来客者

時々、弊社に「ここは何屋さんですか?」と観光をされておられる方など、ご訪問いただく事があります。
それがきっかけで知り合いになった海外の方もおられます。
それらはきっと、入り口に暖簾がかかっている事が、その理由のひとつだと思います。

弊社には、カフェやギャラリー、私設図書室が併設されています。
オーナーズ・サロン(エクリュ・カフェ)と言って、弊社でお住まいを建てさせていただいた方専用のカフェを併設しており、その事が暖簾が出ている理由です。

そんな弊社ですが、今日は変わったお客様がお越しになられなした。

それは、ダブル・スズメ。
スズメバチと雀が、ほぼ同時に暖簾をくぐって入って来ました。

弊社の北東に、西光寺さんと言うお寺があります。
西光寺さんは柴田勝家公の菩提所です。

西光寺さんは、弊社の鬼門に位置し、勝手にお守りいただいていると感じています(笑)。

柴田勝家公の家紋は、上写真にある「二つ雁金」
二羽のスズメに見えませんか?
でも本当は雁(カリ)なんですね!

とは言え、二羽のスズメって縁起が良いらしいです。
スズメが家に入って来る事も縁起が良いとか。

ただ、1匹はスズメはスズメでもスズメバチ。
危ないので、戸締りをして現場に行く事にしました。
(本物のスズメは、2階の窓からお帰りいただきました)

(仮称)文京5の家は、外壁のコーキングを工事中。
内部は2階の壁が貼り終え、1階の壁のボードを貼りだしています。

今週末は、発注承認打合せ(壁仕上げ材)を行う予定です。
皆さまのご協力を得て、打合せ用のサンプルが会社にどんどん届いています。

今日は、珍客が弊社に来られました!

価値観を注ぎ込む

今日は三有の家の仕様調整の打合せを行いました。

弊社は最終的に、原価オープン方式の見積書を作成して、仕様調整の打合せを行なっています。

とても手間がかかり、多大な時間を必要とする、更には遊びが無い原価オープン方式の見積書。
そこまでして原価オープン方式にこだわるのには、理由があります。

それは、比較が出来る状況を確保して、住む方がご自身たちの価値観をお住まいへ落とし込める様、想っての事です。
住む方の価値観で出来たお住まいこそ、住む方にとっての良いお住まいだと信じているからです。

「比較」

先ずそもそも見積書の金額が「比較」出来ないなんて、誰も想像出来ていない事かも知れません。

見積書は、(原価オープン方式でなくても)当たり前に全て「円」表記で、ドルやユーロが混ざる事はあり得ないので、当然に比較出来ていると感じるのは、致し方ない事だと思います。

ちょっと話を変えます。

内覧会などで和室がある際などに、時々いただく質問があります。

「これは越前間ですか?」

実は現在のお住まいの殆どは、畳自体2:1の大きさでもないのですが・・・つまり京間でも江戸間でも中京間でもありません。

例えば京都と江戸など、地域によって畳の大きさが違いました。

その理由は、畿内は畳の大きさから建物を設計したのに対し、江戸などは、柱芯で建物を設計したなどと言われています。

昔の寸法などは、(個体差のある)人体が基準だったので、その事も影響しているのかも知れません。

では、実際の違いを見てみましょう。

京間は、1.91×0.955 が畳1枚の大きさ。
江戸間は、1.74×0.87 が畳1枚の大きさ。
中京間は、1.82×0.91 が畳1枚の大きさです。

畳が6枚敷かれていると6畳と言う事になりますが、世界基準でカウントすると(内寸法で)京間は、10.94㎡。 江戸間は、9.27㎡。 中京間は、9.93㎡となります。

世界基準のM(メール)でカウントすると、同じ畳数が違った値になる。
因みに京間の6畳は、団地間(公団住宅)の8畳と同じくらいの広さになります。

この事が、内覧会などでいただく質問に繋がります。

「これは越前間(福井間・中京間)ですか?」
「いいえ、柱芯の面積で、9.9372㎡(6畳)、内寸法で、8.9436㎡となります」

話を戻して・・・

同じ「円」だからと言って、本当に比較が出来ているのか?

それは、「畳」の時の様に、実は違いが発生しています。
その違いを抑えるのが、原価オープン方式の見積書を作成する理由です。

詳しくは、弊社にお越しの際にご説明させていただきます。

今日は、原価オープン方式の見積書にて、三有の家の仕様調整打合せを行いました。

お施主様の価値観が、三有の家に注がれて行きます。

ファサードが、結構、大事だと思う。

ファサードが結構大事だと思うのは、それは家に帰ってきた際「我が家に帰ってきた!」と安心を感じて満足げに思うのは、ファサード(外観)を目にした瞬間ではないか?と思うからです。

「我が家に帰ってきた!」が、安心と満足を感じられるのには、それなりのファサードである必要があるし、もちろん帰りたくなるお住まいである必要があります。
とにかく、ファサードが果たしている役割は、街の景観といった社会的な役割はもちろんの事、もしかしたら一番長時間過ごす事になる家という空間での過ごし方に、かなりの影響を与えるのではないか?と考えられるのです。

そんな大事なファサードをどうするか?
もちろん色々お話をさせていただいたり、打合せをして決めていくのですが、弊社では、イメージマップが大きな役割を果たしています。

イメージマップとは
大学の4年間。
ザ・リッツ・カールトン大阪ハービス大阪を含む、西梅田再開発プロジェクトを行っていた竹中工務店でアルバイトをしていました。
その竹中工務店が使用していたのが、このイメージマップです。

イメージは、何々風とか何々らしいなどと明確な言葉にし難く、共通認識にするのがとても困難です。
イメージマップは、それを言語化したり分類する事で、共有化を図るツールです。

弊社では、ファサード(外観)を含めたイメージの共有化を、イメージマップを用いて行っています。
そしてこの大事なファサードをご決定いただいております。