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斜めの軒天は、昼は空への意識、夜は反射板。

今日の想支の家は、ユニットバスの施工をしています。

住宅設備が設置されると、お施主様は少しワクっとされます。

想支の家のユニットバスは、装飾性を抑えてシンプルな仕様にされました。
マニマルなイメージのユニットバスです。

少しワクっとすると言いますと・・・
外観からも内観からも印象的な軒天が、出来ていました。

想支の家のルーフテラス上部の軒天は、勾配天井になっています。

その理由は、ファサードを印象付ける事でもあるのですが、特に夜のファサードが、その斜めの軒天に光を当て、印象を与えます。

夜、軒天は反射板の役割を果たします。

お住まいから漏れる温かみのある灯りは、通りかかる方々にも癒しを与えます。

また昼間は、階段を上がってくるとこの軒天が役割を果たしています。

その役割は、軒天が斜めである事から、目線が空に向く様に誘導する事です。

軒天が水平だと意識は正面に向きやすいですが、空に向かって勾配があるので、意識が空に向きやすいのです。

天気の良い日は、階段の途中で立ち止まって、流れる雲を眺めたり・・・何て、そんな時間の余裕がない時もあるかも知れませんが、時には、そんな風に過ごしていただければと思います。