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「三有の家」みどころ 2.外観(ファサード)

「三有の家」は、元々は新保2丁目ではなく、別の場所で計画を進めていました。
しかし、訳あって、そこの土地が購入出来なくなり、新保2丁目にて建てる事になります。

以前の敷地でのプランから、ほとんど変わっていないのがファサードのデザインです。
それは当初から、弊社の実績紹介にある「凝縮の家」のようなファサードに似せたいとのご要望があったからです。
(因みに凝縮の家は、オーナー様に住吉の長屋に似せたファサードとのご要望がありました)

新保2丁目の敷地に代わってから、間取りが変わっても、ファサードの形状はほとんど変わらずに、完成まで至りました。

ひとつだけ変わったのは、リビングのソファー横についた小窓です。
ソファーに腰掛横目にみる、この小窓からの眺めがとてもキレイで、今だと雪景色の山並みが見えています。
ファサードに影響しますが、上記の理由から小窓は設けました。

「服は、自分以外の人の為に着る」と言います。

カガミが無いと服を着ている自分の姿が見えないですし、服を着た姿は、自分以外の人が目にする為です。

これと同じく、ファサードなど外観は、周辺環境や通りがかる人たちの為にあるとも言えます。

僕も奈良の学園前に住んでいた頃、会社の通勤時、百楽園あたりを走る近鉄電車の車窓から見える、少し変わったデザインのお住まいを、よく目で追いました。
当時勤めていた会社(アーバンライフグループ)は、マンションディベロッパーですが、その会社でも「風景をつくる仕事」と、その責任をよく問われました。
こんな風に、建物の外観やファサードは、私物でありながら公共性があります。

「三有の家」はえちぜん鉄道勝山永平寺線の線路沿いにあります。
そこで、その車窓からみえる外観もデザインするようにご要望がありました。

リビング・ダイニングの吹抜けには、シャンデリアのようなペンダントライトがあり、夜はその灯りを大きな窓から外の漏れ出し、えちぜん鉄道の車窓から見えるように考えられています。

このように、「三有の家」は、ファサードを含めた外観にも気を配られました。
「個の充実 ⇒ 楽しい家族 ⇒ 豊かなコミュニティー」
そんな思考が、外観からも見て取る事が出来ます。

余談ですが・・・浮遊感のある、ベンチの足置きも、内覧会で実物をご覧ください。