「家事動線は短い方が良い」は本当?|福井の注文住宅で気づいた“自分たちに合う暮らし”
【福井の注文住宅】“家事動線=短ければ良い”という提案に感じる違和感
「家事がラクな間取り=動線が短い」という提案を、注文住宅の相談でよく耳にします。
確かに「移動が少ない=楽」という印象はありますし、それが悪いというわけではありません。
でも、本当に大切なのは、“誰のための家事動線か?”という視点です。
福井という土地で、あなたの家族が、どんなリズムでどんな暮らし方をしているのか。
“正解”は、必ずしも「短い動線」だけではないのです。
我が家(遊び心の家)の洗濯動線は長い。でも暮らしが整っている理由
実は、我が家の洗濯動線は「短い」とは言えません。
でも、不便だと感じたことはありません。むしろ、暮らしが整い続けていると実感しています。
なぜなら、私たちの暮らしのクセや動き方に合わせて、空間をデザインしたからです。
つまり「(一般的に)暮らしやすい家」ではなく、「私たち家族にフィットする家」を実現したということ。
これこそ、注文住宅の真の魅力ではないでしょうか。
【実例】宿泊体験でわかった、“思い込み”からの気づき
先日、福井市で家づくりをご検討中のご家族(仮称:大宮2の家)に、我が家で宿泊体験をしていただきました。
ヒアリングでは「お風呂や洗面などの水回りは、リビングと同じ階にある方がいい」というご希望でしたが、
我が家はリビングが2階、水回りは1階。
18:30にお越しいただき、事前にお伺いしていた「帰宅後すぐお風呂に入る」という習慣に合わせて、その時間にお風呂を準備。
まずはお風呂に入っていただき、その後は一緒に食事の準備、という流れを体験していただきました。
すると…
「水回りが階をまたいでも、こんなにスムーズに暮らせるんですね」
「なぜ“同じ階”にこだわっていたのか…今の住まいの影響だったのかも」
という気づきを得られたようでした。
“図面”から“実感”へ。宿泊体験が家づくりを変える
実はこのご家族には、これまで6つのプランをご提案していました。
でも、どれもしっくり来ている反応が感じ取れず、どこか「フワッ」とした手ごたえのない時間が続いていました。
ところが、宿泊体験を経てお見せした7案目。
今回は明らかに、お施主様のリアクションが違いました。
「このプラン、ちょっとリアルに暮らすイメージが持てました」
「ここはもっとこうしたいかも」
“図面”ではなく、“暮らし”としてプランを捉えてもらえた瞬間だったと思います。
【体験する家づくり】正解は、“あなた自身の中”にある
家づくりには「万人に通用する成功法則」はありません。
あるのは、あなたの暮らしに正直な選択です。
私たちは、失敗は共有できますが、成功は人それぞれだと考えています。
だからこそ、家づくりでは「体験」から得られる気づきがとても重要です。
エクリュでは、図面や言葉だけでは伝えきれない“暮らしの実感”を体感していただけるよう、
「宿泊体験」プログラムをご用意しました。