「静と動の家」オナー様ご家族
2014年8月22日 / 静と動の家
2014年8月22日 / 静と動の家
2014年5月23日 / つながりの家 お日さまの家 凝縮の家 想像力の家 しぜん体の家 奥のある家 メゾン・ド・エクリュ 育みの家 安穏の家 静と動の家 包容の家 穏景の家 食粋の家 天開の家 四輝の家 有理の家 茶嬉(さき)の家 遊び心の家 両美の家 唯二の家 ゆきあいの家 想円の家 イロデコの家 三雲の家
今日は昼から、5月31日から始まる「三雲の家」完成内覧会の準備の打合せと、いよいよ明日からスタートするエクリュ10周年感謝イベントの最終社内打合せを、イベント会場である「遊び心の家」にて行いました。
先日(5月17日)、おかげさまで弊社は10周年を迎えることが出来ました。
ありがとうございます。
その感謝の気持ちを、10年間で建てさせていただいたお住まいのオーナー様にお送りするのが、エクリュ10周年感謝イベントです。
10周年であるこの1年をかけて、10年間で建てさせていただいたお住まいのオーナー様、皆さまへお届けすることを考えています。
今回は「つながりの家」のオーナー様ご家族を、遊び心の家にお招きし、ささやかな夕食をご一緒させていただきます。
その詳細な打合せをしました。
お喜びいただけるよう、出来る限りではありますが、感謝の気持ちと共におもてなしさせていただきたいと思います。
2014年5月17日 / お知らせ つながりの家 お日さまの家 凝縮の家 想像力の家 しぜん体の家 奥のある家 メゾン・ド・エクリュ 育みの家 安穏の家 静と動の家 包容の家 穏景の家 食粋の家 天開の家 四輝の家 有理の家 茶嬉(さき)の家 遊び心の家 両美の家 唯二の家 ゆきあいの家 想円の家 イロデコの家
2012年5月15日 / 静と動の家
今日は「静と動の家」のオーナー様とSALSAにランチを食べに行ってきました。
SALSAは、我が家(遊び心の家)から歩いても行ける美味しいイタリアンのお店。
引っ越して来てからは、お伺いする回数がかなり増えました(笑)。
今日はウニのスパゲッティをいただきました。
ウニのパスタは大好きです(笑)。
美味しかったですよ!
コーヒーまでいただき、今日はゆっくり楽しい食事をオーナー様と出来ました!
しかも、オーナー様のおごりで。
ご馳走様でした! ありがとうございました!(笑)
osteria SALSA(オステリア サルサ)
〒910-8027
福井県福井市福2丁目604
0776・34・8211
定休日:月曜日
今、打合せを進めさせていただいているお客様が「静と動の家の和室を見て見たい!」と仰るので、そのお願いと、打合せの進め方など見直しをしたので、それに対してのご意見をお伺いする為に、静と動の家のオーナー様と丸仙そば若杉支店で食事をし、cafe notes でお茶をしました。
何かを変化させると、今までとは違った反響や影響があるのは当然のこと。
たとえ表面上のカタチを変化させても、その反響や影響などに逆にコチラが影響されて一番大事な主軸がぶれないか?
オーナー様とお話をしながらいつも確認を取らせていただきます。
どんなに環境や状況が変化しても、変えなきゃいけないモノがあるのと同時に、変えてはいけないモノもあります。
それをオーナー様をはじめ、エクリュをご支持、ご支援していただいている方と守っていけるように、いつもコミュニケーションを取っています。
そんな方々に支えていただけて、本当に嬉しく、感謝しています(笑)。
2011年10月28日 / 静と動の家
今日のランチは「静と動の家」のオーナー様と「Alchemist(アルケミスト)」へ行ってきました。
いつ行ってもいっぱいで、中々入れないお店。
今日は11時30分会社を出てお店に向かいました。
その甲斐あって、今日は余裕で席に着くことが出来ました。
今日もオーナー様と色々なお話をたくさんしました。
今日のお話は、なんだかほっこりするようなお話でした。
やっぱり解り合えるって、とてもステキなことだなぁ~と思いながらお話を聞いていました。
PS. オーナー様
ステキなお食事とお時間、ありがとうございました!
ご馳走様でした。
Alchemist (アルケミスト)
〒918-8021
福井市門前1丁目201
0776-63-5613
定休日 水曜日(祝日の場合は翌日)
建物の上から下まで伸びたスリット。
コレには理由があります。
右側の細長い棟は階段室になります。
この階段室は2階の部屋に向かうための準備として不可欠な空間。
縦方向を強調し、左右に圧迫感を感じさせ、2階へあがると横方向に広がる視界。
感覚の切り替えにより、意識を切り替える。
それがこの階段室の役割。
スリットの意味。
ヨーロッパの歴史的建築物に入ったとき受ける印象と日本の歴史的建築物に入ったとき受ける印象で最も違って感じるのは開口部の位置です。
ヨーロッパの歴史的建築物は石やコンクリートで出来ており、ボルトと言われるアーチの空間が印象的で、開口部も縦長な窓などイメージが強く残ります。
それに比べて日本のそれは木造で柱と梁からなり、開口部は横に長く広く取られており、開口部と言うよりはむしろ床と天井を柱がつないでいると言った印象で、むしろ壁が無いといったイメージです。
「静と動の家」のお施主様との出会いは2006年までさかのぼります。
「つながりの家」を見に来られたのが最初です。
しかしそれ以前に色々ご自分でお調べになられたようでした。
当初は数寄屋造りの家に憧れ、そのようなおうちを建てる工務店などを調べられていました。
しかし、本格的な(フェイクではない)数寄屋造りはコストがかなりかかり、自分達がほしいスペースの確保が困難と分かり、今度は純洋式のお家を建てられているハウスメーカーへ行かれます。
しかしこれもヴォレーというヨーロッパの民家なんかによくある観音開きの木製雨戸(鎧戸)が、外壁にビス固定されているフェイクであることを知り、一気に興醒めされ、自分達の家づくりをどこに任せればいいのか路頭に迷っていたところ、ある知り合いからエクリュの事を聞かされ内覧会へお越しになったと言う経路がありました。
そのお話をお聞きした時、「静と動の家」のお客様は「その理由に共感できるカタチ」で構成された家が必要なんだと理解しました。
そしてお施主様の感覚は「日本人のDNA」が脈々と引き継がれていると感じました。
その一例が視界が横に広がる空間です。
リビングの空間は「日本人の感覚」を巧みに利用した空間です。
現在の建築基準法や、エクリュの基準である偏心率を考えると、中々難しいですのが、壁倍率を高めるなどし横長の大開口と出来るだけ空間内部に壁を設けないようにしました。
そのことにより、床と天井のラインが強調され、横方向の広がりを見せることができました。
実は、この横方向の広がりを協調するための仕掛けは、リビングの空間にいざなう階段室から始まっています。
階段室は吹き抜けになっており、2層分の縦方向の空間になってます。
階段を上る時の目線の動きは当然上に向かいます。つまり、縦方向の目線の動きになります。
それを協調する為に、階段巾は建築基準法限度まであえて絞りました。そうすることでより高さ方向を協調しました。
「狭く高い縦の空間を抜けると、そこは横に広がるのびやかな空間だった」
そんな印象を得てもらえるように階段室を検討しました。
日本の歴史的建築物の断面イメージは先ほどご説明したとおりですが、もうひとつ重要なポイントがあるように思います。
それは縁側の存在です。
上の写真はわたしの実家の近くにある奈良の慈光院です。
子供の頃、よく両親に連れて行ってもらいました。
この慈光院の写真でもお解かりいただけるように、縁側は庭園の風景をを室内に取り込むのに一役買っています。
庭に向かって伸びるように貼られた板の貼方向は目線を庭園に誘導します。
また、内部空間とも外部空間とも取れる中間的なイメージが、より庭園を身近なものに感じさせます。
それらは自然を愛し敬ってきた日本人の心が、カタチとして結晶化したものではないでしょうか?
「静と動の家」もそういった日本人としてのアイデンティティを大切に考え、カタチにしています。
床・壁・天井は外へ伸びていってます。
これらは外部空間を内部空間へ取り込んでいくためです。
また、外部のウッドデッキの板の貼方向も、慈光院に習って外へ向かうように貼られています。
数寄屋造りではありませんが、「日本のアイデンティティ」を込めながら、ひとつひとつカタチにしました。
「路地のようなスペースが欲しい。 若杉にあるはなまるきって居酒屋は知ってますか? あの感じが路地のイメージなんです。」
最初の頃に仰られたお施主様からのご要望でした。
左の写真は実際のはなまるきのエントランスの写真です。
当初は必ずプランの中にこのようなスペースがあったのですが、プランニングを進めていく中、どうしても他のスペースの方に(ご要望の)ウェートが重くなり、このような路地をエントランス部分につくることは出来なくなっていきました。
でも、お施主様はあきらめませんでした。
いつもエクリュでお話させていただくコトなんですが、欲しいものが手に入る方法は何かご存知ですか?
お金ですか?
誰とパートナーシップを組むかですか?
もちろん物理的な要因は否定できません。
でも、最も大切なもののひとつに「切なる想い」・「強烈な願望」があるのだと思います。
どんなことでもそうですが、コトを進めていく上で障害は避けて通れません。
その障害を乗り越え、目的を達成させるために必要モノは「想い」です。
その想いが強いか弱いかで叶うか叶わないかが決まると感じます。
左の写真は「静と動の家」の階段です。
この空間は居酒屋のエントランス空間と同じ役割を果たすことをコンセプトとして設計されました。
本論へ向かう為の序論のような・・・。
そんなイメージの空間です。
先への期待(希望)。
ファサードのスリット窓とルーフテラスのスリットはそんなアイデンティティをファサードからも解るようにしました。
写真で建物右側にある(路地的な)階段室を外観からも感じ取れるようにしました。
最初からずっと通して仰ったご要望である「路地的な空間」の意味するところを、建物の中にしっかりと注入できたのは、お施主様の想いの強さがあったからに他ならないと思います。
夢は願い続ければ叶うのだと思います。
それにはその先を期待できる強さが必要なのかも知れませんね。