お休みをいただきました。

今日は久しぶりに時間が取れたので、お引渡しを済ませた集流の家経由で、白山平泉寺へ行って来ました。
写真は、平泉寺の南側、南谷坊院跡です。
この辺りには、写真のような石畳みの道が縦横に整備され、3千6百ものお坊さんの住居があったと言われています。
1574年に一向宗により全山焼亡。
今は立ち寄る人もほとんど無く、野鳥や虫の音がするばかりでした。
多くの方々の想いや思惑や喜びや悲しみの先に、今があるのでしょうね。。。
宗教も政治も、全て人がする事ですから。
それに完璧など存在し得ないでしょうから。
それでもそれぞれの最善を尽くすしか無いのでしょう。
その先に未来があると信じて。

今日は静寂の中、色々と考える事が出来、何より運動が出来ました。

バラが咲いた。

母の日にもらい、そこから妻が育ててきたバラが、また咲きました。

バラが咲いた
バラが咲いた

マイク眞木を思い出すのは、かなり古いのでしょうね。

空間のイメージ

今日は、(仮称)文京5の家の最後の発注承認の打合せ。
内装仕上げ材などの発注承認をいただく打合せをしました。

発注承認の打合せとは・・・

エクリュは、デザイン思考の会社です。
エクリュは、お施主様の(ウォンツでは無く)ニーズを大切にカタチにして行くシステムを考えてまいりました。
良いお住まいとは、住む方の価値観で構成される必要があると、弊社では考えているからです。

如何に正確にお施主様のニーズをお住まいに落とし込めるか?
その事を実現する為考えた独自の仕組みのひとつが、発注承認の打合せです。

図面や契約書などでは、お住まいのイメージなど、中々ご理解いただくのは困難な場合もあろうかと思います。
そこで、発注直前の部位などを現場の進行に合わせてご契約内容を確認させていただき、発注に進まさせていただく為の打合せが、発注承認の打合せです。

ギリギリまで調整を重ねて、可能な限り正確にお施主様のニーズをお住まいに落とし込むのが、発注承認の打合せの意図するところです。

本日ご決定いただいた内装仕上げ材は、壁や天井仕上げのクロスやタイル、塗装などです。

空間のイメージをどの様にしたいか?
多くの方々は、色や素材で作ろうとされます。
もちろん、それも方法なのですが、実はそれ以前に形状が大きな影響を与えます。

① 形状  ② 素材  ③ 色彩
3つのファクターでの検討すると、とても効果的です。

例えば(仮称)文京5の家では、内外の繋がりを強調する事で、リビングの雰囲気を生み出しています。
それに大きな影響があるのが、サッシの設置の仕方や納まり、壁収納の大きさなど、①形状 に関する事です。
先ずプランニングの段階で形状を整え、そうして今日は、(その形状が更に効果的なる)クロス(③色彩+素材感)を選択されました。

内部の壁が、外壁に繋がって見える様に、外壁に合わせた色のクロスを選択される事で、リビングの雰囲気を表現されています。

イメージを作る3つのファクターにプラスする上級者編
④ ストーリー

(仮称)文京5の家は、④ストーリー も検討されました。

寝室に設けたい落ち着いた雰囲気を、前室との対比で表現されています。

弊社では、プランニングの際、単に間取りにとどまらず、イメージ・マップからの情報などから、①形状 も雰囲気を作る為に検討致します。
具体的には、壁の厚みや内外の繋がりがあげられます。
それに加えて、④ストーリー も設けております。
具体的には、「くぐる」などの経験の有無があげられます。
(一例などは、下URLをクリックしてください)

①や④は、プランニングの際に選択しておく必要があります。
詳しくは、打合せの際にご説明致させていただきます。

今日は(仮称)文京5の家の最後の発注承認の打合せにて、内装仕上げ材などをご決定いただき、空間のイメージをまとめました。

「④ストーリー」の例は、以下のURLをご参照ください
https://www.ecru-arc.co.jp/blog/ご提案/付加するリフォーム
https://www.ecru-arc.co.jp/blog/付加するリフォーム(期待感を付加2)

来客者

時々、弊社に「ここは何屋さんですか?」と観光をされておられる方など、ご訪問いただく事があります。
それがきっかけで知り合いになった海外の方もおられます。
それらはきっと、入り口に暖簾がかかっている事が、その理由のひとつだと思います。

弊社には、カフェやギャラリー、私設図書室が併設されています。
オーナーズ・サロン(エクリュ・カフェ)と言って、弊社でお住まいを建てさせていただいた方専用のカフェを併設しており、その事が暖簾が出ている理由です。

そんな弊社ですが、今日は変わったお客様がお越しになられなした。

それは、ダブル・スズメ。
スズメバチと雀が、ほぼ同時に暖簾をくぐって入って来ました。

弊社の北東に、西光寺さんと言うお寺があります。
西光寺さんは柴田勝家公の菩提所です。

西光寺さんは、弊社の鬼門に位置し、勝手にお守りいただいていると感じています(笑)。

柴田勝家公の家紋は、上写真にある「二つ雁金」
二羽のスズメに見えませんか?
でも本当は雁(カリ)なんですね!

とは言え、二羽のスズメって縁起が良いらしいです。
スズメが家に入って来る事も縁起が良いとか。

ただ、1匹はスズメはスズメでもスズメバチ。
危ないので、戸締りをして現場に行く事にしました。
(本物のスズメは、2階の窓からお帰りいただきました)

(仮称)文京5の家は、外壁のコーキングを工事中。
内部は2階の壁が貼り終え、1階の壁のボードを貼りだしています。

今週末は、発注承認打合せ(壁仕上げ材)を行う予定です。
皆さまのご協力を得て、打合せ用のサンプルが会社にどんどん届いています。

今日は、珍客が弊社に来られました!

価値観を注ぎ込む

今日は三有の家の仕様調整の打合せを行いました。

弊社は最終的に、原価オープン方式の見積書を作成して、仕様調整の打合せを行なっています。

とても手間がかかり、多大な時間を必要とする、更には遊びが無い原価オープン方式の見積書。
そこまでして原価オープン方式にこだわるのには、理由があります。

それは、比較が出来る状況を確保して、住む方がご自身たちの価値観をお住まいへ落とし込める様、想っての事です。
住む方の価値観で出来たお住まいこそ、住む方にとっての良いお住まいだと信じているからです。

「比較」

先ずそもそも見積書の金額が「比較」出来ないなんて、誰も想像出来ていない事かも知れません。

見積書は、(原価オープン方式でなくても)当たり前に全て「円」表記で、ドルやユーロが混ざる事はあり得ないので、当然に比較出来ていると感じるのは、致し方ない事だと思います。

ちょっと話を変えます。

内覧会などで和室がある際などに、時々いただく質問があります。

「これは越前間ですか?」

実は現在のお住まいの殆どは、畳自体2:1の大きさでもないのですが・・・つまり京間でも江戸間でも中京間でもありません。

例えば京都と江戸など、地域によって畳の大きさが違いました。

その理由は、畿内は畳の大きさから建物を設計したのに対し、江戸などは、柱芯で建物を設計したなどと言われています。

昔の寸法などは、(個体差のある)人体が基準だったので、その事も影響しているのかも知れません。

では、実際の違いを見てみましょう。

京間は、1.91×0.955 が畳1枚の大きさ。
江戸間は、1.74×0.87 が畳1枚の大きさ。
中京間は、1.82×0.91 が畳1枚の大きさです。

畳が6枚敷かれていると6畳と言う事になりますが、世界基準でカウントすると(内寸法で)京間は、10.94㎡。 江戸間は、9.27㎡。 中京間は、9.93㎡となります。

世界基準のM(メール)でカウントすると、同じ畳数が違った値になる。
因みに京間の6畳は、団地間(公団住宅)の8畳と同じくらいの広さになります。

この事が、内覧会などでいただく質問に繋がります。

「これは越前間(福井間・中京間)ですか?」
「いいえ、柱芯の面積で、9.9372㎡(6畳)、内寸法で、8.9436㎡となります」

話を戻して・・・

同じ「円」だからと言って、本当に比較が出来ているのか?

それは、「畳」の時の様に、実は違いが発生しています。
その違いを抑えるのが、原価オープン方式の見積書を作成する理由です。

詳しくは、弊社にお越しの際にご説明させていただきます。

今日は、原価オープン方式の見積書にて、三有の家の仕様調整打合せを行いました。

お施主様の価値観が、三有の家に注がれて行きます。

ファサードが、結構、大事だと思う。

ファサードが結構大事だと思うのは、それは家に帰ってきた際「我が家に帰ってきた!」と安心を感じて満足げに思うのは、ファサード(外観)を目にした瞬間ではないか?と思うからです。

「我が家に帰ってきた!」が、安心と満足を感じられるのには、それなりのファサードである必要があるし、もちろん帰りたくなるお住まいである必要があります。
とにかく、ファサードが果たしている役割は、街の景観といった社会的な役割はもちろんの事、もしかしたら一番長時間過ごす事になる家という空間での過ごし方に、かなりの影響を与えるのではないか?と考えられるのです。

そんな大事なファサードをどうするか?
もちろん色々お話をさせていただいたり、打合せをして決めていくのですが、弊社では、イメージマップが大きな役割を果たしています。

イメージマップとは
大学の4年間。
ザ・リッツ・カールトン大阪ハービス大阪を含む、西梅田再開発プロジェクトを行っていた竹中工務店でアルバイトをしていました。
その竹中工務店が使用していたのが、このイメージマップです。

イメージは、何々風とか何々らしいなどと明確な言葉にし難く、共通認識にするのがとても困難です。
イメージマップは、それを言語化したり分類する事で、共有化を図るツールです。

弊社では、ファサード(外観)を含めたイメージの共有化を、イメージマップを用いて行っています。
そしてこの大事なファサードをご決定いただいております。

ファサードにみる工夫

今日は、外壁をほぼ貼り終えた(仮称)文京5の家の現場に行って来ました。

(仮称)文京5の家は、その特別な敷地と接道の関係性から、ファサードを印象的にする事を意識してプランニングをスタートさせたお住まいです。
つまり、ファサードが(仮称)文京5の家を象徴するポイントのひとつです。

一般的な敷地の多くは、間口(接道部分)より奥行きが長いですが、文京5の家の敷地は(角地では無いのに)その逆で、間口が広く、奥行きが短い敷地です。

この恵まれた敷地条件を最大限使ったファサードを含めたプランにしました。

その事が、分かりやすいのが上写真。
カメラに入り切らない伸びやかなファサード。
その伸びやかさを強調する形状などを選択されました。

その選択のポイントは色々あるのですが、例えば以下が挙げられます。

① 高さを抑えて幅をみせる形状(幅広く見せた外壁)
② 横長の開口部
③ 水平方向の線の強調、色を変えた唐草

上記などが、ファサードに加えた工夫です。

アプローチも距離を稼ぎ、ゆったりと雨に濡れず建物に入る感じをファサードから感じ取れる様にデザインされています(見た目だけでは無く、印象からくる伸びやかさ)。

伸びやかさが、(仮称)文京5の家のひとつのテーマですが、ディフォルメやフェイクとはならない様、品格を問いながらの選択も(仮称)文京5の家の特徴です(大げさでは無く、正当)。

そんな(仮称)文京5の家の現場。
階段が出来上がり、安全に2階へ上がれる様になりました。
(先週までは、ハシゴで2階に上がっていました)

暮らしをイメージする打合せ

今日はお休みのところお時間をいただき、我が家(遊び心の家)にて打合せをさせていただきました。

弊社では、築11年になる我が家を使っての打合せをさせていただいています。

実際に11年、暮らしている住まいなので、生活を観ていただく事が出来、ご自身の暮らしをリアルにイメージしていただける事が、弊社としての想いです。

お住まいは、パビリオンでも美術館でも無く、お住まいです。

日々の暮らしがスムーズに出来てこそ、美しさを保たれる日常的な空間なのです。
ですから、ご自身の暮らしをリアルにイメージしていただくのは、とても重要な打合せとなります。

一度ではきっとイメージしきるのは困難でしょうから、必要と思われるタイミング、又はお申し出など有ればいつでも我が家にて打合せをさせていただいております。

お引渡し

今日は、集流の家のお引渡しでした。

お引渡しは、先ず、住宅設備などの機器類の使用方法説明を行い、続いて契約時からの変更内容などのご説明。
そして、引渡図書のご説明をして、カギ・建物のお引渡しとします。

中には、そこに火災保険のご契約を加えられる方もおられ、今日は火災保険もご契約いただきました。

引渡図書とは、完成した建物の情報(図面など)や工事中の状況、検査結果や保証の内容など、竣工した建物の情報をお伝えする書類集の事を言います。

お引渡しの日は、毎日のようにずっと通っていた現場に、その日から通わなくなる事がいつも不思議な感じがして、少し淋しくも感じます。

しかし、今日も購入された家具などが新居に届き搬入されるなど、暮らしがスタートするおめでたい日。

建物がオーナー様に大切にしていただき、末永く健やかであって欲しいと感じたりもします。

オーナー様におかれましては、たくさんのお時間をいただき、またたくさんご検討・ご判断をいただき、本当にありがとうございました。
今後ともお住まい共々弊社を、何卒よろしくお願い致します。

会う日

今日は、オーナー様やお施主様と、良くお会いする日でした。

先ずは、(仮称)文京5の家のお施主様と、玄関タイルなどの打合せを行いました。

イメージマップをもとに空間のトータル的なイメージなどを決めるのですが、イメージマップにて言語化された「様式からの発展」と言う言葉を深める事になりました。
イメージマップとは?ココをクリック

昨日のブログでお伝えした様に、弊社では「まん中に住む」との言葉に表現される、自分たちらしいお住まいのあり方を深めています。
良いお住まいとは、住む方らしいお住まいと、信じて疑わないからです。

今日は、イメージマップの分析結果である「様式からの発展」とこ言葉をお施主様の言葉に置き換えていただき、その言語化されたイメージをどの様に空間に表現して行くのか?をお話させていただきました。

間も無く、最後の発注承認打合せがあるのですが、その打合せがとても楽しみです。
発注承認打合せとは?ココをクリック

その後、歩先の家に伺い、久しぶりにオーナー様とお会いしました。
会社から歩いて伺えるご近所と言う事もあり、時々お会いしていたのですが、ここ最近はお恥ずかしい話、バタバタしてしまいご無沙汰しておりました。
歩先の家はココをクリック

最後に、立華の家に伺いました。
流石! 玄関のニッチには、ステキに花が生けられていました。
立華の家はココをクリック

明日は、集流の家のお引渡しです。
集流の家はココをクリック