想い入がいっぱい。

♪古いアルバムの中にかくれて想い出がいっぱい♪

さて今回は階段のお話です。

階段は、上下階への移動の為のスペース。
動線です。

商業施設や美術館などの施設の場合、動線計画はとても検討されるポイントです。
住宅でも家事動線など機能的な要素の動線は検討されますが、商業施設のような「どんなイメージで移動を楽しませるか?」などの芸術的要素では、あまり検討されることが少ないと感じます。

弊社のオーナー様(お施主様)の場合、この移動のイメージにも気を配って検討される方が多いと感じます。
中でも階段は、特にこだわられる方が多く、費用もかけられる方も少なくありません。

「階段」はドラマのシーンや流行り唄にも使われる場所で、ドラマティックな場所だからでしょうか?

♪大人の階段のぼる 君は未だシンデレラさ♪

「卓色の家」の階段の打合せは、階段に始まり、そして現場に入ってから(工事中)もギリギリまで検討したポイントの一つです。
そのポイントとは、「面のつながり」と「立体感」そして「集う階段」です。

階段を検討する場合、階段自体の立体を際立たせるオブジェ的な要素の場合と、壁と調和させ広がりを演出するためのつながりを強調する場合などがあります。
「卓色の家」はその両方の部分を持ち合わせる階段で、打合せ回数を要しました。

先ずは「集う階段」について。
キッチンカウンター部分から、通称ココスコーナー(ダイニングテーブル)部分への階段は、床事態が段差になる階段というより小上がりになっています。
この小上がり。
ウッドデッキスペースまでつながっていて、内外空間全てが小上がりになっているのが最大のポイント。
内覧会会場では、必ず、LDKとウッドデッキの床つながりをチェックしてみてくださいね!
きっと「集う」というイメージがご理解いただけるかと思います。

次は2階に上がる階段。
実は「卓色の家」の打合せの最初の頃。
階段のある部屋のイメージ写真からスタートしました。
LDKの一部として利用された階段でした。
そこで壁と一体化したイメージと階段が立体として見える工夫などを施してあります。

そんなポイントを内覧会で確認してもらえると嬉しいです。

・・・明日は、シアワセの作り方についてお伝えします。・・・

子供は遊んで大きくなる。

いよいよ来週(3月3日)から「卓色の家」内覧会がスタート致します。
先週からお伝えしてきた「卓色の家」内覧会の見どころ。
今週もお伝えしてゆこうと思います。
今週の第一回目は子供部屋についてお伝え致します。

壁に寄りかかっているハシゴ。

ハシゴって何故か登りたくなるんですよねぇ~
(僕だけですか?:笑)

写真は子供部屋です。
子供部屋は遊び心いっぱいです。

(特に)奥様は、いつもお子様と同じ目線に立ち、一緒に一生懸命遊ばれます。
そんなご家族の選択は、「子供は遊んで大きくなる。」ということから、このような子供部屋になりました。

何だか見ているだけで楽しくなってくる壁です。

実際は二段ベッドになっていて、登り棒でも降りて来られるようになっています。

内覧会の日、、、怖いなぁ~。
きっとどの子もこの壁をみて、おとなしく出来ないだろうなぁ~。。
くれぐれもお怪我の無いようにお願いします!!
また、お施主様のご厚意で内覧会をさせていただいていることを、くれぐれもお忘れなくお願いします・・・

・・・明日は、H2Oの名曲についてお伝えします。・・・

見上げてごらん僕の家を。

外観のことをファサードと言います。
ファサードは建物にとって、とても重要なポイントでもあり、弊社では打合せを重ねることが多いです。

でも街中では、ファサードが、間取りの結果に装飾をしただけの建物をよく見かけます。
それがニーズなら、それもまた良いのだとは思います。

「卓色の家」にとってファサードは、とても重要なポイントでした。
だから、間取りの結果を受け入れてファサードとするのではなく、その逆。
ファサードを意識して間取りを行いました。

「 ファサードのデザイン ⇒ 間取り 」

ファサードの重要なポイントのひとつが「庇」です。
写真はお施主様ご自身が撮影されたモノを使わせていただきました!

黒い立体に一直線に伸びる木質のラインを表現しています。

水平方向のディテールは、安定を暗示し、日本人がとても好むディテールです。
この木質のラインは、タイル調のグリッドのディテールに対して、水平方向を強調しています。

また、この庇。
建物の端まで到達していないところもポイントです。
建物の立体感(面)を庇が殺さない(切らない)ことが狙いにあります。
面がつながっている、分断しないことも、つながりやひろがりを暗示しています。

内覧会には間に合いませんが、表札の配置や形状なども打合せを先にしており、ファサードは計画的に決められました。

「卓色の家」にとってファサードは、とても重要なポイントで、意図の実現に工夫を凝らしています。
内覧会にお越しの際は、すぐに建物に入ってしまわず、一度立ち止まり、外観(ファーサイド)を見上げてみてくださいね!

実は裏側の外観にもこだわりがありますので、北側からもご覧ください。

・・・明日は、「子供は遊んで大きくなる。」をお伝えします。・・・

「色」のもう一つの意味。

前の記事で、卓色の家の「色」は時には会社の仲間と、時には家族でなど、「シーン」という意味が含まれていることをお伝えしましたが、もう一つの意味では、実際「色づかい」にも特徴があります。
例えば、黄色いパントリーやピンクのトイレなどもその一例です。
上の写真の和室の床の間は、インディゴブルーです。

弊社では家具の販売や製作も行っており、建築物とインテリアが調和することを図っています。

卓色の家は家具も弊社でコーディネートさせていただきました。
お施主様のご厚意により、内覧会にはその家具も展示されます。
とても楽しみです!(笑)

・・・明日は、卓色の家のファサード(外観)についてお伝えします。・・・

和室が必要な理由。

奥に黒い壁の立体が見えています。
これは和室です。

和室は大きく2つの役割があります。

先ず一つ目は、夜遅くまで続いた仲間との宴。
今日はもう遅いから、泊まっていってもらおう!
そんなタイミングに活躍するスペースとしての和室。

時間を気にせず仲間と楽しむために必要でした。

もう一つの役割は、日常に変化をつけるためでした。

この和室にも壁掛けテレビが設置されます。
テレビ好きのお子様と奥様がLDKとは違った雰囲気でテレビを楽しむこともお考えでした。
怖い話の番組とか、三角座りで集中して観る番組は和室で見られるのでしょうか?(笑)

あとはお家の中でお泊り会(お引越し)をお子様とされるそうです。

いつも寝ている部屋と違う部屋にお布団を敷いて寝ること(寝る部屋を変える部屋替え)を、現在のお住まいでもされていて、ちょっとした非日常感を楽しんでおられました。
そんな日常に変化を持たすためにも、和室は不可欠でした。

・・・明日は、「卓色の家」の「色」についてお伝えします。・・・

ご家族の日常や関係性が、暮らしになる。

壁から出ているカウンター。
これはTVカウンターです。
この上に60型テレビが設置され、Blu-rayデッキなどが設置されます。

とてもテレビ好きのお子様と奥様のたってのご希望で、「LDKのどこにいてもテレビが見られるように!」とのことから、この場所に設置されることになりました。

アールのダイニングテーブルの片隅に、少し広くなったスペースがあります。
ここはご主人のソファーが設置されます(お施主様のご厚意で、内覧会時には実際に設置されます)。

この設置場所こそが、ご主人らしさを表現したポイントです。

そのご主人らしさとは・・・
「ご家族を一歩引いたところから見守っておられる」
そんなご主人らしさを表現されています。

この場所に座ると見えるのは、下の写真。

テレビを必死に観る我が子と奥様の後ろ姿。
きっとその先に見えるテレビの内容なんて、ご主人からすればどうでも良くて、楽しんでいる家族の姿を見ている方が楽しいはずです。

・・・明日は、「卓色の家」における和室の必要性について、お伝えします。・・・

夢は、皆んなに支えらる。

ご主人は車がとても好きです。
若い頃は憧れのGTRに乗っておられたそうです。
羨ましい!(笑)

ご結婚されお子様も出来、仕事では立場あるポジションにもなり、優先順位としてのランキングを下げてきた「車」。
しかし、ファミリーカーとなった今も、毎月数百円だけは車の雑誌に割かれておられることを、奥様は横目で観ておられました。

「お住まい」はもしかしたら一生を過ごす場所になるかも知れません。
その為、ロングスパンでの目線が必要となります。
それが単なる恋心(1時の感情)か? いや!真実の愛(永遠の想い)?!
そんな見極めも重要となります。

(GTRに恋心で乗っておられる方もおられるのでしょうけど)ご主人の場合は本当に車(GTR)が好きで乗っておられたのでしょう。
また、気に入った車を楽しむ。 そんな時間や空間が持てるようになるのは、当然、ご自身の努力あってのことですが、周りの支えも不可欠です。

今回、暖かく奥様をはじめご家族のご協力あって、インナーガレージをお住まいに併設させることになりました。
「世田谷ベース」ならぬ、「大溝ベース」です!
ある日の打合せ。 奥様が見た夢の話になりました。
その夢では、大溝ベースにGTRがピットインされていたそうです(笑)

・・・明日は、「間取りにみる、ご家族らしさ」をお伝えします。・・・

仲間と家族と皆んなで、お酒や食事を楽しむ。

卓色の家を語る上で、最も重要なポイントは「仲間とグラスを傾ける」ということでしょう。
それも10名程、集まっては日本酒などのボトルを開け、美味しい食事と楽しい会話を肴に、夜が更けるまで飲み明かす。
上のスケッチは、そんな雰囲気を描かせていただいた卓色の家のイメージスケッチです(設計の打合せの際に用いたスケッチです)。

同じ職場にお勤めのご夫婦。
そのこともあって、現在のお住まいにあっても会社のご友人などが沢山、頻繁に集まっては同じ釜の飯を食って呑んでおられます。
新居に移られると、現在のお住まいより周辺の方々に気兼ねなく、そんな宴が出来、また泊まっていただけるので遅くまで楽しんでいただけることをとても楽しみにされています。
そんな想いを実現すべく、卓色の家の設計はスタートしたと言っても過言ではないでしょう。

しかし、ここからがエクリュの神髄。
「日常を拾い集めて設計する」ことが加わります。

ハレの日のご希望・ご要望は、キラキラしている分、目立っていて皆さんハッキリされておられるんです。
でも、ケ(日常)となると、あまりに当たり前すぎで意識にもあがってこないってことが珍しくなくあります。

卓色の家においての日常を設計した重要なポイントのひとつ。
それは・・・
「ご家族を一歩引いたところから見守っておられるご主人」
「お子様といつも同じ目線に寄り添っておられる奥様」
例えば、そんなご家族の在り方が、ダイニングテーブルの形状やレイアウトにも表現されています。

・・・明日は、ご主人の夢の実現についてお伝え致します。・・・

「卓色の家」名前の由来

2週間後に迫った「卓色の家」内覧会。
そこで、本日から毎日、「卓色の家」内覧会の見所などをブログにてお伝えします。

その最初の今日は、「卓色の家」の名前の由来からお伝え致します。

卓色の家の最大の特徴の一つは、このとても大きなダイニングカウンターテーブルです。

卓色の家は、その名の通り
存在感の大きなダイニングカウンターテーブルで、
時に会社の仲間たちを迎え、
時に家族だけで愉しむ。
その時に合わせてダイニングの「色」を出せる家です。

・・・明日は、ダイニングカウンターテーブルについて、更に詳しくお伝え致します。・・・

今後のラインナップ
 ・ 仲間と家族と皆んなで、お酒や食事を楽しむ。 (2月18日)
 ・ 夢は、皆んなに支えらる。 (2月19日)
 ・ ご家族の日常や関係性が、暮らしになる。 (2月20日)
 ・ 和室が必要な理由。 (2月21日)
 ・ 「色」のもう一つの意味。 (2月22日)
などなど
毎日更新します!!

2018年3月3日から「卓色の家」内覧会を福井県あわら市大溝にて開催致します。