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家づくりで後悔しないために〜実際の失敗例から学ぶ5つのポイント〜

(多くの人たちが、それに影響を受けやすいと知っていても)ネガティブな言い回しで、恐怖心を煽る表現方法は、相応しく無いと感じています。
なぜなら、冷静さを欠いては、正確な判断から遠ざかるからです。

しかし、誰かの成功は、共有出来ませんが、誰かの失敗は共有出来る可能性があります。

“失敗は成功のもと”だからです。

そこで、皆さんが、どのような住まいの失敗例を上げているか?インターネットで調べてみました。


ネットで調べた住まいの失敗例

 

1.モデルハウスのようにはならなかった

  • モデルハウスを気に入って、会社を選んだが、同様にするとかなり予算オーバーで、モデルハウスとは別物になった。
  • モデルハウスは、所詮、モデルハウスで、実際に暮らしている訳では無く、モデルハウスのようには暮らす事が出来ず、理想と大きく違った

 

【エクリュ解説】
住宅展示場のモデルハウスは、各ハウスメーカーなどの営業ツールとしてのプレゼンテーションとなる建物です。
そのため、一番良く見せたいと当然に思う為、コストを度外視した設計になっていたり、魅力的に見せるプランだったりと、現実的な住まいとは言えない部分もあります。
ハウスメーカーや工務店の多くは、実際に建築した家の完成内覧会を開催しているので、一度は参加してみるのが良いかも?
最もオススメしたいのは、OB宅訪問です。
実際に住んで経過した住まいをご覧いただくと、単に見た目では無い部分が感じられると思います。


2.収納が使いづらい

  • 収納に奥行きがあり過ぎて、奥の物が取り出し難い(手前にムダな空間がある)。
  • ハシゴなど費用をかけて屋根裏収納を設けたが、結局要らない物を貯めておく、ゴミ置き場のようになっていて、長らく使っていない。
  • (賃貸時代より)収納を多く設けたはずなのに、家が片付かず散らかる。

 

【エクリュ解説】
畳を基準とした形状(1畳や半畳)の収納は、布団を入れるには適していますが、他の物を仕舞うには、奥行きが相応しく無い場合があります。
“収納は有れば良い”のではなく、“A.V.S.の3つのファクターでバランスを計画”する必要があります。

  • A(arrangement)・・・配置
  • V(volume)・・・量
  • S(shape)・・・形状

収納は、単なる“量”ではなく“質”が問われます。
そして、それらのヒントは、現在の暮らしの中にあります。
如何に現在の暮らしを言語化・数値化出来るかにポイントがあります。


3.導入した設備などをほとんど使用していない

  • BBQコーナーを設けたが、使ったのは最初だけ。今は物置と化している。
  • 頑張ってサウナを設けたが、使ったのは最初だけ、今は物置として使っている。
  • リビングにヌックを設けたが、今は物置と化している。

 

【エクリュ解説】
注文住宅の設計段階では、新しい暮らしに夢が広がり、つい色々な設備やスペースを導入してしまいがちです。

「住まい」は、最も日常的な場所です。

本当に必要な設備なのか?
本当に必要なスペースなのか?
コレもやはり現在の暮らしを如何に言語化・数値化出来るかが、ムダを設けないポイントになります。


4.大きな窓を設けたのにカーテンが閉めっぱなしになっている

  • リビングの窓を大きな窓にしたのに、お隣りのリビングが丸見え。
  • 通りからの視線が気になって、大きな窓なのにカーテンを閉めっぱなし。
  • テレビの裏側が窓の外から見えている。

 

【エクリュ解説】
広告に掲載されている間取りなどを見ていて「どうやって住むの?!」と驚きを隠せないことが少なく無くあります。
ポイントのひとつは、窓と壁の配置です。
道路やお隣りさんを意識しないで、プランニングを進めてしまったのは、そもそも問題がありますが、もしかしたらお隣りの建物が変わることもない訳ではありません。

設計者の技量を見極めるのは、ご自身にそのスキルがない以上、設計技量そのもので見分けることは不可能に近いでしょう。
私は、私の専門外の協力者を選ぶ時、「考え方」などに着目しています。
「考え方」×「熱意」×「能力」と言う方程式はご存知でしょうか?
私はこの方程式を用いて、自分が持ち合わせない技能の評価をしています。


5.生活感のある室内が丸見え

  • アイランドキッチンが、生活感あふれる島となっていて、友達を呼べる状態にない。
  • 玄関ドアを開けると、道行く人からもリビングが丸見えになってしまう。

 

【エクリュ解説】
「新しい家になればきちんと暮らす」と言った“誓い”
「収納があれば、きちんと暮らせる」と言った“希望”
それらを過信した結果のようにも思える事例です。
「家に友達が呼べない」のは、「いつもの自分を友達に見せられない」と類義語で、ウェルビーイングとは程遠いと感じます。
“誓い”や“希望”に頼らないで済む、映画「マトリックス・リローデッド」でのメロビンジアンのセリフをご紹介します。

唯一、常に変わる事無くあらゆるものを支配する紛れもない真理がある。
それが因果関係だ…
作用~反作用。
原因…そして結果。
(中略)
因果関係。
そこからは逃れられない。
我々は永遠にその奴隷。


まとめ

住まいづくりにおける失敗と言われている内容を見ると、全てに共通して見えて来るのが、「自分を知らない」と言う言葉につながると感じました。

冒頭の「モデルハウスのようにならなかった」は、ご自身の選択がモデルハウスと同じ仕様(材料)に至らなかったのであって、そもそも間取りもきっとモデルハウスとは違うのでしょうから(建売を選ばれていないのだから)何も仕様で金額調整をしなくても、建物の大きさなどでも調整が出来たかも知れません。
しかしご不満に思われているとすると、面積・仕様などへの予算配分が、ご自身のイメージと違ったからかもしれないと考えると、「自分をきちんと理解出来ていなかった」との因果関係かと思います。

工務店選びの仕方も全て因果関係が支配しています。

如何に深く自分を知るか?が、後悔しない住まいづくりにつながっていることが、読み取れるのではないか?と思います。

福井の住まいづくりには、エクリュで検討すると言った選択肢があります。

「内観の知」と言って、自分をより深く知ること。それを住まいに落とし込むこと。それらでウェルビーイングな暮らしが実現できる住まいになるとの考え方です。

「住まい」を「住む人」とイコールで結ぶ、エクリュの注文住宅

それによってできる限り後悔の少ない住まい?
いや!できる限り質の高い満足が続く住まいづくりを、していただければと思います。

ゴールデンウィークには、築13年の実際のお住まいをご覧いただく内覧会開催の検討をしています。
近くなりましたら、またご案内させていただきます。

また、家づくり相談会は、随時、受付しております。
まずは家づくり相談で、“自分を知る”ことから始めてみませんか?

ブログを読んで“ピンときた方”は、ぜひ一度ご相談ください。

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