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ブログ

理想の暮らしは。

理想の暮らしがわかったとしても、なぜ、自分の暮らしは自分で分からないのか?

 
価値観

前回のブログでは、

「理想の暮らしを継続させるためには、
現在の暮らしを言語化することが不可欠である」

というお話をしました。


けれど、それは簡単なことではありません

 
「今の暮らしを言葉にしましょう」

そう言われると、
できそうな気がするかもしれません。

けれど実際には、
これはとても難しいことです。

なぜなら、

暮らしは、あまりにも当たり前だからです。


暮らしは、“無意識”でできている

 
朝起きてから寝るまでの流れを、

どこで何をしているのか、
どんな順番で動いているのか、

正確に説明できるでしょうか。

たとえば、

・起きてから家を出るまで、何回スイッチを入り切りしている?
・床に置かれた古新聞を、1日何回かわして通過している?
・1日でトイレを使う回数は?

それらを一つひとつ、
言葉にしようとすると、

意外なほど、すぐには出てきません。

それは、

暮らしが“考えているもの”ではなく、
“染み込んでいるもの”だからです。

まるで、
脳ではなく筋肉が覚えているように。

細胞のレベルで繰り返されているものだからこそ、

言葉として取り出すことができないのです。


自分のことは、自分が一番分からない

 
自分のことは、自分でわからない?[鏡に威嚇するレッサーパンダ]

少し厳しい言い方かもしれませんが、

自分の暮らしは、
自分では見えにくいものです。

頭で考えようとすると、

どうしても「理想」や「あるべき姿」が混ざってしまう。

結果として、

本当の現実ではなく、
“こうありたい自分”を言語化してしまうことも少なくありません。


それでも、ここを外すとすべてがズレていく

 
しかし、

この「現在の暮らしの把握」を外したまま進めてしまうと、

どれだけ良い間取りでも、
どれだけ美しいデザイン性でも、

暮らしは整っていきません。

なぜなら、

使い方が分からない住まいは、
機能しないからです。


必要なのは、“歪みの少ない鏡”です

 
では、どうすれば良いのでしょうか。

自分では見えないものを、
無理に見ようとするのではなく、

外から映し出してもらうこと。

それが、ひとつの方法です。

ただしそれは、

正解を教えてもらうことではありません。

自分の中にあるものを、
歪みなく映し出すこと。


エクリュという存在

 
歪みの無い鏡

エクリュは、

住まいの正解を提示する存在ではありません。

そうではなく、

お施主様の中にある「当たり前」を、
丁寧に言葉にしていく存在です。

日々の何気ない行動や、
無意識に行っている習慣。

それらをひとつずつ拾い上げ、

傾向を見て、
理由を見て、
意味を見ていく。

そうすることで、

ご自身でも気づいていなかった
「暮らしの構造」が見えてきます。

それはまるで、

歪みの少ない鏡に映し出されるように。


理想の暮らしは、見つけるものではなく、整えるもの

 
理想の暮らし

理想の暮らしは、

どこかに用意されているものではありません。

新しくつくるものでもありません。

すでにあるものを、
正しく捉え、整えていくものです。

だからこそ、

現在の暮らしを言語化すること。

そして、

それを一人で抱え込まないこと。

それが、

「理想の暮らしが継続される住まいづくり」において、
とても重要なポイントになるのです。