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続く事と、続かない事。

続く事と、続かない事。
その差は、どこにありますか?

好きな事は、続きますか?

好きだと思っていたのに、長い時間を過ごすうち、何が好きだったのか分からなくなった経験はありませんか?
もしくは同じ時間や同じ空間を共有したくないくらい嫌いになった経験はありませんか?
そうかと思うと、ずっと好きで続けている事もあります。

その違いは、どうして起こるのか?

好きにも色々あるので、続く為には、どんな風に好きかがポイントになると感じます。

僕が住宅業界で仕事をしてから、ずっと考えている事があります。
それは、理想の暮らしがどうすれば続くのか?という事です。

高級分譲マンションの企画・販売が得意だった芦屋のマンションディベロッパーに勤めていた頃から、裕福な方も、整った暮らしを続けている方が少ない事を残念に思い、どうすれば整った暮らしが、出来れば理想の暮らしが続くのか?その方法を模索し続けて今に至ります。

そこで実感しているのは、「好き」な理由が「魅力」にある場合の危険性です。

「魅力」は、例えば舶来品やヴィンテージ品など、自分に無いモノや自分から遠いコトに感じます。
言い換えると自分との不一致に魅力を感じています。

その為、当初はあこがれていても、時間が経つにつれて馴染めず、時にはアレルギー反応すら感じてしまう事もあります。
もちろん、時間をかけて自分ゴトとして馴染んで行くという事もあるでしょう。
しかし、魅力が強ければ強いほど、自分からの距離は遠くなり、馴染むのに要する時間や労力も多くなります。

これが「魅力」の危険性です。

故に、好きな理由が魅力にある場合、続けられない結果になる可能性が大きいと考えられます。

しかし一方で、お住まいを建てられる方にとっては、マイホーム計画は初めての経験である事が多く、そうなると、意気込んだり肩に力が入っていたりと、ドンドン魅力を追う住まいづくりをされてしまう事は、決して珍しくありません。
また、会社さんによっては、受注したい一心で夢のマイホームと題して魅力をアピールされる事もあるでしょう。

魅力をカタチにして行く住まいづくりが、整った暮らしや理想の暮らしが、住みだしてから続いていない要因である事に気付き、では、どんな「好き」でお住まいを構成すれば、整った暮らし・理想の暮らしが続くのかを考えて来ました。

その答えは、「WANTS」ではなく「NEEDS」で家を構成する事にあります。

この続きは、またの機会にお話しさせていただくとして、今日はここまで。
興味のある方は、ご連絡いただけると嬉しく思います。
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