見積図書の作成
今は、(仮称)鹿谷町の家の見積図書の作成を急いでます。
見積図書とは、見積を行こなう為に作成される図面などの書類です。
僕が以前、芦屋のマンションディベロッパーに勤め、設計していた分譲マンションなど特殊建築物の場合は、当然に見積図書を作成しますが、戸建て住宅を設計・施工される会社さんの殆どは、作成しない事を知った時は驚きました。
僕が以前設計していたビルは、(当たり前ですが)同じ建物が2つと存在しません。
ですので、見積図書を作成しないと、正確な見積が作成出来ません。
しかし、戸建て住宅の場合、会社さんによっては同じ様な建物を繰り返し建てられる場合もあったり、坪単価などどんぶり勘定の見積を見積とされる会社さんもあると聞きます。
それが、見積図書を作成しない理由だと考えられます。
見積図書を作成する弊社は、
① 同じお住まいは2軒と無い
② 原価オープンの見積を作成している
以上、2点が分かりやすい特徴です。
ただ、その2点は、重要な事では無く、「大切に考えている事」が別にあり、その結果、2点が表面化したに過ぎません。
その大切に考えている事とは、「オーナー様の(本来の)ニーズにお応え出来るお住まいづくり」です。
詳しくは、お問い合わせいただけましたら幸いです。
今日も、(仮称)鹿谷町の家の見積図書の作成を急ぎました。
深海の様に、静謐な空間へ。
今日の(仮称)三十八社町の家は、外部の配管工事と、内装仕上げ工事(クロス工事)を行いました。
外構(外まわり)は、かなり仕上がって来ました。
内装の仕上げ工事も進んでいます。
上の写真は、主寝室の下り天井。
とても良い感じで仕上がっていました。
中でもウォーク・イン・クロゼットは、まるで深海に沈み込んだかの様に静謐な空間になり、とても雰囲気のある部屋に仕上がっていました。
ウォーク・イン・クロゼットは、朝、その日をスタートする時に。夜、今日一日を終える時に使う部屋でもあります。
つまりリセットされる部屋とも言えます。
それには、静謐である事がとても重要かも知れません。
静謐である事で、ノイズの中からいつも自分を取り戻す事が出来るからです。
2階に上がると今度は光の中に入る様な感覚を覚えました。
天井のクロスを貼り終えると、空間の奥まで光が差し込み、パッと開けた様に感じます。
部屋の広さの感覚も変化します。
続いて(仮称)春日2の家に向かいました。
(仮称)春日2の家は、大工さんの工事と外壁の仕上げ工事が行われています。
大工さんの工事も進み、かなり部屋の感じがわかる様になって来ています。
外壁が貼り上がるとファサードの感じが仕上がって、嬉しくなります。
まもなく、その瞬間をむかえます。
光を制する者は、空間を制す。
弊社の社屋は、基本的にクリア球を使用しています。
クリア球とは、フィラメントを直接見る事が出来る、透明ガラスの電球の事を言います。
グレアと言って、目を刺すような眩しさがあり、目の色素が薄い方にはキツく当たりますが、陰影がハッキリして立体感が明確になり、クールなイメージを与える事が出来ます。
先日、お引き渡しを終えた「必要充分の家」の照明は、間接照明が多く見られ、またダウンライトの光もブラスト球となっています。
直線的な光を抑え、乱反射させた灯りの配灯となっているのがお分かりいただけるかと思います。
そうする事で陰影がぼやけて、やわらかいイメージになります。
弊社では、打合せの際、イメージマップを作成します。
イメージマップとは、読んで字の如く、イメージの地図です。
どんなイメージを到達点とするのか?その道順なども示された書類です。
そのイメージマップにも記載がある様に、「必要充分の家」は北欧好きの奥様のイメージ通り、灯りは2700K以下の色温度でヒュッゲな雰囲気をつくる事が重要でした。
そこで、調光器を設け、光を抑える事が出来る様にして、かつ間接照明としました。
物は全て、光の反射で見えています。
ですので、イメージには、光や灯りの質や取り入れ方などが、とても重要なのです。
今日は灯りのお話をお伝えしました。
遠景に見える山々。
今日は、「必要充分の家」のお引渡しでした。
朝早く、最後の水やりからはじまり、最後の掃除。
そうしてオーナー様のお越しを現場にてお待ちしました。
器具説明などを終え、今回、「必要充分の家」の内覧会の会場をお貸しいただいた上、広告のプロデュースまでオーナー様にご協力いただき、そのお礼もかねてテレビなどの設置のお手伝いもさせていただきました。
オーナー様の情報によると(オーナー様がカウントされた結果)、LINEでのやりとりが約5万文字。お会いしての打合せは、20時間を超えたそうです。
2年半以上のお時間をいただき、この日を迎える事が出来た事、多大なご協力・お時間をいただき、今日の日を迎える事が出来ました。
おかげさまで、とても素敵なお家になったのは、それ程の時間と熱量を、ご自身たちにとって必要(Needs)とは何処にあるのか?を見出す事に注いでいただいた結果です。
『考え方(Needs)× 熱意 × 時間 = 良いお住まい』
今日も日野山はキレイでした。
夕方になったので、最後の最後の水やりをして、「必要充分の家」をあとにしました。
遅くなってしまい、急いで(仮称)三十八社町の家の現場に向かいましたが、職方の皆さまはもうお帰りでした。
(仮称)三十八社町の家は、今日、足場が無くなり、外部の工事を進めていただいていました。
また、内部も仕上げ工事が進んでいました。
足場が無くなると、外観をハッキリ見る事が出来ます。
とても嬉しくなる瞬間のひとつです。
夕暮れ時の空の色を落とし込んで、ファサードが美しく見えました。
また、ルーフテラスからは、足場が無くなったので風景もスッキリ見る事が出来る様になりました。
こちらは、遠くに荒島岳が見えていました。
充実の週末
今日は(仮称)宝永の家のご契約をいただきました。
ご家族全員でお越しいただき、先日お生まれになった赤ちゃんとは初のご対面となりました。
早速ですが、発注承認の打合せもさせていただきました。
お忙しい中、お時間をいただき、ありがとうございました。
発注承認打合せとは、ご契約内容のまま発注しても良いか?
今回発注する内容に関して、ご契約内容を再確認させていただき、変更の有無を確認させていただきます。
現場の進行に伴い4・5回程度、発注承認打合せをさせていただきます。
また、夕方からは、(仮称)鹿谷町の家のプラン決定をいただき、見積りのご依頼をいただきました。
(仮称)鹿谷町の家のお施主様も、ご家族全員でお越しいただきました。
お子さま達も、打合せにご協力いただき、ありがとうございました!
弊社は原価オープンの為、見積りをするには詳細な図面が必要となります。
どんな物でどの様に作るのかが分からないと、見積りが出来ない為です。
昨日に続き、今日もダブルヘッダー打合せでした。
明日はいよいよ、お引渡しです。
まもなくお引き渡しです。
今日も水やりで仕事を終了しました。
今日はダブルヘッダーの打合せで、現場に到着した頃は、辺りはすっかり暗くなっていました。
おかげさまで、まもなく迎える「必要充分の家」のお引き渡し。
今日で準備は整っていました。
今日の午前中、お客様との打合せの中で、「必要充分の家」がお話に上がりました。
打合せの当初は40坪を超えるプランだったこのお住まいは、オーナー様ご自身の命名「必要充分の家」と呼ばれる通り、31坪程のお住まいとなりました。
近景に吉野瀬川原の桜並木。遠景に村国山や越前富士(日野山)を望む「必要充分の家」は、あふれる欲しいのモノの中から「必要なモノ」だけを抽出し続け出来たお住まいです。
「必要なモノだけ」と聞くと、如何にも禁欲的で物足りないのではと感じる方もおられるでしょう。
しかし、コレが実際は全く違い・・・むしろそこはかとなく、いや、ハッキリと豊かさを感じるのです。
「豊かさ」の意味を、はき違えていた事に気付かせてくれるお住まいなのです。
では、「豊かさ」とは何でしょうか?
欲しいモノを全て手に入れる事でしょうか?
そう言う方も居られるかも知れません。
しかし、今日のお客様との打合せでは、もしかしたらそうでは無いのでは?とのお話になりました。
心が通う人たちの時間。
愛着のある物を愛でる時間。
趣味を充実する時間。
逆に言うと
やたらと気を使う必要があるお偉い人との時間は必要?
誰もが知る有名ブランドの物だけど、好みでない物は必要?
仕事の付き合いで、やりたくも無いゴルフで、ヨイショする時間は必要?
出来れば無くしたいモノやヒトとの時間を、どれだけ費やせば本当の自分に辿り着けるだろう?と尾崎豊はシャウトするに違いない。
参考:(世界は欲しいモノにあふている)
今日は、お客様との打合せの中で、「必要充分の家」のお話をしました。
まもなく、「必要充分の家」は、お引き渡しです。
浦島太郎の気持ちが少し分かった気がした。
魔法の質問
ここ最近、プランニングと作図に大半の時間を割いています。
遅くまで残業もしていました。
その為、ブログの更新が、遠のいておりました。。。
プランニングは、産みの苦しみはあるモノの、それだけにとても楽しいモノでもあります(楽(ラク)と楽しいが全く違う事が実感出来ます)。
今日は、魔法の質問(アンケート)への回答を読み返しました。
「魔法の質問」とは?
顕在化しているニーズはもちろんの事、潜在的な意識を掘り起こす為の幾つかの質問で、お客様にとっての「良い」や「必要」、「ニーズ」などを顕在化させるアンケートです。
とは言え、本当に顕在化するのは、お客様ご自身で(気付き)、弊社は、その為のたたき台を作成しているに過ぎないのですが・・・
ただ、そのたたき台が、お客様の潜在化したニーズを引き当てると、魔法使いも、もれなくアドレナリンが出ます。