「美しい」「魅力」
「美しさ」は人をひきつける力がありますね。
美しい人や美しい物、美しい建築
僕も好きです。
魅力を感じます。
しかし、この「魅力」というモノ。
チョット要注意だと僕は考えています。
それは、「魅力」の構造にあります。
では「魅力」は、どんな状況、どんなモノに感じているか分析してみましょう。
魅力的な人とはどんなイメージですか?
自分には無い才能をお持ちで輝いている人でしょうか?
魅力的な食事は?
いつも食べている納豆や味噌汁と違って、もう少しハイカラなイメージでしょうか?
「魅力」
・美しいモノに感じる
・新しいモノに感じる
・歴史あるモノに感じる
・認知範囲を超えたモノに感じる
・自分にないモノに感じる
などなど色々あると思いますが、それらを総合して考えると、
「印象的で」
「距離感があり」
「非日常的」
なイメージを覚えます。
この自分との距離感が要注意のポイントだと僕は感じています。
距離感が大きくなれば、(一定の範囲は)それに比例して魅力も高まるニュアンスがあります。
つまり「違い」が「魅力」で、魅力には「自分では無い要素」を感じます。
それ(魅力)を日常に引き込むと問題も発生しかねないと考えるから、要注意だと思うのです。
例えば、、、
「魅力」を感じていたモノに、「不一致」を感じだす事も想像できます。
また酷い場合には、異物に対してアレルギー反応を示す場合もあるかも知れません。
コレが「魅力」を扱う上での僕が感じている要注意のポイントです。
「魅力」を追って自分という枠を超えていく事は、人が成長したり気付いたりする為にとても重要なプロセスです。
チョットぐらいの汚れモノならば
残さずに全部食べてやる(Mr.Children 名もなき詩)
しかし、それはプロセスです。
大事な事は、経験した後の「気付き」にあります。
きっと自分との違いの摩擦の中で、傷つけ合ったりしていき、丸くなったり己を知ったりするのでしょう。
こんな不調和な生活の中で
たまに情緒不安定になるんだろ(Mr.Children 名もなき詩)
そんなに遠くへ行かなくても(プロセスを踏まなくても)、本当は自分自身の中に知るべき事は存在していて、いつも答えは足元に転がっているんですけど、きっと必要なプロセスなのでしょうねぇ。。。
お住まいを計画される時。
美しさや魅力は、とても重要なファクターです。
なぜなら美しさや魅力は人を惹きつけ、ワクワクさせたり心を揺さぶるからです。
単調な日常を更に豊かにしてくれるかも知れません。
しかし冒頭にお伝えした様に、魅力は取り扱い要注意です。
しかもお住まいは、日常生活を送る上で基本となる場所です。
あなたにとっての豊かな日常生活とは?
その答えは、足元に転がっているのかも知れませんね!