ブログ

freedom

 鳥のように羽があれば何処にだって行けるけど
 帰る場所が無ければきっと何処へも行けない
 ただただ生きるのは嫌だ
 by ヒグチアイ

縛るのは状況では無く、自分自身の心。
むしろ、不自由の中にしか自由は存在しない。

色んな場所に行く意味を深めるには、帰る場所があっての事。

ルーツは武蔵野。
お墓は東京。
大阪生まれ。
今は実家は奈良。
一番長く住んでいる現住所、福井。
僕の故郷は何処か?分からず、故郷は日本として来たけど、昨日のブログで書いたように、今は我が家が(自分でつくった・つくり続けている)僕の帰る場所(避難場所)。
そうして「行く」とか「帰る」って感覚が定まった。

水面が揺らいでいると、水中の奥深く見通せない。
我が家でテレビのプラグを抜けば、静謐を取り戻し自分に帰る事が出来る。

これが我が家の場合の家を建てる事で得た意味かも知れないと、今日の打合せでお話しました。

だけど、決して家を建てる事を目的にしてはダメな事を強調しました。