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壁の役割

壁は何の為にあるのか?

最も基本的な役割のひとつに、「ハッキリと間仕切る」があります。
外と内や部屋と部屋など、2つ以上のエリアを明確に分ける時、壁が影響力を発揮します。

上の絵は、エリア01からエリア02へ人が移動しようとしているところを示しています。

今の状態を立体視すると、上の絵の様な感じです。

ここに壁を描き加えます。
そうすると下の絵の様になります。

壁を設けた事で、エリアからルームになりました。
つまり同一だった空間が、二つの部屋になりました。

今度は、壁のカタチを変化させる事で、変わる意識を感じてみましょう。
下の絵をご覧ください。

壁にある開口部の形状が変わるだけで、エリア02への移動欲求が高まったり、エリア02への期待度が高まる感覚を感じていただけましたでしょうか?

また、壁の開口部を変化させます。
意識などの違いを再び感じてください。
では、下の絵をご覧ください。

今度は垂れ壁を無くしました。
ルームからエリアに近付いた事に気付かれましたでしょうか?

つまり二つの空間の距離感が近付きました。

この様に、壁は、その形状を変化させる事で、空間を分断したり近付けたり、逆に遠ざける事も出来ます。

今日は壁の役割の一例をお伝えしました。