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家を建てる理由は、果たされ続けるのか?

家を建てれば、「自分好みの空間」は続くのでしょうか?

 
家を建てる主な理由として、
「家族の成長に伴って、今の住まいが手狭になった」
「家賃を払い続けることに疑問を感じた」
「自分好みの自由な空間を持ちたい」
といったことが挙げられるそうです。

確かに、家を建てることで、
今より広い空間を得ることができます。

必要な部屋数を確保することもできます。

家賃から住宅ローンへ、
住居費の支払い方を変えることもできます。

そして何より、
壁の色や床材、
キッチンや家具の配置まで、
自分の好みに合わせた空間をつくることができます。

それは、
家を建てる大きな魅力のひとつだと思います。


でも、その「自分好み」は続いているのでしょうか?

 
僕が気になるのは、
最後のポイントです。

「自分好みの自由な空間を持ちたい」

その想いは、
家を建てた瞬間に叶えば、
それで終わりなのでしょうか。

むしろ僕が考えたいのは、
その「自分好みの空間」が、その後も続いているのか?
ということです。

家を建てたばかりの頃は、
きっと嬉しい。

新しい家具を置いて、
好きなものを飾って、
きれいに整えた空間で暮らす。

「こんな家にしたかった」
そう思える瞬間も、
きっとあるでしょう。

でも、
暮らしはそこで終わりません。

子どもは成長します。

家族の生活時間も変わります。

モノも増えます。

職場状況や人間関係も変わるかもしれません。

そして、
家そのものも少しずつ変化していきます。

だからこそ、
「建てた時に好きだった家」
ではなく、
「暮らし続ける中でも、好きでいられる家」
を考える必要があるのではないでしょうか。


「人を呼びたくない家」になってしまったら?

 
ひとつのバロメータとして、
「家に人を招くことができるか?」という問いがあります。

kufuraの調査では、
家を建てた後、
「到底呼べない」「呼びたくない」
と答えた人が、
46.5%にのぼったとされています。

半数近くの人が、
人を家に呼びたくない、
あるいは呼べない状況で暮らしている。

もちろん、
「人を家に呼ばない暮らしが悪い」
という話ではありません。

人を招くことが好きな人もいれば、
そうではない人もいます。

そこに正解があるわけではありません。

僕が気になるのは、
「本当は人を招きたいのに、招けない」
という状況です。

もし、
「友人と食卓を囲みたい」
「家族や親戚を招きたい」
「気軽に人が遊びに来る家にしたい」
そんな想いを持って家を建てたにもかかわらず、
数年後には、
「人を呼びたくない」
「人を呼べない」
となっていたとしたら。

それは果たして、
「自分好みの自由な空間」
と言えるのでしょうか。


家は、建てた時が完成ではない

 
僕たちは、
家を建てることそのものを
目的にはしていません。

大切なのは、
その家で、どんな暮らしを続けていくのか。

だから、
家を建てる前から、
「どんな家にしたいですか?」
だけではなく、
「どんな暮らしを続けたいですか?」
と考える必要があると思っています。

そして、
その暮らしを続けるためには、
自分が何を大切にしているのか。

何を心地よいと感じるのか。

何に時間を使いたいのか。

何なら不便でも構わないのか。

逆に、
何には負担を感じるのか。

そうしたことを、
自分自身で知っておくことが大切です。

家は、
暮らしを自動的に良くしてくれるものではありません。

自分が大切にしたい暮らしを、
続けやすくするための環境。

僕は、
住まいにはそんな役割があると考えています。


「自由な空間」よりも、大切なこと

 
自分好みの空間をつくる。

それは、
家づくりの大きな楽しみです。

でも、
「何色の壁にするか」
「どんな床材にするか」
「どんな家具を置くか」
という選択のもっと前に、
「自分は、どんな暮らしを続けたいのか?」
を知ることが必要なのではないでしょうか。

その答えが分かれば、
何を選ぶのかも変わります。

何を選ばないのかも変わります。

そして、
何を便利にして、
何をあえて不便なまま残すのか。

そんな判断も、
少しずつ見えてくるのだと思います。

家づくりは、
「理想の家」を一度つくることではない。

理想の暮らしが続いていく環境を、
一緒につくること。

僕たちエクリュが考えているのは、
そんな住まいづくりです。

あなたが家を建てた先に、
続けたい暮らしのイメージはありますか?

家を建てる理由。暮らしのイメージ