素材(マテリアル)の持つチカラ
「彩現の家」は、オーナー様(お施主様)の脳裏にある映像化されたイメージを、出来る限り正確に具現化するような住まいづくりでした。
と言うのも、以前、県外でお住まいの購入を検討された事があり、オーナー様の脳裏にビジュアル化されるくらい、お住まいへの具体的なイメージが存在していました。
夢がカラー映像でビジュアル化されれば叶うと言う人もいますが、まさにそんな感じでお住まいをカタチにして行ったのが「彩現の家」でした。
ビジュアル化されたイメージなので、使用する素材までが明確でした。
そこで今日は「素材」の話を書こうかと思います。
お住まいへのご希望・ご要望は、様々なファクターがあります。
弊社では、それらを5つのファクターに分類して考えています。
①社会性 ②芸術性 ③機能性 ④経済性 ⑤生産性
以上の5つのファクターで分析しています。
(詳しくはココをcheck)
③機能性には、例えば、「掃除のしやすさ」や「維持管理のしやすさ」があります。
豊かな暮らし・理想の暮らしの実現には、時間に追われにくい様にする事も、建築が果たさなければならないポイントですので、「家事楽」はとても重要なファクターになります。
③機能性を探求すると、建材など化学物質になりがちです。
一方、天然素材などは、環境負荷・身体負荷が少なく、また素材が持つ存在感の様なモノがあり、②芸術性などのニーズを満たしてくれます。
こんな風に、「便利さ」と「豊かさ」の狭間に、皆さま、いつも揺れ動きます。
機能性は数値化出来る事が多く、逆に芸術性は数値化出来難い事が多く、判断し辛いのもその理由でしょう。
数値化出来難いですが、「素材」から受ける影響は確実にあります。
それはどう表現すれば、感じ取っていただけるでしょうか?
「固有の周期で発するエネルギー」だとかえって分かり難いかな?
そのモノで無いとつくる事が出来ない空気感があります。
「作り手の制作にかけた思い」にも似ています。
(また分かり難くなったかな?)
「彩現の家」は、ビジュアル化されたイメージをカタチして行ったお住まいです。
ビジュアルは素材にも至るほどリアルなイメージだったので、当然、素材にもこだわりました。
その事も、「彩現の家」の空間が持つチカラに大きく影響している事は、言うまでもありません。
お住まいの打合せの際、ウェブサイトやカタログだけで選ばれるのでは無く、実際サンプルなどを取り寄せて触れてみて決められてはいかがでしょうか?