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どんぶらない

今日は(仮称)高木町の家のお施主様と、見積図書による見積もり内容の打合せを行いました。

見積図書とは、見積もりを行うに際して、どんな部材を使用してどんな風に作るのか?などを示す事で、より正確に金額を算出できる様、見積もりに必要な情報を詳細に伝える図面などを言います。

坪単価など、どんぶり勘定では無く、原価オープンの見積もりを作成している弊社だから、見積図書の作成が必要となります。

ちなみに、ビルなどの大規模な建築の場合、見積図書の作成などは至極当然に行います。
坪単価契約などは、規格品など標準化された物を多用する住宅産業(小規模な木造建築物)のみの特殊な仕組みです。

僕は以前、芦屋のマンションディベロッパーでマンションの設計をしていた事もあり、逆に弊社では見積図書の作成などは、当たり前に必要性を感じて行っています。

どんぶり勘定では無く、金額など比較的明確になるので、無駄が減少されます。

とは言え、弊社が原価オープンの見積もりを作成するのは、無駄を省く事が主たる目的ではありません。
むしろ無駄を省く事は、副産物です。

では、原価オープンの主たる目的は何か?

それは昨日のブログに書かせていただいた事こそ、主たる目的です。
「住まい」=「住む人」となる事。 それを自覚して目指していただく為です(temet nosce:汝自身を知れ)。

(仮称)高木町の家も、見積もり開始です。

(仮称)高木町の家も、「住まい」=「住む人」に近付けて行く様、打合せを重ねて行きます。