天開の家
大きな開放感は、緊張感の中から。
2階面積の1/3をルーフテラスにする思い切った設計。近い将来、建物が密集することが予想される区画調整エリアにありながら、大きな開放感とプライベートを両立しています。この「緊張感の中で強調される安心感」の考え方は住まいの各所に反映され、全体的に「ほっ」とする空間を作り上げています。
所在地
福井市上野本町
用途
住宅
構造・工法
木造2階建GL立平葺き
延べ床面積
95.54㎡(28.9坪)
家族人数
4人
打合せ期間
2008年6月~2010年1月(1年8ヶ月)
契約工期
2010年1月~2010年8月(9ヶ月)
備考
サッシ:アルミフロント材
ガス温水床暖房システム
ガラスの階段室を設けることで、圧迫感を軽減。視覚的なひろがりが生まれています。
角度の付いた壁は、入り込む光の足を壁面になじませ、限られたスペースにさらなる広がりを感じさせてくれます。
階段の吹き抜けから降り注ぐ光は、まるで天に向かって登るかのよう。ソフトな間接照明が落ち着きを演出して。
1階から天に抜ける光庭にシンボルツリーを設置すれば、各階から異なる表情が楽しめることを想定しました。
低い天井をくぐり抜けた先にある洞穴のような主寝室。60cmほど高いテラスを併設し、「地下」のような雰囲気に。