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「自分」たちにとって「良い」住まいとは?【第三話】

自分たち家族にとって、良い住まいとは?

皆さま、住まいをご計画される時、考えられる事が幾度もあるのでは無いでしょうか?

その答えに近づくには、3つの言葉の意味を深め、理解する必要があります。 それは・・・

① 「自分」とは
② 「良い」とは
③ 「住まい」とは

最後に今日は、③「住まい」とは? について考えたいと思います。

「住まい」の捉え方は、きっと人それぞれ、十人十色です。
ですので、ここでは僕自身が考える「住まい」とは?についてお話したいと思います。

多くの方々にとって、人生の中でとても多くの時間を過ごす場所は、2種類あります。

ひとつは、「職場」です。
そしてもうひとつが「住まい」です。

「職場」は、誰かの役に立つように頑張る場所。
「住まい」は、緊張から解き放たれ、リラックス出来る場所ではないでしょうか?

僕は仕事をする時、人生で多くの時間やエネルギーを費やすのだから、つまり①自分をカタチづくる大きな要素となるので、姿勢や想い、思考などを清く正しく美しくできるよう心がけています。

一方、それを可能にするには、「住まい」での充実した時間があっての事と思います。
「住まい」では、心の水面の波紋を、カガミのように静めるかの如く、リラックス出来て、トータル的に豊かな人生を送る事が可能になると、僕は考えています。

僕の好きな建築家、ルイス・バラガンは

「静けさこそが、苦悩や恐怖を癒す薬です。」
「豪華であろうと質素であろうと、静謐な家をつくることが、建築家の義務なのです。」
「私の家は、私の心の避難場所でした。」

と言っています。

そう言った意味でも、「住まい」を建てるお手伝いとは、大げさに言うと人生のカタチを変えてしまう程の事と責任を感じています。

だからこそ、「住まい」は、そこに暮される方々にフィットする、もしくは暮される方々そのものである必要があると、弊社では考えています。

それには、暮される方々(お施主様)と一緒に、暮される方々を出来る限り正確に表現出来る、考え方や仕組み、ツールや感性が必要です。