ファサードから観えてくる【続く喜びの家】の想いとは?
10月5日(土)から14日(月)、福井市高木町にて
オーナー様のご厚意のもと、「続く喜びの家」内覧会を開催致します。
今日は、【続く喜びの家】のファサード(外観デザイン)から観えてくる、オーナー様ご家族の想いについてお話したいと思います。
【続く喜びの家】の外観デザインで、最も印象的なのは、片流れの大きな1枚屋根でしょう。
この屋根は、ほぼ真南を向いており約20度の勾配です。
これは比較的発電効率が高くなる事を図っての事です(98%程度)
また、太陽光パネルを出来る限り多く設置出来る様に考え、1枚屋根としました。
【続く喜びの家】には、蓄電池も設置されています。
エネルギーの自給自足を図り、電気代の高騰など社会情勢の影響からの直撃を避けて、比較的安定したライフサイクルコストを図っての事です。
ライフサイクルコストの圧縮と言った意味では、外壁材もその一例です。
【続く喜びの家】の外壁材は、住宅などで最も多く使用されている窯業系サイディングボードと言う材料を使用しています。
しかし、【続く喜びの家】のサイディングは、一般的なそれとは違い、(イニシャルコストは増えてしまいますが)維持管理の回数や費用(ランニングコスト)などをかなり抑えた材料などを使用されています。
【続く喜びの家】にとって「持続可能性」は、最も重要なファクターのひとつでした。
ですので、ずっとかかり続けるランニングコストへの考慮や配慮、ニーズは、とても深いモノでした。
この大きな1枚屋根には、大きな穴が空いているのが外観からも分かります。
全て屋根にすれば、もっと太陽光パネルを設置出来たり、部屋など空間も広く取れますが、そこに大穴を開けたところが、【続く喜びの家】らしさが表現されているポイントとも言えます。
1枚屋根の大穴は、上写真の様な外部吹抜けがある事で出来た開口です。
→参照記事1「吹抜けを通過するモノ。」
→参照記事2「1階のウッドデッキと、2階のウッドデッキ。」
この大穴が1枚屋根に設ける事になった時、僕は、前の大阪万博、丹下健三のお祭り広場の大屋根に、岡本太郎が穴を開けて太陽の塔を建てた事を思い出しました。
と言うのも、立体的、水平方向に広がって行く都市をイメージした丹下健三の先進的・近代的な建築物に、先進的・近代的と言う言葉とはほど遠い、むしろ古典的・民俗的との言葉の方が近いと感じさせる太陽の塔が、その建築物に大穴を開けてしまう感じに、とても似ていたからです。
持続可能性の探求に、再生可能エネルギーの利用やそれを貯めておく機器の使用(アクティブ)による実現。
一方、楽しさや豊かさなどと言った数値化しづらい事の中に、持続可能性を見出して出来た大穴が、大阪万博と類似して感じ取れました。
「持続可能性」は、「利便性」や「先進技術」だけがもたらすモノでは無く、むしろそれと対峙して捉えられそうな、「遊び」だったり「無駄」「ゆとり」などの中にも多く存在している。
そんなオーナー様の深い思考が、【続く喜びの家】のファサードからも観て取れます。
今日は、【続く喜びの家】のファサードから観て取れる、オーナー様の想いのお話を書かせていただきました。
オーナー様のご厚意のもと、10月5日(土)から14日(月)まで、「続く喜びの家」内覧会を開催致します。
是非この機会をご利用いただき、皆さまのお住まいづくりの参考になれば幸いです。
「続く喜びの家」内覧会は、完全予約制にて開催致します。
「続く喜びの家」内覧会の特設サイトからご予約が可能ですが、平日9:00〜18:00でしたら、お電話(0776-36-9001)。またEmail(info@ecru-arc.co.jp)などでも、お問い合わせなどいただければと思います。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。