冬期休暇期間のおしらせ。

拝啓 師走の候、皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、誠に勝手ながら弊社では、12月28日(土)~1月5日(日)までを冬季休業期間とさせていただきます。
(1月6日(月)より通常業務を開始いたします)
皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承の程宜しくお願い申し上げます。

なお、2020年1月31日(金)からは、弊社2階ギャラリーにて絵画展を開催する予定になっております。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

では、どうぞよいお年をお迎えくださいますよう、お祈りいたします。

ホームパーティーをしたいと思うなら【最終話】

お気付きの通り、この三角関係の話は、妻と僕に起こった事を、話が解りやすくなる為にディフォルメした話です。
この僕らの三角関係。
妻と僕という事は、最終的には僕と妻が一緒にいるという結末になっていますが・・・それは20年越しの奇跡と20年間付き合って来てくれた方々のおかげであって、一般的にはそうはうまくはいかないと思うのです。

どうすれば、涙をこぼさずに(後悔せずに)済むのか?
衝動と理性を一致させる事が出来ないか?
いつもそれを考えるのです。

これによく似た事で、お住まいの計画のご相談をお受けしている時にも、同じような事を考えます。

例えば「家が出来たら、ホームパーティーをしたい!」
その衝動からくるビジュアルを追い求める。

広いLDKはウッドデッキにつながっていて、オープンキッチンでは友人たちと楽しく料理をつくる。
そんなイメージが脳裏にはイメージされているのでしょう。
今はホームパーティーをされていますか?

因みにですが、我が家もホームパーティーをよくします。

子ども達もよく友だちをたくさん呼んで、クリスマスパーティなどしていました。

我が家はホームパーティーをよくしますが、賃貸に住んでいた頃は、ホームパーティーは出来そうもない状況でした。
新居を建ててホームパーティーをするようになったのは、リビングが広くなり、ウッドデッキが併設され、使い勝手の良いキッチンになったからだけではありません。
衝動的に走らず、衝動を持ちながら理性を働かせた結果に他ならないのですが・・・

その事を知って、一緒に考えていただきたいと思うのです。

なぜなら、もしかしたら一生に一度のお住まいかも知れません。
理想と現実の狭間に涙する事がない様に、一緒に考えていただきたいのです。

ポプラの枝になる。
それは、(何年かかったとしても)あなたの良いを実現させたいから。
先ず、その事を分かっていただきたと思います。
その上で、衝動を実現させる為の衝動との上手な付き合い方を知っていただけましたら幸いです。
もちろん、お手伝いさせていただきます。

おわり

ホームパーティーをしたいと思うなら【第2話】

どうしてポプラの枝に薄々気付きながらも、「君の心がわかる」と容易く誓える男に、なぜついていき、なぜ泣く事になるのか?
それは植木等も言っているように、理性より衝動により、人は動かされるからだろうと思います(分かっちゃいるけどやめられない)。

理性 < 衝動

僕に出来る事は、信じる事だけでした。
きっと彼女の選択だから、それが彼女にとって正しいのだと。

でも、彼女が泣く事になる。。。

それでも、塞翁が馬で、雨降って地固まる事もあるのだと思って、その時に出来る限りのポプラの枝になる事が、僕の出来る事と思っていましたし、今でもそう思っています。
とは言え今は、実質的に共に歩んでいるので、ポプラの枝ではないです。
それは、結果的に「塞翁が馬」が思わぬ方向に転がり、奇跡が起こったおかげで、実際の生活の中では中々奇跡は起きないのではないでしょうか?

だとしたら、彼女はどうすれば良いと思うか?をチョット考えてみてくれませんか?

衝動を否定してはいけないと思います。
それが無いときっと人は動けません。
でも、衝動を実現させる為の理性の使い方ってあるのではないでしょうか?

次回は、その事を書きたいと思います。

・・・つづく・・・

ホームパーティをしたいと思うなら【第1話】

「君が涙の時には、僕はポプラの枝になる」

ポプラの葉で無いと癒せないのが分かってるのに、ポプラの枝になるのがポイント。

「孤独な人につけ込む様な事は言えなくて」

だから、精一杯がポプラの枝である事に、気付いているのに「横山君の様な人を好きになれば良かったのになぁ〜」と残酷な言葉を残してソイツのもとに行ってしまう彼女。

僕もバカだから、それでも彼女のシアワセを祈っている。

彼女も大人を通り越してオバさんになり、ポプラの枝にも気付けるし、「君の心がわかると容易く誓える男」の言葉の薄さにも気付ける様になった。

僕も、大人を通り越してオジサンになって、ポプラの枝では無く、つけ込む事なく導ける力を、あの頃よりは身に付けられたのかも知れない。

だから今のぼくなら、「新居を建てたらホームパーティをしたい」と思っているあなたにも伝える事が出来るかな?

・・・つづく・・・

ホームパーティーをしませんか?

僕は分譲マンションの設計をしていました。

分譲マンションは商品です。
どうやれば売れるのか?
どんな部屋にすれば売れるのか?
そこが重要です。

だから、「暮らしやすさ」というポイントでも、購入される(プロではない)一般の方が、暮らしやすいと感じられる必要があります。

僕は、分譲マンションに住まれている方で、モデルルームのように美しく住んでおられる方にお会いした記憶がありません。
モデルルームのような、もしくはそれ以上の素晴らしい家具や調度品をお持ちの方のお住まいにお邪魔した事は、何度かあります。
しかし、モデルルームの状況のままで暮らしておられる方のお住まいに伺った記憶はありません。

「暮らすと物入りだから、モデルルームのようにはいかないね!」
皆さま、そう仰います。

「モデルルームのようには暮らせない」
僕はその理由のひとつを知っていました。
そこで、ご縁があった福井に来て注文住宅の設計をさせていただく時に、その理由を解決して、暮らし続けてなおモデルハウスのように維持できる家を考えました。

その理由とは、「マンションは商品である」というポイントです。
それは建売住宅でも同じことが言えます。

商品は売れる事に意義があります。
売れてこそ商品。
売れなければ、在庫品やひどい場合にはゴミになってしまいます。
買うのはお客様。
だからお客様に買いたいと思っていただく必要があります。

多くのお客様が欲しいと思うポイント。
多くのお客様に分かりやすくご納得のいきやすいポイント。
商品である以上、上記の内容は外せません。
どれだけ良い物でも、一定量、売れないと意味が無い。
それが商品の限界でもあります。

戸建て住宅だと「一定量」というファクターが外れます。
お施主様さえご理解・ご納得いけば「良い物」のご提案が出来ます。

「これで、モデルハウスの様な空間の中で暮らし続けていただける!」
そう思いましたが・・・
点検に伺うと、中々それが難しい現実を見せつけられます。。。

何がいけなかった?
どこがダメだった?

ひとつは、「十人十色」の意味合いに深みが無かった事でした。

つまり、使い方や動線、暮らし方が人ぞれぞれである事は知っていましたが、「人それぞれ」の深みが足りていなかった事。

もうひとつのポイントは更に重要なポイントなのですが・・・
それは、お施主様ご自身も、ご自分の事をそれほど深くご理解されていない事です。

“Temet Nosce”
「汝、自身を知れ」

上の写真は1999年に発表された映画「マトリックス」のワンシーンです。
自分を知る事って意外に難しいんですよね。
そもそもカガミが無いと、自分の姿も見る事が出来ない訳ですから、自分の事は中々自分だけでは分りにくいものです。

だから、住まいづくりにおいてもその事で誤った情報を設計者に発信してしまう事もあるだろう。
その事の積み重ねが、「モデルハウスの様な空間の中で暮らし続ける」事への道のりから遠ざけている事に気づきました。

先日、我が家で行った忘年会は、皆さまのお力添えあって、とても豊かで楽しいステキな忘年会(ホームパーティー)になりました。
食材もメニューも、おしゃれでゆとりのある本当に豊かな物がテーブルを埋めました。

「きっと家を建てたら、本当はこういう事をしたいんだよね!」
そう仰ったのは安穏の家のオーナー様。

我が家の場合、ホームパーティーをするのはそんなに大変な事ではないので、時々します。
お施主様やオーナー様、友人や仕事仲間など、様々な方にお越しいただき、ホームパーティーをします。

ホームパーティー好き?なのかも知れませんが、むしろ大きな要因は、いつも基本的に片付いて、掃除さえすればお招きする事が出来るところにあるのだと思います。
また、掃除機もかけやすい様に、床に物をあまり置いていません(我が家では掃除をしない人ほど、床に物を置きますが・・・)。
とにかく、家事がラクになる様に工夫している事と、片付きやすい様に工夫しているおかげでいつも片付いている事が、ホームパーティーを開く事が苦になりにくいのだと思います。

ダイニングの照明は、演色性の高い器具を設置しています。
その事も、料理がよりおいしそうに見えてテンションがあがります。

また、ホームパーティーを繰り返すので、そのクオリティもあがっていきます。
器など料理を演出する物も揃っていきます。

この循環を生む最大のポイントは、「暮らしやすさ」と「美しさ」にあります。

カッコイイお家を建てて友だちを呼びたい。
多くの方が思われる事でしょう。

しかし、現実には、、、
友達を呼ぼうと思うと物が多すぎて片づけなきゃ・・・
掃除が行き届いていないからムリだ。。
みたいな感じになるのが多いのではないでしょうか?

カッコイイお家である事はもちろん。
機能的で家事が楽でないと、実は友達を気軽に呼ぶ事が出来ないのです。
しかも、その「機能的」という意味には、かなりの深みが必要である事が、僕の経験上、言えます。
「十人十色」の意味を深める事。
またお施主様ご自身も気付かれていない「十人十色」のポイントを一緒に知っていただく事(汝、自身を知れ)。
その事が、理想の暮らしを手に入れる為に、不可欠なファクターである事は、僕の経験上、確実に言えます。

我が家(遊び心の家)でホームパーティーをしませんか?
もしくは・・・
ホームパーティーの出来る家を建てませんか?

見えてきた

おかげさまで今日も良い天気で、現場が順調に進みました。
(仮称)越前町の家は、外壁工事。
(仮称)足羽の家は、敷地の造成工事を行いました。

(仮称)越前町の家は、ファサード(外観)の雰囲気が分かる様になってきました。

(仮称)足羽の家は、敷地のどこに建物が建つのかが、分かる様になりました。

我が家にて

今日は皆んなで料理を持ち寄り、遊び心の家にて忘年会を行いました。

皆さんのこだわりのメニューは
・温野菜とグリーンサラダ自家製ドレッシングかけ
・ミネストローネ
・ミートパイ
・フィンランドのお洒落なクラッカーにクリームチーズなど乗せ
・ブルーチーズとレーズンや干し柿トッピング
・海鮮のアヒージョ
・明太子クリームパスタ
・舞茸のペペロンチーノ
・サーロインステーキにんにくスライス添え
・スペイン桃のシロップ漬け
・鎌倉歐林洞パトロン
・カロシトラジャコーヒー

本格的な料理が並び、気のおけない仲間との時間は、本当に贅沢な時間です。
お店に行くのも良いですが、我が家で一緒に作りながら食べる忘年会は初めて。
とても美味しく楽しい時間でした。

旧友

今日は、大阪から、以前勤めていた会社の創業者の長男であり、大切な友人が、忙しい中会いに来てくれた。
少しの時間で何のお構いも出来なかったが、とても嬉しかった。

福井にはカニがあるおかげもあって、旧友や以前の上司など色んな方が遠方からも会いに来てくれる。
有り難い限りで、とても嬉しい。

師走

おかげさまで今日は天気にも恵まれ、(仮称)足羽の家の地鎮祭を行いました。
地鎮祭(じちんさい、とこしずめのまつり)とは、お住まいなどの工事を始める前に、その土地の守護神(鎮守神)を祀り、土地を利用させてもらうことのお許しをいただく神事です。工事の無事を祈願していただき、これで安心して能力を発揮した工事を進める事が出来ます。

今日は予定が目白押しで、、、
この後、準備をして今度は(仮称)越前町の家の構造金物検査に向かいました。

構造金物検査は、構造材に設置する金物が、正確に取り付けられているのかをチェックします。
社内検査はもちろん行いますが、第3者機関にも検査をしていただき、それぞれの立場や目でチェックする事で品質の確保を図ります。

検査も無事終わり、また会社に戻って今度は福井市役所へ。

今日は会社の自分の椅子に殆ど座る事がありませんでした。
市役所から戻ってきて、やっと席に付き、デスクワークを始め、久しぶりにかなり遅くまで残業しました。
師走ですから、、、
忙しくさせていただけるのは、ありがたい事ですね!