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御見積書

2021年10月16日 / (仮称)文京5の家

今日は(仮称)文京5の家の、原価オープン方式の御見積書による打合せを行いました。

弊社の御見積書は、全国的にも珍しい、原価オープン方式の御見積書です。

住む方にとっての良いお住まいとは、住む方の価値観で構成されたお住まいである。
弊社では、その様に考え、原価をお伝えした御見積書になっています。

原価オープン方式の御見積書を作成するには、当たり前ですが、どの部材でどうやって作るのかが、明確である必要があります。
そこで、見積を作成する前に、作り方を考えて伝える為の詳細図などを含めた「見積図書」を作成して、それを元に見積を行います。

芦屋のマンションディベロッパー(UL)に勤めていた頃(一般の建築業界)では、当たり前の事でしたが、住宅業界に関してはその当たり前が当てはまらない事が大半で、結果、見積図書どころか、設計図書すら作成しないまま契約して竣工する会社さんも珍しくありません。

それは、マンションなどビル建築には、既製品という概念がかなり希薄で、そもそもがフルオーダー(特注品)なのに対し、(コスト面などの理由もあり)戸建住宅建築は、多くの部分(会社さんによっては全ての部分)が既製品で出来ています。

その様な理由もあり、見積図書の作成も不要で、御見積書に関しても一式になった見積が多くなります。
ある意味で見やすく分かりやすいのですが、それでは詳細な部分の費用対効果を図る事が不可能な為、(語弊のある表現をすると)ファーストフード店で、飲み物は少量(S)で良いのに、セットだからと「L」が付いてくると言った様な、お客様のニーズを図る事が出来ない状況になっている事が現状です。

そこで弊社では、冒頭に述べた、本来の「住む方にとって良いお住まい」の実現の為、原価オープン方式の御見積書を作成しています。

原価オープン方式の御見積書の作成は、多大な時間と労力を必要とし、お施主様にはお時間をいただき作成させていただいています。
ですので、プランニングなどの打合せの際には、概算見積書にて打合せを行います。

原価がわかるモノに関しては、(工事のご予約をいただいた方は)原価をお伝え・表示された概算見積書ですが、大部分を坪単価により建築費を算出している為、実際の原価オープン方式の御見積書とは金額の一致が難しいです。
しかし、当然、出来るだけ近付けるべく、日々、概算見積書の改善を図っております。

皆さまももしかしたらお耳にされた事があるかも知れませんが、ウッドショックと言って、木材の価格が急騰しています。
最近では、その上昇率も落ち着きを取り戻しつつあるとお聞きしていますが、それでも以前の価格にはまだ開きがありなす。

以前の様になるのか?
このままの価格が標準になるのか?
それは誰も分かりません。

(ウッドショックは例外中の例外ですが)この様に、様々な不確定要素があり、概算見積書を実際の原価オープン方式の御見積書と一致させるのは困難を極めます。

今回、(仮称)文京5の家の最初の御見積書は、大変申し訳ありませんが、その不確定要素が多く、ご予算から大きくオーバーしてしまいました。
弊社としても微力ながら出来る事を出来る限りさせていただきますが、本当に申し訳無く思います。
その様な中、お施主様におかれましては、10時に始まった打合せですが、18時まで減額を一緒にご検討いただきました。

お忙しい中、大変お時間をいただき、またご検討をいただき、ありがとうございました。
お施主様にとっての良いお住まいになり得る様、力を尽くして参ります。
今後ともご協力いただけましたら幸いです。

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