファン・デル・ローエ

価値の最大化、具現化。

分かりやすい事は、良い事だと思います。
しかし、分かりやすい事で、誤解を招くとすると、本末転倒です。

大切な事は、大抵、解り難いものです。

弊社のサービス内容や考え方のポイントは、実は「解り難い」と言われる事が、少なく無くあります。
大変申し訳ありません。。
しかし、それだけに重要なポイントがそこにはあります。

キーワードは、弊社の経営理念にもある言葉
「価値観」

2時間程お時間をいただき、ご説明させていただけましたら幸いです。

最後に一言。
楽をしては、得る事が出来ないモノが、いつも有ります。

見積図書の作成

今は、(仮称)鹿谷町の家の見積図書の作成を急いでます。

見積図書とは、見積を行こなう為に作成される図面などの書類です。

僕が以前、芦屋のマンションディベロッパーに勤め、設計していた分譲マンションなど特殊建築物の場合は、当然に見積図書を作成しますが、戸建て住宅を設計・施工される会社さんの殆どは、作成しない事を知った時は驚きました。

僕が以前設計していたビルは、(当たり前ですが)同じ建物が2つと存在しません。
ですので、見積図書を作成しないと、正確な見積が作成出来ません。
しかし、戸建て住宅の場合、会社さんによっては同じ様な建物を繰り返し建てられる場合もあったり、坪単価などどんぶり勘定の見積を見積とされる会社さんもあると聞きます。
それが、見積図書を作成しない理由だと考えられます。

見積図書を作成する弊社は、
① 同じお住まいは2軒と無い
② 原価オープンの見積を作成している
以上、2点が分かりやすい特徴です。

ただ、その2点は、重要な事では無く、「大切に考えている事」が別にあり、その結果、2点が表面化したに過ぎません。

その大切に考えている事とは、「オーナー様の(本来の)ニーズにお応え出来るお住まいづくり」です。

詳しくは、お問い合わせいただけましたら幸いです。

今日も、(仮称)鹿谷町の家の見積図書の作成を急ぎました。