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ブログ

インテリアの方向性|当初プランの再確認

「間取り(面積確保)」ではなく「内部から組み立てるプラン」

今日は、(仮称)大宮2の家の現場にて、
インテリアや内装仕上げなどの打合せを行いました。

インテリアのプレ打合せ

エクリュでは、住まいのプランニングにおいて、
いわゆる「間取り」。つまり、面積確保から考えることはしません。

家具や調度品はもちろん、
その住まいに入る“内容物”からプランニングを始めます。

つまり、内部からプランを組み立てる、という考え方です。

ですので、プランが完成する頃には、

「この収納には、これとこれを入れる」
「ダイニングには、このメーカーの、このテーブルを置く」
「この壁には、F30号の絵画が掛かる」

といった具合に、
インテリアの方向性も、ある程度まで見えています。

とは言え、
「思っていた家具が購入できなくなった」
「照明器具はこちらの方が良くなった」
など、変更を余儀なくされることもあります。

そこで、内部空間の完成イメージが
うっすらと立ち上がってきたタイミングで、
あらためてインテリア構成を見直す打合せを行います。

今日は、そのためのプレ打合せでした。


インテリアのイメージは、プラン段階から

クロスの貼分けは、建物が完成に近づいてから、
現場を見ながら決める方が多いのではないでしょうか。

「子供部屋はこれ」
「トイレの背面はこれ」

といった具合に、イメージもしやすいですから。

エクリュでも、最終的には現場で確認しますが、
それ以前に、空間全体のイメージをうっすら共有した上で、
クロスの貼分け方を想定しておきます。

それによって、垂れ壁や袖壁など、
空間の「形状」そのものをデザインしておくのです。

これも、内部から設計するという考え方があるからこそ、
可能になることだと思っています。

垂れ壁の有無や形状、クロスの貼分けも、
既製品の組み合わせの結果ではなく、
積極的に選択した「形」として存在しています。

(多分…リアルには、なかなか伝わりにくい話ですが)

大宮2の家


オーナー様の素養

(仮称)大宮2の家のオーナー様との出会いは、
実は、エクリュ・ギャラリーやエクリュ・カフェが先で、
工務店としてのエクリュ・ARCは後でした。

そのためなのか、
それとも、もともとの素養なのか。

内側から考えるプランニングや、
「ハレ」ではなく「ケ」から住まいづくりを始める考え方を、
とても自然に受け入れてくださいました。

また、本当に繊細で、
かつ安定感のある感性をお持ちだと感じます。


当たり前を当たり前に

(仮称)大宮2の家の打合せの風景

もしかすると、
身構えていたのは、僕の方だったのかもしれません。

その雰囲気やセンスから、
無意識に、先回りして判断していた部分があった気がします。

当初は、少し「見せ場」を意識したプランをご提案していました。

しかし、オーナー様の安定感のある感性とバランス感覚によって、
プランは次第に、より真っ当な形へと整っていきました。

当たり前を、当たり前にすること。

実はそれこそが、
一番難しく、力を注がなければならないことなのだと思います。


外があるから内側

もうひとつ印象的だったのは、
内側から外への意識が、とても強かったことです。

窓の外にどんな景色があるのか。
季節や空気感を、どう取り込むのか。

敷地や棟配置、窓の位置を、
何度も微調整しながら検討しました。

内側にいながら、外を感じられること。
それは、日々の暮らしにとって、
潤いや刺激を与える大切な要素なのだと思います。

借景を眺めて暮らす


安定感を持つ形状

イメージ・マップからは、
RC造の建築物のような、重さと安定感を感じ取りました。

そこで、ファサードだけでなく、
内部空間にも、RC造的な形状を取り入れています。

「真っ当さ」や「バランス感覚」、
そして「安定感」。

これらは、(仮称)大宮2の家を読み解く、
重要なキーワードかもしれません。

イメージ・マップ


準備万端

今日は、次回の内部仕上げ材の
発注承認打合せに向けたプレ打合せでした。

ブログでお伝えしたキーワードをあらためて共有しながら、
形状の意味や理由を再確認し、
次回決めていただく色彩や素材の方向性を
整理することができたと感じています。

間取りを意識した形状