表現(伝えたい事・伝わる事)
昨日は、(仮称)文京5の家のタイル仕上げについての打合せなどを行いました。
(仮称)文京5の家のオーナー様の選択。
イメージマップの分析通り、幾つかのポイントで安定的な傾向があります。
(⇒イメージマップとは?)
それを言葉にすると・・・
例えば、「ルーツ(歴史・様式)」「ハンドメイド(人・ぬくもり)」
全体的にはシンプルに構成されているのですが、何処かに「ツール」「ハンドメイド」雰囲気が感じ取られるポイントが存在している事です。
オーナー様との打合せでは、それらを総称して仮に「ミッドセンチュリー」や「モダニズム」などとあだ名を付けました。
とにかく、(仮称)文京5の家のオーナー様の選択は、ご本人たちが意識してか無意識のうちにか、いずれにしても選択の中に安定感があり、合理的な選択の中にも人間らしい温かみを感じるモノなどを選び出されます。
その選択の繰り返しで構成されたのが、(仮称)文京5の家と言えます。
例えば、それは、昨日の打合せのタイルの選択からも感じ取れます。
一方で、その事など意図や想いや選択を、感じ取れる人がどれ程存在するのか?との話にもよくなります。
「(自分たちの選択したコトやモノなどに対して)それだけの視力を持って、捉え、観る事が出来る人の目に触れる事があるのか?」
「まぁ、自己満足で良いのですけど(気付かれなくてもなんの問題は無いのですが)!」
打合せの際、そんな話になったりもします。
誰しも自分を超えて、モノゴトを観る事は、出来ませんからね。
お住まいは、芸術作品とは違います。
ニーズと機能を有しています。
一方で、表現でもある部分もあり・・・芸術に近い部分もあります。
「売れる(伝わる)音楽じゃなくて、自分たちの音(伝えたい事)を出したいねん!」
学生の頃、音楽をしていた時に、言ったか? 言ってないか? ・・・
ぼんやりとそんな事を、思い出しました。
表現した事が、ちゃんと伝わる。
こんなにステキな事は他に無いですね!