家づくりの相談をする 資料請求はこちら

ブログ

自分を深く知り、自分の足で歩むということ

——ウェルビーイングに暮らすために——

先日、福井県農林水産部県産材活用課ふくいの木利用室の室長と主事が、エクリュにお越しくださいました。

「県産材に触れるイベントへ、ぜひ参加してほしい」と、わざわざ足を運んでくださったのです。

お二人とも終始にこやかで、熱心に私たちの話を聞いてくださり、
「エクリュは、会社として県産材などを“推す”ことはできません」とお伝えした際も、ご理解いただき、深くうなずいてくださいました。

私たちは、“何かを推す”のではなく、“ご自身が選ぶ”ことを大切にしています。
それは「NEEDSをカタチにする」という、エクリュの姿勢に基づいています。

そこから話題は自然と、「ウェルビーイングとは何か」という方向に移っていきました。


エクリュが考えるウェルビーイングとは

「自分を深く知り、自分の足で歩めるように支えること」。

自分にとって心地よい暮らしとは何か。
どんな住まいが、自分にとって本当に“仕合わせ”なのか。
その問いを、自分の言葉で、自分の感覚で見つけていけるように——。

私たちは、その過程に静かに寄り添いたいと考えています。

ウェルビーイング

この考えをお話しすると、お二人はとても共感してくださり、
「まさに、それがウェルビーイングだと思います」と言っていただけたことが、本当に嬉しく感じました。


「自分を知る」とは、簡単なことなのか

でもね。
こうして日々様々な方々と向き合っていると、時折ふと、問いが湧いてくるのです。

「自分を深く知る」って、本当に簡単なことなんだろうか?
「自分の足で歩く」って、実はとても孤独で、怖いことじゃないだろうか?

たとえば——
ある時、「ようやく自分らしく歩き出せた」と思えた方が、
ふとした出来事や、誰かの言葉や場面によって、気持ちが引き戻されるような瞬間を迎えることがあります。

まるで、歩み出した足元が揺さぶられるように。
「伝えなきゃいけない言葉が、きちんと届いていなかったのかもしれない」と感じるような瞬間も、実際にあります。

でもそれは、きっと特別なことではなくて。
私自身も、これまでの人生で何度も経験してきたことです。


揺れながらも、歩みを止めない

人は揺れるものだと思います。

迷い、立ち止まり、ときに逆戻りしてしまうこともある。
けれど、揺れながらも歩みを止めないこと。
それこそが、本当の意味での「自分の足で歩く」ということなのではないかと思うのです。

小さな一歩を、燃え盛る炎のような派手さではなく、
静かに、絶え間なく続く地熱のような力へとつなげていく。
その積み重ねが、やがて「自分らしい暮らし」や「自分らしい生き方」につながっていく。


エクリュは、そばにいます

エクリュは、その歩みに、寄り添い続けたいと思っています。

すぐに理解されなくても、
一度は引き戻されてしまっても、
それでも、焦らず、諦めず、
静かに、お一人おひとりと向き合っていきたい。

ウェルビーイングに暮らすということは、
他の誰かや社会が決めた“正解”に合わせることではなく、
自分の中にある“仕合わせ”を、少しずつ見つけていくこと。

そしてその旅路を、信じて進んでいこうとするすべての人の伴走者でありたいと、私たちは願っています。