片山裕二展(陶芸展)

2020年3月14日(土)から
弊社の2階(エクリュ・ギャラリー)にて
片山裕二展(陶芸展)を開催致します。

片山裕二氏は福井の陶芸家
ご本人がスペインレストランシェフだったという異色な経歴の持ち主で、料理から器をイメージ出来る数少ない陶芸家です。

今回は、「自然」「風化」「痕跡」「情景」をコンセプトに作品づくりをされて来られ、この度、エクリュ・ギャラリーにて個展を開催させていただく運びとなりました。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

片山裕二展
Yuji Katayama Exhibition

「自然」「風化」「痕跡」「情景」

2020年3月14日(土)ー3月29日(日)
10:00-16:00

エクリュ・ギャラリー
〒918-8002
福井市左内町9-17
0776-36/9001
info@ecru-arc.co.jp

https://goo.gl/maps/2P3b5ZxAexYViqfc6

駐車場
https://goo.gl/hxRQcQ

家族の為だけの木村茂遺作展

先月17日間開催され盛況のうちに閉会させていただいた『木村茂遺作展』。

今日は、家族の為だけの特別な木村茂遺作展を1日だけさせていただきました。

17日間は、本当にたくさんの方々にお越しいただきました。
茂様のお知り合いだった方や、茂様の師匠(松崎氏)のお弟子さんなど、数十年ぶりに鮮明になって行く思い出を茂様の絵画を前に涙される方も何人かおられました。

そんな茂様の絵画の素晴らしさを、ご家族の皆さまにも知っていただければと、僕が絵画から感じた事をお伝えさせていただくお時間を設けていただきました。

それが本日1日だけの『ご家族の為だけの木村茂遺作展』でした。

軽食などを持ち寄り、食事をしながら木村茂様の絵の解説をさせていただきました。

お時間いただきありがとうございました。

「想い」は中々伝わらないモノです。
特に近しいと、灯台下暗しとも言い、理解され難かったりもします。

「想い」は伝わり難いモノ。
だからこそ、伝わった時には大きな感動を生みます。

今日。
僕の見立てが合っていたかどうかは分かりません。
しかし、その声を聞こうとお集まりいただいた方々に貴重なお時間を割いていただけた事は、とても有り難く。
茂様の「想い」のヒントを求められたのだと、それだけで十分ありがたくあたたかな気持ちになりました。

「想い」を伝えるのは困難です。
カタチにすると、いつも語弊があります。
カタチにしないところで伝えられると、それに越した事は無いのですが、カタチにしても察する事が難しいようです。

「ありがとう」とありきたりの言葉と
誰にも感じられない僕だけの心を込めて
届くといいなぁ〜。

貼る

今日は雨の中、(仮称)足羽の家は、外壁仕上げ材を貼りはじめました。
お疲れ様です。
ありがとうございます。

内部では、大工さんが得意のトランプを持ち出して、無垢スギ板を貼ってます。

決して、トランプで遊んでいる訳ではありません。
トランプ2枚の厚みが、ちょうどスギ板などフローリングを貼る際のクリアにしっくりくるようです。
いつもトランプを使われています。

いつ見ても、ちょっとユニークです。

一気に雰囲気が高まる瞬間

4月4日から内覧会を予定している(仮称)越前町の家です。

お住まいの完成が近付いて来ると、何度か一気に雰囲気が高まる瞬間があります。

最初は、足場が無くなった時。

次は、クロスなど壁の仕上げが仕上がった時。

そして今回、ウッドデッキが完成して時、一気に空間が広がり、とても雰囲気が高まります。

それが今日でした!
建具が吊り込まれたら、更に良い感じになります。

この次は、通電して照明が灯った時です。
とても楽しみです。

弥生

今日から3月ですね!

いつも1日(月初め)に伺っている月旦祭が、今日は宮司のご都合で10時からとなった為、伺う事が出来ませんでしたが、仕事中(現地調査を終えて帰り道)、道で宮司とすれ違いました。

それはさておき、今日は必要充分の家の打合せでした。
(この時点では、候補地はみのりでした)

今日の打合せは、プランニングでしたが、その前に「キレイに住み続けられるお住まい」についてお話しさせていただきました。

次回はその他の現状把握の為の調査をさせていただきます。

街中静まりかえる時まで

今日は(仮称)舟橋新2の家の打合せをさせていただきました。

今日の打合せ内容は見積図書のご確認による、見積り内容の決定でした。

19時からはじまった打合せ。
終わる頃には、街中静まりかえっていました。

長時間にわたりお時間をいただきありがとうございました!

モット-

同じ花は、2本と存在しない様に、「理想の暮らし」は十人十色、誰一人として同じではありません。

当たり前だ!と思われたあなた。
内覧会などに行って本当にその十人十色の理想の暮らしの違いを感じ取れていますか?

誰が見ても明らかな事や、派手な形状に目を奪われて、気付けていないなんて事、ありませんか?

例えば、器を買いにギャラリーへ行った時。
その日は迷って買わずに帰って、やっぱり!と思い立って、次の日そのギャラリーに行くと、同じ形状っぽい器はあるのだけど、昨日迷ったあの器が無くて諦めて帰るって経験はありませんか?

マクロで見れば同じ様でも、心動かされるのは違う。

理想の暮らしとは、一方でそういったミクロをいくつ拾い集められるかにポイントがあります。

それは住まいが日常生活を過ごす場であるからです。

美術館やパビリオンの様なハレの空間に対して、住まいはケの空間の要素が多い為です。

全体から受ける大きな印象ももちろん大切です。

しかし、細かな筆の運びの様な、見逃してしまいそうな細やかなポイントに本来のその人らしさが垣間見える様に、目立たない日々の暮らしの中にこそ、理想の暮らしのヒントが存在しています。

内覧会などに行かれた際に、そんなポイントに気付かれたら、ご自身の本来の暮らしにも目を向けられる証拠になるのでは無いかと思います。

エクリュは、そんな『言葉にならない想いも』カタチにする事をモット-にしてお住まいづくりのお手伝いに取り組んでいます。

潜在意識

先日、間取りの打合せの際、リビングルームの入り方とその影響の話になりました。

LDKがあった時、一般的に考えると来客時の利用も考えて、リビング周辺からLDKに進入する場合が多いですが、(仮称)舟橋新2の家のお施主様(ご主人)は、それに違和感を覚えられました。

よくよくお聞きすると、リビングの使用状況のイメージは、来客時では全く無く、むしろご自身の寛がれている使用状況をイメージされている事が分かって来て、感じられている雰囲気を再現し、同時に、生活感などが漏れ出す事での来客時のおもてなしへのスペックダウンを防ぐ手立ても打つ事が出来ました。

しかし、このケースは(仮称)舟橋新2の家のお施主様の感覚の鋭さに助けられたのであって、もっとイメージマップの分析を深めないとと反省する局面でもありました。

なぜなら、多くの方々は、例えばご自身の心地よいと感じられる状況のポイントなどを、ご認識はされておられないからです。

つまり、どんな時に心地よさを覚えたか?を深くは認識されていません。

だったら、許容範囲も広く、出来上がった空間に不快さは感じ取れないから、そんなに深く読み取らずとも良いとも思われるかも知れません。

しかし、実は、読み取りの深さは10年先、その先には、大きく影響があります。

気付けないレベルの心地よさ、もしくはその逆の不快さは、塵も積もれば山となり、影響が大きくなり波及していくからです。
それが、潜在化している意識を掘り起こす必要性なのですが、コレが困難を極めるのです。

なんせ、ご本人の意識にあがって来ていないモノやコトを認識していただくのは不可能に近いからです。

喩えると、霊能者が患者さんの守護霊を説明する様なモノです。
患者さんにはご自身の守護霊は観えないし、その存在すら感じられない。
なんなら守護霊の存在自体を否定的にお考えかも知れない。
そんな中で、写真には写らない守護霊の姿をお伝えする様なモノだと思うからです。

「魔法の質問」や「イメージマップ」、また打合せなどで得た情報から、お施主様も気付かれていない潜在的なニーズを探り、それをプランなどに落とし込んで行きます。

それでもお施主様からすると潜在化しているニーズですから、いくらご説明しても、あっさりバッサリ切られてしまう事は少なからずあります。

でも僕はこう思うのです。

お施主様にとって、今はその事を優先させるタイミングでは無かったから、他を優先させよう!
なぜなら、今ははじまりに過ぎず、(僕が感じている潜在化しているニーズをお伝えする)チャンスはこれから何度か来るはずだから。
大事な事は、そのチャンスを逃さない事。
その時、そばにいる事。

今回、(仮称)舟橋新2の家のお施主様(ご主人)には、助けられました。
ありがとうございました!

3つのステップ

住宅の話から、気付けば少し遠ざかっていた様に思えるので、今日は住宅を考える時にヒントになり得る話を書こうと思います。

僕がこの道を選ぶきっかけになった建築家が二人いますが、そのうちのお一人はルイスバラガン氏です。

高校2年生の時、進路に迷い東京で店舗設計のデザイン事務所をしていた叔母をたずねて行った時、待ち合いで手に取った本がバラガン氏の作品を紹介している本でした。

バラガン氏の有名な言葉があります。

「静けさこそが、苦悩や恐怖を癒す薬です。」
「豪華であろうと質素であろうと、静謐な家をつくることが、建築家の義務なのです。」
「私の家は、私の心の避難場所でした。」

僕は建築家では無く建築デザイナーだけど、この言葉は、今も僕の脳裏に刻まれている言葉です。

そこで、建築デザイナーである僕から、お住まいを建てられる方々に出来るアドバイスは、3つあります。

1つ目は、バラガン氏も仰っている様に静謐な家にする為に「静謐になる」という事です。
心が騒めいていては、考えも想いもまとまりません。

建築デザイナーの僕は、いつもお施主様が落ち着ける時間や空間の提供を心がけています。

2つ目は
「自分を知る」
という事です。

静謐を得れば心の水面はカガミの様に平面を保ち、奥底まで覗く事が出来、自分を知る事が出来ます。

建築デザイナーの僕は、いつもお施主様のカガミになる事を心がけています。

3つ目は
「自分を受け入れる」
という事です。

建築デザイナーの僕は、いつもお施主様がご自身のままでいられる為の方法を模索し続けています。

ここまで出来れば、あなたにとっての良い住まいを得られたも同然と言っても過言では無いかもしれません。

今日は久しぶりに住宅を考える時にヒントになり得る重要なポイントをお伝えしました。

更に詳しく解説など必要な方は、いつでもお問合せいただけましたら幸いです。

https://www.ecru-arc.co.jp/contact

片山裕二展

『片山裕二展』
2020/03/14〜03/29
10:00-16:00
エクリュギャラリーにて

片山裕二氏の陶芸による
「自然」「風化」「痕跡」「情景」
の表現をご覧ください