単に圧縮するんじゃなくて(子供部屋など)。
Type-02からType-15まで、ファサードがほとんど変更無いながらもそれだけも間取りを変更したのには、面積を圧縮しなくてはならなかったからです。
理想で楽しく図面を描いていると、金額がドンドン増えちゃって・・・(苦笑)。
僕が住宅を建てようと思ったきっかけのひとつは、「上質な環境(良い空間)」の中、自分や子供達や家族に身を置いてもらいたいとのことがありました。
「住まい」は毎日の「食事」と同じだと思います。
僕達の身体は、間違いなく昨日食べたもので出来ています。
良いモノを食べると、健康的な良い身体となります。
それと同じように、良い空間に身を置くと、良いセンスや良い精神状態など自分自身の内面に大きく影響します。
ですので、面積などがドンドン圧縮される中、どうしても実現したかったのは内面に良い影響を与えるような「良い空間」をつくることです。
では、僕達家族にとっての良い空間とは?
そのひとつのキーワードが「遊び心」でした。
長男や次男にどんな部屋が欲しいかを聞くと、忍者屋敷みたいな空間だったり、アスレチックみたいな部屋ばかり(笑)。
そんな遊び心をくすぐるような空間を検討しました。
面積を圧縮しなきゃいけないので、こじんまりとして楽しく落ち着く空間を考えました。
そのヒントはドラえもんのベッドにありました。
「押入れに住む」。
次男は小さい頃怒られると押入れでふて寝したりすることもありました(笑)。
http://ecruarc.exblog.jp/11865998/← 参照
そこで、上にあるスケッチのような提案を子供達にしたところ、大喜び!(笑)
「もうひとつお願いがあるんだけど・・・二人で一部屋でもいいかな?」
と子供達(長男と次男)にお願い。
OKをいただきました(笑)。
実は我が家・・・ひとりあたり3帖程度しかありません。
だからこそ、こじんまりと落ち着く環境、遊び心をくすぐる環境を検討しました。
3帖を逆手にとって、オリジナリティーがある空間に仕上がったんじゃないかと思います。
長女の部屋はベッドにベールがかかっているような、お姫様のような部屋にしたかったんですが、これも3帖程度しかないので、大きなベッドなど入るわけも無く・・・。
でも、ベールのかかったベッドの発想をもとに3帖にまとめてみました。
長女は今まで自分の部屋がなかったので、3帖でも大満足(笑)。
そもそも僕達家族は、今まで居間(リビング)でみんな一緒にいたので、個室は最低限度の広さにしました。
収納も一箇所にまとめてしまって有効利用したりと、各所で圧縮を図りました。