緑陽の家
いつでも、住まいは、
家族の「木もれ日」であってほしい。
慌ただしい時も、何気ない時も。いつも、3本の樹が遊ぶ中庭が目に入る。休日は、木陰で読書にふけったり、ウッドデッキに腰かけてコーヒーを楽しんだり。枝葉のすき間から降るやわらかな光の下、大切にしたい時間を、大切にさせてくれる住まい。
所在地
福井市舟橋新2丁目
用途
住宅
構造・工法
木造軸組工法 2階建て
延べ床面積
117.47㎡(35.53坪)
家族人数
2人
打合せ期間
2019年1月~2020年5月(16ヶ月)
契約工期
2020年6月~2020年12月(6ヶ月)
備考
パティオ(植栽)
脇玄関
オリジナルTVボード(壁面収納)
ウッドデッキ
畳コーナー
ガラス手すり
ガラス欄間
電気ヒートポンプ式温水床暖房
ライトコントロールシステム
とてもシンプルなファサードの緑陽の家。3つの意味がそこにはあります。①幹線道路沿いにある為、窓を少なくし、遮音壁の役割。②裏側は白い壁になっており、プライベート性を確保した反射板の役割。③緑が映えるキャンパスの役割。
パティオ(中庭)には、アオダモ、イロハモミジ、ジューンベリーが植えられ、家のどこにいても緑が感じられる様になっています。また、高いプライベート性を確保する事、各部屋に光を沢山取り入れる事にも役立っています。
高いプライベート性を確保した上で断熱性も高いので、大きな開口もカーテン無しで過ごす事が出来ます。パティオに植えられた木々の葉が風で揺れめくように壁にスリットを設けています。葉に反射した光が1/fゆらぎを室内に届けてくれます。
読書が趣味の奥様。また時にはゴロっと寝転んで、パティオの木々を眺めていたい。そんな時間を可能にするのが畳コーナーです。急なお客様の待合としても機能。お泊りいただく時には、部屋にする事も出来ます。
そんなゆとりある暮らしを可能にしてくれるのは、家事がとても機能的に検討されているから、洗濯動線は非常にコンパクト。脱ぐ→洗う→干す→仕舞う→着るが4・5歩で納まるとても機能性の高い事が豊かな時間を増やすポイントです。