新しい文化政策プロジェクト
今日は、芦屋のマンションディベロッパー時代の上司で、今もエクリュ・ギャラリーの運営などにご指導いただいているサロン・リーニュ・ド・ダットの北川さんのおすすめをいただき、京都大学の佐野真由子教授方々が行なっておられる活動「新しい文化政策プロジェクト」が福井で開催されるとの事で、場違いかも知れませんが行って来ました。
「社会の分子ではなく、分母としての文化政策」との提言の冊子を読み、「個(ミクロ)」に着目し続けている弊社には、全く違ったマクロな話に思えながら、ただ、「文化」の捉え方が大きく、またその視野から考えるより良い社会のあり方も、(既成概念にとらわれないと自負している僕が)まだまだ閉塞的であったと感じさせられる論文で、興味を膨らませて伺いました。
2時間ほどの短いディスカッションでしたが、「文化」の捉え方が膨らんだり収縮したりしながらも、とても刺激的な時間を過ごす事が出来、おすすめいただいた北川さんはじめ、皆さまに深く感謝せずにはいられない経験でした。
日本の文化(と言うとプロジェクトの文化の意味からは、誤解されてしまう方が増えてしまうかも知れませんが・・・)を、こんなに深く広く考えておられる方々もおられ、(チコちゃんの言葉を借りると)ボーッと生きている間も、そんな方々がおられる事で、文化レベルが保たれ高められるのだろうとも感じ、感謝致しました。
微力ながら、僕が大事に考えて守備している範囲(僕のポジション)で、何かお力になれる事があれば、こんなに嬉しい事は無いと感じました。